奥出雲 たたらと刀剣館

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日本で唯一、奥出雲で操業を続ける「日刀保たたら」と、そこで生産される和鋼「玉鋼 (たまはがね) 」を用いて造られる日本刀 (日本美術刀剣) について展示解説を行っている施設。「日刀保たたら」での操業の様子をビデオやパネルで紹介しているほか、たたらで生産された重さ3トンにもなる粗鋼の塊「鉧 (けら) 」の実物や、たたらの材料となる砂鉄・木炭などが展示されている。実物大の「たたらの炉」と、保湿・防湿のための複雑な地下構造の断面模型は圧巻。いまもなお、文化財保護法の選定保存技術認定事業として操業している「日刀保たたら」の様子を肌で感じられる。

入り口では、出雲の神話に登場するヤマタノオロチのモニュメントに迎えられる
入り口では、出雲の神話に登場するヤマタノオロチのモニュメントに迎えられる
実物大の炉と地下構造の断面模型。炉は高さ1.14メートル、地下構造は、深さ5メートルほどもある。巨大な設備の様子、考え抜かれた仕組みに圧倒される
実物大の炉と地下構造の断面模型。炉は高さ1.14メートル、地下構造は、深さ5メートルほどもある。巨大な設備の様子、考え抜かれた仕組みに圧倒される
模型は裏側からも鑑賞できる。炉の傾斜や構造が忠実に再現されている
模型は裏側からも鑑賞できる。炉の傾斜や構造が忠実に再現されている
炉に空気を送り込む「天秤天秤吹子 (てんびんふいご) 」の模型。模型には自由に登ることができ、板を踏みこむ吹子体験ができる
炉に空気を送り込む「天秤天秤吹子 (てんびんふいご) 」の模型。模型には自由に登ることができ、板を踏みこむ吹子体験ができる
原料作りからの長い道のりを経て作られた美しい太刀の展示も。波紋の様子など間近で見学できる
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