【わたしの好きなもの】酒粕のぬか床 一つ星シェフ監修
毎日漬けて食べたくなる、やさしい味のぬか床
ぬか漬けって実はそんなに好きではありませんでした。
というのも、味の濃い食べ物があまり得意じゃなく、
ぬかの独特な香り、好きだけど強すぎるのはちょっと…
頻繁に食べるのはちょっと…
と、ぬか漬けに対する気持ちはなんとも微妙でした。
お漬物はもう一品ほしいときにさっと食卓に出せて便利だし、素材の味を生かしたまま野菜を摂取したい。
でもどうしても好みの味にならない。
それにかき混ぜたり毎日のお手入れにも自信がない…
そんなループに陥り、ぬか床に興味はあるけど一歩踏み出せない状態が何年も続いていました。
そんな中、最近中川政七商店に入社し、先輩に「酒粕のぬか床」をおすすめしてもらいました。
なにやら、一つ星シェフ鳥羽周作さん監修の、酒粕を混ぜ込んだぬか床だそう。
ぬか床に酒粕…?と思いましたが、先輩曰くふんわり酒粕が香る上品な味、とのこと。
味も手間のかかり具合も気になるので、さっそく会社で試してみることにしました。
ふたつのぬか床の味くらべ
自分の好みの味を探るため、中川政七商店で販売しているもう一種類のぬか床、「ゆずと花椒のぬか床」と比べてみることにしました。
ぬか床というと味のついていないシンプルなものが多い中、味付きで好きなものを選べるのは楽しい。
とはいえ同じ米ぬかを使っているのに味にそんなに差が出るの?と半信半疑です。
今回は、きゅうり、にんじん、大根、茄子、セロリの5種類ずつを漬けてみました。
見た目に違いはありませんが、容器の蓋を開けたときの香りには差があります。
「ゆずと花椒のぬか床」が華やかで強めの香りがするのに対し、酒粕のぬか床は少しだけ落ち着いた香りです。
蓋を開けた瞬間ふわっと酒粕の香りがただよって、食べる前から期待大…!
ぬかの中から掘り出して、洗って切って、さっそくいただきます。
個人的に今回いちばん気になっているのはセロリ。
さあ、好みの味のぬか漬けにありつけるでしょうか…。
まず初めに、どちらもそんなにぬかの味が強すぎず驚きました。
パン酵母で発酵させたぬか床は、ぬかの独特な香りがマイルドなのだそう。
「ゆずと花椒のぬか床」で漬けたぬか漬けは、ほんの少しピリッとした花椒と唐辛子の味がアクセントになっていて、香り高く華やかです。
しっかり風味がつくので、にんじんや茄子など味のしっかりある野菜が特におすすめです。
一方「酒粕のぬか床」で漬けたぬか漬けは、よりまろやかな味!
酒粕の味が強いのかな?と予想していましたが、本当にふんわり鼻に抜ける程度で、これなら酒粕が苦手な方もおいしく食べられると思います。
なにより味が濃すぎない!
ぬか漬けなのに上品な味で、副々菜として毎日食卓に出しても飽きなさそうです。
こちらは野菜そのものの味がより楽しめるので、大根やカブ、きゅうりなど水分の多い野菜が特におすすめです。
(セロリはどちらもおいしかったです!)
同じ野菜を同じ時間漬けましたが、不思議なことにぬか床の種類によって浸かり具合が違いました。
すごく大きな差があるわけではないですが、「ゆずと花椒のぬか床」は短時間でしっかりした味、「酒粕のぬか床」はもう少し時間がかかってやさしめの味、という感じでしょうか。
どちらもおいしいけれど、毎日食べることを考えると、わたしは断然酒粕のぬか床派でした。(先輩さすが!)
定期的にぬか床を替えて、味を変えて楽しむのもいいなぁと思いました。
ぜひお好みに合わせてお選びください。
思ったより簡単で楽!
ぬか床は初心者でも始めやすいようになっています。
パッケージを開けて、どっしりと詰まったぬか床を容器に移すだけ。
すぐに漬け始めることができます。
ぬか床の管理に自信がなかった私が、はじめてみよう!と思えたのは、この手軽さがあってこそ。
そしてわたしのぬか床チャレンジを応援してくれているかのようなタイミングで発売されたのが、「かきまぜやすい琺瑯のぬか漬け容器」です!
こちらはぬか床2袋がちょうどよく入るサイズ。
かき混ぜやすさはもちろん、小ぶりなサイズ感が我が家の冷蔵庫にも食卓にもちょうど良い。
取手がないけど口元のでっぱりに指が引っ掛かるから持ちやすく、出し入れも楽にできます。
どうせなら機能も見た目も良いものを!と思い、セットで使うことにしました。
わたしにぬか漬けづくりへの第一歩を踏み出させてくれた 「酒粕のぬか床」 。
お気に入りの味とお気に入りの道具で、わくわくの新生活。
これからぬか漬けライフを存分に楽しみたいと思います!
編集担当 岩井
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ゆずと花椒のぬか床
1,404円(税込)
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かきまぜやすい琺瑯のぬか漬け容器
8,800円(税込)