深谷温泉 元湯石屋

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深谷温泉 元湯石屋

北金沢 (森本地区) の中ほど、金沢市内中心部からほど近い場所にありながら、静かな山狭の“秘湯”と呼ぶにふさわしい風情を漂わせた宿がある。寛政元年 (1789年) 創業の元湯石屋は、加賀藩ゆかりの老舗旅館として昔ながらの佇まいを今に残す。美しい自然に囲まれたこの場所は、城下町金沢の「奥座敷」とも呼ばれている。

この地に湧く深谷温泉は、今から1200年ほどむかし、奈良時代の僧、行基菩薩に発見された名湯。薬効豊かといわれ、宮本武蔵が傷を治癒したという言い伝えも残る。宿の中庭には、野外能舞台として100年の歴史を刻む能舞台が建っている。楽屋などの舞台裏を直接見られる能舞台見学サービスもある (要事前予約) 。

国内のみならず、海外からも多くの旅行客が訪れている。温泉でゆっくりと体を癒し、金沢の歴史と文化を感じながらくつろぎたい。

船形
格子天井や年代物の調度品など、むかしの佇まいを感じさせる客室。大きく開かれた窓からは、季節ごとの金沢の景色が味わえる
蔵
天保元年に造られた蔵を改装した客室「天保蔵」
深谷温泉 元湯石屋 野外能楽堂
金沢は藩主が発展に注力したこともあり、「空から謡が降ってくる」と言われるほど能楽が盛んな地。この能舞台は、現在も能楽研究や演能に使われている
演能
薪に火をともして上演される能の様子。宿でくつろぎながら幽玄の世界へ誘われる
宮本武蔵
琥珀色のお湯は、人々の湯治場として親しまれてきた。「美人の湯」とも称される、肌触り滑らかな泉質
多くの美術品が並ぶ
広間で使われている見事な金屏風。館内のいたるところに由緒ある金沢の伝統工芸品が展示されており、さながら美術館のようにも楽しめる
溶姫の道具
11代将軍徳川家斉の娘、溶姫が加賀に輿入れした際の道具など貴重な品も残されている
加賀懐石
産地直送の魚介や古代米、深谷地区で採れる野菜などをふんだんに用いた加賀料理が味わえる

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