奥出雲 たたらと刀剣館
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日本で唯一、奥出雲で操業を続ける「日刀保たたら」と、そこで生産される和鋼「玉鋼 (たまはがね) 」を用いて造られる日本刀 (日本美術刀剣) について展示解説を行っている施設。「日刀保たたら」での操業の様子をビデオやパネルで紹介しているほか、たたらで生産された重さ3トンにもなる粗鋼の塊「鉧 (けら) 」の実物や、たたらの材料となる砂鉄・木炭などが展示されている。実物大の「たたらの炉」と、保湿・防湿のための複雑な地下構造の断面模型は圧巻。いまもなお、文化財保護法の選定保存技術認定事業として操業している「日刀保たたら」の様子を肌で感じられる。