【はたらくをはなそう】商品三課 岩井美奈
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岩井美奈
商品三課 デザイナー
2008年 新卒入社
2010年 新社屋建設プロジェクト・中川政七商店ブランド立ち上げデザイナー担当
2014年 山のくじら舎コンサル・プロダクトデザイン担当
現在は、キッチン周りのプロダクト開発を中心に様々な商品企画を担当しています。
「一緒に仕事ができてよかった」
わたしの一番のご褒美はこの言葉かもしれません。
はじめていただいたのは、当時新社屋建設プロジェクトを担当していたときのこと。
建築事務所の窓口となっていた担当の方から、プロジェクトがひと段落したときにいただいたメールでした。
社歴もだいぶ積んでしまいかなり前の話ですが(笑)、今でもずっと覚えています。
ひとつのものをつくり上げるまでには、つくり手さんとのたくさんのやりとりがあります。
できることできないこと、時にはお互いのものづくりへの想いや価値観まで、かたちにしてくださるつくり手さんとの対話を丁寧に、誠実に向き合うことを大切して日々仕事をしています。
ちょっとやってみるよ、こうした方がよくなるよ、いいのができたよ、
一方的ではなく、同じ方向を向いて一緒にベストな姿を目指しつくりあげていると感じられる瞬間が、ものすごく楽しい。
そしてそういう仕事ができたときは、あの時の言葉「一緒に仕事ができてよかった」がいただけているのかも、と最近思います。
はたらく上での行動指針をまとめた「中川政七商店のこころば」にもありますが、社会人として、そして人として大切にしていることは、「誠実であること」。
これはデザイナーとして商品を生み出す上でも大切にしています。
「心配り」ともいえると思いますが、自分都合にならないよう、使う方に気が利いているなぁと思ってもらえるさりげない工夫を添えること、
作り手さんの技術を活かせているか、もっと最大化できないか考えること、
そのモノの歴史をたどり、先人の知恵を新たにつなげられているかをたどること、
多方面への視点をいれながら、丁寧に紡いでかたちにしていくことで、いろいろな想いが宿り、愛着が育まれるのだと信じています。
そして、そんなわが子のような商品が、誰かの生活をほんの少し豊かにしてくれる、喜んでくださることがやっぱりうれしいことでやりがいでもあります。
真心こめて、愛着わくものを、まじめに楽しくこれからもつくっていきたいです。