石畳の町で暮らすように泊まる。「さまのこハウス」にはこんな体験が待っていました
エリア
国の重要伝統的建造物群保存地区に泊まれる、高岡の「さまのこハウス」へ
石畳の道の格子造りの家。
タイムスリップしたような格子戸の向こうには、昔ながらの町家と現代的な空間が入り混じる、不思議な宿体験が待っていました。
宿の名前は「さまのこハウス」。
国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている古い町家暮らしを、快適に体験できる施設として昨年、オープンしたばかりです。
ものづくりの町・高岡がはじまった町
宿があるのは富山県高岡市金屋町。
全国の生産量の9割以上をしめる高岡の銅器づくりは、この金屋町が発祥です。
江戸時代からの繁栄を物語る500メートルもの石畳の道と格子造りの古い家並みは、数々の映画やテレビの舞台にもなってきました。
町の暮らしを体験してもらおうと、町の人たちが中心となって地域の空き家を活用して生まれたのが、さまのこハウスです。
どちらを選ぶ?新旧・和洋選べる過ごし方
移住体験ゲストハウスというコンセプトから、建物の中は昔の趣を残しながら快適に過ごせる工夫がこらされています。
ゲストが自分で食事をつくれるようキッチンも充実。新築棟にはお子さん向けにおもちゃコーナーもあったりと、過ごしていると本当に「宿」というよりは「家」にいるような感覚を覚えます。
料金は部屋によってひとり一泊6500円〜7000円 (素泊まり/税別) 。ひとり旅にも便利ですが、もうひとつ嬉しいのが一棟貸し利用もできること。
家族で、あのメンバーで。季節を変えて。色々な絵が思い浮かびました。
ふらっと一人で来て泊まっても、大勢でわいわい貸し切っても。高岡の風景と一緒に、よい旅の思い出になりそうです。
<取材協力>
さまのこハウス
富山県高岡市金屋町3-10
0766-75-8128
https://www.facebook.com/samanokohouse/
文:尾島可奈子