西明寺
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益子町を見下ろす高館山、その中腹に位置する西明寺は、737年に行基によってひらかれた古刹だ。本尊は十一面観音菩薩で、坂東巡礼第20番・下野第13番の札所でもある。境内には国の重要文化財に指定された室町時代の建築物が3つあり、中世建築の重厚さを間近で見ることができる。本堂内には鎌倉時代の仏像が一堂に安置され、いずれも県の重要文化財に指定されている。また、世にも珍しい「笑い閻魔」も見ものだ。天然記念物のコウヤマキやシイの巨木も生育するなど、豊かな緑に囲まれた西明寺。ハイキングがてら、歴史と風情を感じたい。