【はたらくをはなそう】中川政七商店 店長 福島良子

福島良子
中川政七商店 近鉄百貨店奈良店 店長
2021年入社 中川政七商店 近鉄百貨店奈良店配属
2022年10月 同店 店長
前職まで、複数の企業で衣食住の主に“住”に関する仕事をしていました。その中で後継者不足や業界の衰退などの理由から廃業を余儀なくされる方々を目の当たりにし、寂しさと悔しさを何度も経験しました。
「次の仕事は微力ながら、ものづくりを支える仕事ができないか」。そんな風に考えていた時、数年前に読んだ『日本の工芸を元気にする!』のことを思い出し、それなら中川政七商店しかないだろう!と入社を決めました。
現在は奈良の店舗で店長として勤務しています。
全国の中でも贈りものを承る件数がかなり多い店舗です。贈りものの用途は様々ですが、そのどれもが人生の大きな節目であることがほとんど。感謝やお祝いなどご自身のお気持ちを形に変えてお相手へ贈る、そのお手伝いをするのが我々店舗で働くスタッフの仕事です。お相手の過ごされる時間をお客様とともに想像しながら、その場にふさわしいものを一緒に選ぶ。お伝えしたものの背景や作り手の気持ちに共感して決めてくださった時には、うれしさとビジョンへ繋がる仕事ができたという喜びを感じます。
ビジョンとどのように向き合うかを考えるのも、店長の仕事のひとつ。お客様のために産地や作り手のことを深く知り、スタッフと意見を交わす。同じ思いでビジョンと向き合ってくれていることを知るとやりがいを感じます。
仕事をする上で日々大事にしていることは『正しくあること』です。
正しさは時・人・状況により正解がひとつではありません。心のように形のないないものを正しく判断することに難しさを感じます。
すぐに答えが見つからない時は勤務先の休憩室から見える古墳を眺め、四季の移ろいなどを感じながら考えを整理します。非常に奈良っぽい方法ですが、私の故郷にも世界最大級の古墳があり子供の頃から慣れ親しんできたため、不思議と気持ちが落ち着くのです。古墳を毎日見ながらのんびりできるのは全国でも近鉄百貨店奈良店だけです。百貨店の屋上からは古墳や若草山、東大寺まで一望できますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでいただきたいと思います。
<愛用している商品>
おすすめ理由:「早く乾く」が私のバスタオルを選ぶ基準です。その基準を満たし、フワフワよりさらっと感のあるタオルが好きな私の理想を叶えてくれるのがこのタオル。大きすぎないサイズ感も〇。発売当初から買い足し、愛用しています。
おすすめ理由:ものづくりと向き合うために作り手の元を訪ねる社内の取り組みで、工房を訪ねた際に一目惚れしました。工程を見学し、漆塗り体験もさせていただいたため思い入れもひとしおです。使うたびに作り手の方々のお顔が浮かびます。
おすすめ理由:この商品に出会うまで、洗髪時や寝起きの髪の絡まりが毎日のストレスでした。洗いあがりはさっぱりしているのですが、翌日のくし通りが全然違います。さわやかな柑橘の香りは毎日使いたくなる大切な要素のひとつです。
中川政七商店では、一緒に働く仲間を募集しています。
詳しくは、採用サイトをご覧ください。
