龍潭寺 (りょうたんじ)

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井伊家存続の危機を救った女領主、井伊直虎が眠る井伊家の菩提寺。奥浜名湖の北、湖に注ぐ井伊谷川と神宮寺川に沿う井伊谷地域に位置し、一帯の台地は縄文・弥生の遺跡や古墳、水にまつわる伝説も数々残されている。
古代より人の営みがあった肥沃な土地に建つ龍潭寺の歴史は古く、733年(天平5年)に行基菩薩によって建立されたと言われる。室町時代末期、井伊家20代直平が帰依した黙宗瑞淵和尚を開山として迎え禅宗となった。
井伊家は平安時代から戦国時代までの600年にわたって一帯を治め、のちに徳川家に仕えて江戸幕府を支えた名門。その元祖井保公出生の井戸も龍潭寺そばにある。境内には歴代の井伊家墓所があり、2017年大河ドラマでその激動の人生を描かれた井伊直虎は、生前結ばれることのなかった幼少時代の許嫁、直親の隣に祀られている。
「日本の森百選」にも選ばれた約1万坪の美しい境内や、東海一の名園と謳われる小堀遠州作の庭園など四季の自然を愛でながら、歴史散策を楽しみたい。

国指定名勝の池泉鑑賞式庭園


写真提供:浜松市

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