【わたしの好きなもの】理想のエプロンで家事スイッチを入れる「kitten.kyotoのMAKU」

新しいエプロンが欲しくなり、事あるごとに探してはいましたがなかなか決まらず、はや2~3年。お店でいくつも手に取るうちに、「どんなものが欲しいのか具体的に考えず、やみくもに探してるから見つからないのかも」と気がついて、理想のエプロンの条件を改めて挙げてみることにしました。

まず年々重要に感じているのは、肩がこらないくらいの適度な軽さと、動きやすい柔らかさ。
そして床やお風呂掃除の時に屈んだとき、前に垂れて汚れたりしないこと。
さらに、洗いやすいタフな生地で、少しのシミやキズがあっても味わいにしてくれるような懐の深さです。
そして一番大切なのは、着けた時にテンションが上がるデザインであること。

家事道具すべてに欲しい条件かもしれませんが、なかでも特に、私にとってエプロンは、制服のようにわかりやすい”心の家事スイッチ”なのです。

お気に入りの靴を履くと背筋がシュッと伸びるように、少し面倒なこともササッとこなせるパワーがもらえるとベストだなと思います。

はたして理想のエプロンに出会えるのか‥‥と不安に思いきや、ひょんなことからすぐ見つかりました。一目見て、なんて素敵な色!と嬉しくなり、実際に手に取り着用すると、スッキリしたシルエットに満足。しかもディティールにもこだわりがあり、使い勝手も良いのです。

その理想のエプロンがkitten.kyotoのエプロン「MAKU」。

“MAKU”とは“巻く”ではなく、“幕”のこと。なぜ幕かというと、エプロンの足元に幕や暖簾のような中央スリットが入っていることと、さらに両端の紐を引くと寺院にある開いた幕の形になるからだそう。

スリットがあることで、長めのエプロンでも足さばきが良く動きやすいですし、幕を開ければ短くてかわいい形になり、屈み仕事もできちゃいます。

kitten.kyotoは、京都で暖簾や幕などを製造している加藤健旗店さんが、その技術を活かして新たに作ったワークウエアブランド。刷毛で一枚ずつ丁寧に染められた布が美しく、裏側にはわざと刷毛あとを残した耳を使ってあったりと、手しごと好きの私は思わずニヤリとしてしまいます。

普段から店舗の暖簾や祭りの法被などオーダーメイドで受けているからか、「その人らしさ」「お店の顔」を作る視点ならではのオリジナリティがあり、さらには作り手として作業するための使い勝手も工夫するといった視点が、このエプロンを生み出したんだなと感じます。

求めていた以上のエプロンが相棒になってくれて嬉しいのはもちろんですが、末永くお付き合いしたらカッコいい経年変化をしてくれそうで、それも密かな楽しみです。

私と同じくエプロンお探しの皆様。
もしかして、これかもしれませんよ!

<掲載商品>
【WEB限定】kiten.kyoto MAKU.

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編集担当:江藤

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