【はたらくをはなそう】商品企画デザイナー 山口葉子

山口葉子
(2&9 motta クリエイティブディレクター / 商品企画課 チーフデザイナー)

2005年入社。
遊 中川のデザイナーを経て、
2011年2&9のブランドマネージャー兼クリエイティブディレクター、
2014年mottaブランドマネージャー兼クリエイティブディレクターに就任。
バッグワークスのコンサルアシスタントを担当。
現在はテキスタイルやレッグアイテムを中心に様々な商品企画を担当しています。

幼い頃、一番楽しかった遊びが何かを作ることでした。
大人になり、デザイナーという仕事についた今は
夢中で遊んでいたあの頃の延長線にあるように感じています。

14歳のとき将来はデザイナーになりたいと夢が決まり、
22歳のとき中川政七商店にデザイナーとして採用されました。
いただいた名刺に「デザイナー」とかかれていたのを見て嬉しかったのを今でも覚えています。

けれどその反面、当時の私は中途採用といえど社会人としての経験も、デザイナーとしての技術も知識もなく、即戦力になれるような人材ではありませんでした。
そんな自分を採用してもらったのだから、この名刺の肩書きにふさわしい仕事ができるようになるまで、とにかく10年間は余所見をせずに一生懸命ここで働こうと心に決めていました。

「あれこれ考えずがむしゃらに働け」という言葉がありますが、
まさにそんな10年でした。
喜んでもらいたいという気持ちや自分の担当した商品が店頭に並ぶ喜びが原動力になり、
与えられる目の前の仕事を必死でこなしていくうちに、できなかったことがいつしかできるようになっていました。
そしてその後も試行錯誤を続けていくうちに無駄が減り、同じ仕事が以前より早くこなせるようになりました。
それはだんだんとフォームが整えられ、楽に長く泳げるようになるようなそんな感覚に似ています。

今年で入社して10年が経ちました。たくさんの仕事や人に恵まれた10年でした。
信頼して仕事を任せてもらえるようになった今、やっとスタート地点に立てた気持ちです。
20代は商品を作る難しさや仕事としてデザインをする厳しさを知り、
でもだから仕事はおもしろく、やっぱり物作りは楽しいということを再確認しました。
これからの10年は余分な力みが抜けた分、よりいっそう物作りに向き合えるような気がしています。
一つ一つの仕事に誠実に楽しく向き合いながら精進していきたいと思います。
そして年月がたってくたびれてもなお大切にしてもらえるような愛される商品を作れたら幸せです。