春日大社
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1998年に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録され、朱塗りのあでやかな社殿や藤の名所が有名な春日大社。奈良に都ができた頃に日本の国の繁栄と国民の幸せを願い、神山御蓋山(みかさやま)の山頂に神様を祀ったのが起源で、今の社殿は天平文化の華やかな768年に中腹に造営されたもの。一之鳥居(重要文化財)から春日灯籠が並ぶ参道を行くと萬葉植物園があり、園内では万葉集に登場する草花約300種が見られる。また、境内の国宝殿には、国宝352点・重要文化財971点を含む約3000点を収蔵している。背後の春日山を包む春日山原始林は、太古の姿を現在に伝え、この地の歴史を感じることができる。