首里城そばのカフェ「CONTE (コント) 」で、沖縄の食とうつわを好きになる
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
沖縄・首里を訪ねたら、ぜひ立ち寄ってほしいカフェがあります。
ゆいレールの首里駅から首里城に向かう途中、ちょっと寄り道した路地裏にあるカフェレストラン「CONTE (コント) 」です。

控えめな看板、隠れ家のような雰囲気の店構えから一転、中へ入ると大きめの窓からたっぷりと日が差し込み、奥へ奥へと広々とした空間が広がっています。

「首里に来たらランチはまずここね。料理もうつわも素晴らしいです」
そう教えてくれたのは、沖縄の食の祭典「まーさんマルシェ」の記事などを取材してくれた、沖縄在住のテレビディレクター土江真樹子さん。
早速そのオススメのランチメニューを見てみましょう。
メニューは沖縄の食材をおいしく、たっぷり
ランチは通常4種類。沖縄の食材の美味しさを味わってほしいという店主の思いから、県産豚や魚、野菜がふんだんに活かされています。


メインディッシュに負けないくらい、島野菜を使ったデリもたっぷりと惜しみなく。沖縄の旬の味を、お腹いっぱい食べられます。
店内のディスプレイにもさりげなく島野菜や旬の食材が並び、オーナーである五十嵐さんご夫妻の、食材や土地への愛情が伝わってくるようです。

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コントという店名の意味
実は店名の「CONTE(コント)」とは、フランス語で「物語」「ショートストーリー」という意味。
「食に関わるお店である以上、お皿に料理がのぼるまでの、食材や生産者たちも含めた様々な物語が感じられるものを提供したい」と、お店の名前にしたそうです。

五十嵐さんが伝えたい「様々な物語」は、食材に留まりません。ランチをいただいていると、料理を飾るうつわの美しさに自然と目が行きます。
うつわも沖縄生まれが勢揃い
実は、CONTEで使われているうつわは沖縄の作家さんのものばかり。

オープン当初からご夫妻で展示会や工房をまわり、惚れ込んだ作家さんと丁寧に関係性を築いて作った、オリジナルのうつわがテーブルにのぼります。



店内には物販コーナーがあり、気に入った作家さんのうつわを購入することもできます。



CONTE (コント) という店名にはもう一つ、お笑いの「コント」にもかけて「ユーモア」「笑い」の意味も込めているそう。
確かにこの場所で過ごしていると、「おいしい」以上に「沖縄の食って、うつわって面白い」と自然と思っている自分がいました。
<取材協力>
CONTE(コント)
沖縄県那覇市首里赤田町1-17
098-943-6239
http://conte.okinawa/
営業:11:00〜17:00(L.O.16:00)
定休日:月曜日
(情報は2019年7月時点のものです)
文:尾島可奈子
写真:武安弘毅