赤羽まんぢう本舗
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1924年 (大正13年) 創業の和菓子屋。創業時から全ての和菓子を一つひとつ手づくりしているという。店名にも掲げている「赤羽まんぢう」は、「茶まんぢう」「ゆずまんぢう」「きんとんまんぢう」の3種。
中でも「茶まんぢう」は、益子を代表する陶芸家・濱田庄司のお気に入りの一つで、来客用も含めて日に100個の注文が入ることも多々あったそう。黒糖の薄皮とほどよい甘みの餡は、どこかほっとする素朴な味だ。「父からは、濱田先生は沖縄で作陶していたこともあるので、沖縄産の黒糖が口に合ったのかもしれないと聞いています」と4代目主人の赤羽岳治 (あかばね・たけはる) さん。濱田専用の岡持ちもあり、先代が砂利道の中を1日に3回も配達したこともあったと振り返る。
看板商品の「赤羽まんぢう」と並んで人気なのが、地元産のイチゴ「とちおとめ」に白餡を合わせた「いちご大福」 (12月~5月中旬) 。そのほかにも、自家栽培のサツマイモを使った芋ようかん (9月下旬~5月上旬) や草餅 (2月~5月) など、季節に合わせた和菓子が揃う。店内では好きな和菓子と緑茶のセットを味わえるので、窯元めぐりの合間にぜひ立ち寄りたい。



