東大寺二月堂修二会

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古都奈良に春の訪れを告げる行事、東大寺二月堂の修二会。天平勝宝4(752)年に始められたこの法要を勤めるのは「練行衆」と呼ばれる僧侶たち。その練行衆が人々に代わって二月堂の本尊「十一面観音菩薩」に懺悔し、天下泰平や五穀豊穣などを願う悔過法要が二月堂の修二会である。2月20日より前行がはじまり、3月1日から14日までの間が本行となる。本行中の夜ごと二月堂に上堂する練行衆の道明りとして灯される「お松明」や、12日の深夜に若狭井と呼ばれる井戸から本尊にお供えする「お香水」を汲み上げる「お水取り」などの儀式から、修二会は「お松明」「お水取り」という名でも親しまれている。

写真:峯明日香
写真:峯明日香

トップ写真:木村昭彦

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