11/3~11/5万博記念公園で、圧倒的な工芸体験イベントを開催!「日本工芸産地博覧会」
3連休、いかがお過ごしですか?
11/3(金)~11/5(日)までの3日間、圧倒的な工芸体験イベントが大阪・万博記念公園で開催されるのをご存知でしょうか。
北は北海道から南は沖縄まで、50を超えるつくり手が集う、圧倒的な工芸体験型イベント「日本工芸産地博覧会」。
工芸好きにはたまらない、待ちに待ったイベントが、2年ぶりに帰ってきました。
全国の作り手が集結し、実際に製造現場を見学しているような臨場感ある実演やワークショップ、物販、産地の風土に根付いたフードマルシェなど、圧倒的な「工芸体験」です。
2021年開催の際の様子をお届けいたします。
今年の開催は、よりパワーアップした内容でお届けしますが、「どんなイベントなの?」の参考までにご覧ください。
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入場ゲートをくぐると、工芸のインスタレーションがお出迎え
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会場のゲートをくぐると、正面に見えてくる、ひらひらと風にはためくカラフルなもの。
近づいてみると…
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注染染めの製造現場で見る、伊達干しやぐらです。
風にたなびく様が美しく、気持ちいい景色。青空の下で、実際のものづくりの現場にある景色に出会えるなんて、一気に気分が高揚します。
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伊達干しから少し逸れて、ステージの近くに行くと、こちらも何やら大がかりな作業中。
何をしているのかと聞いてみると、「たたら場の炉をつくっている」との回答が。イベント期間3日をかけて、たたら場をつくり、最終日の11月28日(日)には、炉に火をいれて「たたら吹き」の様子が見られるのだそうです。
もののけ姫の中でしか見たことがない光景が、実際に目の前に広がることを思うと、わくわくします。
まるで製造現場にいるかのよう!臨場感ある実演がそこかしこで。
会場内を歩いていると、カンカンカンと、リズムよく響く音が聞こえてきます。
音に誘われ、足を伸ばしてみると…
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なんと、鎚で銅を叩く鍛造の現場に遭遇します。
こんなところで実際につくっているなんて、と驚きますが、このものづくりの実演、玉川堂さん以外にもそこかしこで実施されているのです。
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人だかりができているブースを覗いてみれば…
こちらは、にじゆらさんによる注染染めの実演です。
全国から、工芸メーカーが集い様々な商品と出会えるだけでも楽しいのですが、実際につくる現場を見れることが、このイベントのすごいところ。
ここでご紹介しているのは一部で、他にも様々な工芸の職人さん達によるものづくりの現場に出会えます。
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職人さんが教えてくれるワークショップで、本格的なものづくり体験
このイベント、もう一つ楽しい体験型コンテンツがあります。
ワークショップで様々なものづくりが体験できるのです。その数なんと、40種類以上。事前予約制にはなりますが、枠が空いてれば当日の飛び込み参加も受け付けてくれます。
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こちらは、能作さんによる、錫のぐい呑づくり。
職人と同じ工程(生型鋳造法という砂を押し固めて鋳型を造型する方法)で、本格的な鋳物づくりを体験できます。
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ヤマチクさんによる、箸づくりの様子。
竹を自分で削って自分好みの細さや形のお箸をつくれます。削った後は、カラーオイルで色をつけて、世界に1つだけのオリジナルお箸に仕上げることができます。
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トリプル・オゥさんによる、刺繍廃材を利用したクリスマスオーナメントづくりでは、さまざまな刺繍モチーフやパーツを組み合わせて、自分だけのオリジナルを手軽に制作することができます。
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菅原工芸硝子さんのブースでは、カラフルなガラスの端材を組み合わせて、オリジナルの箸置きがつくれます。
たくさんの手仕事に出会う、物販スペース
各ブース内では、職人さんが実演している横で商品の販売も行っています。
一つひとつ丁寧に職人の手で生み出されている。そんなものづくりの背景を実感して、手に取る品々にはより一層愛着が湧きます。忘れられないお買い物体験になること間違いなしです。
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日本全国から50を超える工芸産地が集い、たくさんのつくり手やものづくりの現場に出会える、これまでにないイベント。週末どう過ごそうか、と悩まれたら、ぜひ参加してみてください。
産地で培われた素材・技術・風習を大切に、職人の手によってつくられるものづくりに出会えます。
開催概要
日本工芸産地博覧会
日程:2023年11月3日(金) 、4日(土)、5日(日) 10:00 ~ 17:00
場所:大阪 万博記念公園内お祭り広場(大阪府吹田市千里万博公園1-1)
入場料:500円
内容:日本全国の工芸産地ワークショップイベントの開催、日本全国の工芸品の販売、マルシェイベントの開催
詳細はWEBサイトをご確認ください。