【はたらくをはなそう】中川政七商店店長 赤瀬司
赤瀬 司
(中川政七商店 マークイズみなとみらい店 店長)
2013年入社
大日本市伊勢丹新宿店、中川政七商店東京本店を経て、
2016年中川政七商店コレド室町店店長、2017年4月より現職。
この会社に入社するまでにも、いくつか販売の仕事をしてきました。
そこでは単に店舗に届いた商品を管理、陳列、販売、補充するということを深い考えなどなく、マニュアル通り、完全に個人の問題として
黙々とこなしていたと思います。
中川政七商店ではたらき始め、180度自分のスタンスが変りました。
自分ではなく、他者のことをまず考えられるようになったからです。
店舗での販売を後方支援してくれる本社の方々、販売する商品全てを適切に維持・管理し、各店舗の希望通りに送り出すなどの倉庫業務を担う方々、そして「日本の工芸を元気にする!」の旗の下に集ってくれた全国の、世界に誇るものづくりをされている各メーカーの方々。
中川政七商店に入社して驚いたことですが、これらの方々との距離が本当に近いのです。
この人たちのために!と思わせてくれる方々が多いです。
そして店長として店舗にいる以上、最重要と考えていることが店舗スタッフのコンディションです。
お客様にとって中川政七商店との直接の出会いは全国にある各直営店です。
そこを担うスタッフが心身ともに充実し、気持ちよくいてくれる店舗作りを何よりも心掛けています。
私もそうですし、はたらく上で全スタッフにも望み求めることですが、
常に精神的余裕をもつこと。
余裕が生まれないように追い込むような指示を私は絶対にしません。
自分がいる店舗が売上だけではなく、各スタッフのスキル、店舗の雰囲気なども良く評価され、自分のやり方は間違ってはいないと自分自身で強く感じられるようになりました。
やる気も実力も積極性も個性もある方々が多い中川政七商店の中では、
私は最も普通で、消極的で、全然前には出たがらない人間ですが、そんな私に今回のこのようなお話がいただけるとは本当に凄い会社だなと思います(笑)。