「紙祖神」岡太神社・大瀧神社

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越前和紙は、今から約1500年前に岡本川の上流に美しい姫が現れ、「この村は清らかな谷川と緑豊かな山々に恵まれているので、紙漉きを生業とすれば生活が潤うだろう」と村人に紙漉きの技を教えたことが発祥とされている。以来、「岡太(おかもと)神社・大瀧神社」にはこの姫を紙祖神(しそしん)「川上御前(かわかみごぜん)」として祀るようになり、和紙職人から“紙漉きの聖地”として大切に崇められている。

川上御前は普段、背後にそびえる権現山の「奥の院」に祀られているが、毎年春と秋に行われる例大祭では下宮(里宮)にお迎えし、紙漉きが行われている五箇地区を巡幸する。2018年は記念すべき1300年祭(2018年5月2日〜5日開催予定)を控えている。

大きな杉の木がそびえ立つ境内
社殿は天保14年(1843)に建立されたもの。国の重要文化財の指定を受けている
緻密な彫刻は福井県の有名なお寺、「永平寺」の勅使門を手がけた宮大工の大久保勘左衛門によるもの
社殿の側面には中国の故事を題材にした彫刻が施されている

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