【ヱビスビール×中川政七商店】ビール醸造家が語る、ビールとグラスのペアリング

蒸し暑い日本の夏。出かけるのが億劫になるような暑さですが、一日の終わりに飲むキンキンに冷えたビールを思うと、今日もがんばろう、という気持ちになります。

ビールが美味しい季節ということで、本日よりヱビスビールコラボキャンペーン第二弾を実施中です。そこで、シーンにあわせたビールとグラスのペアリングや、おすすめの飲み方について、ビール醸造家の方にお話を聞いてきました。
ビールの愉しみかたが広がるお話を沢山お聞きできたので、皆さまにもおすそ分けいたします。

※キャンペーンの詳細は、最下部に記載しています。

気分によって変えたい、ヱビス味くらべ

お話を伺ったのは、サッポロビール株式会社の有友亮太さん。サッポロビール内でも限られた人しか持たない「ブリューマスター」の資格を取得。若くして今後開業が予定されているYEBISU BREWERY TOKYOの醸造責任者に抜擢された、ビール作りのプロフェッショナルです。
YEBISU BREWERY TOKYOについてはこちら

まずは、今回のコラボレーションセットに含まれるヱビス4種の味わいについて、聞いてみました。

①夏限定!爽やかな味わいのサマーエール

「サマーエールという名前からも分かるように、夏に飲んでいただきたいという気持ちを込めて開発している商品です。通常のヱビスビールでは、大麦麦芽を使っていますが、サマーエールは一部、小麦麦芽も使うことで、ベースとして飲みやすい軽やかな味わいになっています。そこに、白ワインのような香りのホップであったり、オレンジのような香りのホップを乗せることで、より爽やかで、夏仕様のビールに仕上げています」
※サマーエールは、数量限定販売です。

②余韻とコクを愉しむ、ヱビスビール

「王道のヱビスビールは、旨みあふれるふくよかなコクと、余韻が特徴のビールです。
素材にもこだわり、欧州産の大麦麦芽や、バイエルン産のアロマホップをふんだんに使用しています。
厳選された素材を使うことはもちろん、130年以上、醸造家の皆さんが繋いできた技術で作っているものです。正直、積み上げられてきたものが高すぎて、ちょっと積み上げ方を間違うとバランスが崩れちゃうんじゃないかと恐ろしいくらいです。継承していく立場としては、積み上げてきたものを守りながら、この時代の原料や設備で、お客様の期待に応え続けられるよう、磨いていきたいと思っています」

③ヱビスならではのエールを味わう、プレミアムエール

「プレミアムエールは、サマーエール同様、エールタイプのビールです。ヱビスこだわりの ドイツ・バイエルン産アロマホップと、柑橘のような香りのホップを最適なタイミングで添加しています。その香りと、ヱビスビールのコクがあわさって、ヱビスならではのエールになっていますね。
前の2種よりも、色が少し濃いめですが、味や香りのボリュームも少し重めに仕上げており、余韻まで広がる濃密な香り、凛とした苦味、ふくよかなコクをお楽しみいただけます」

④ゆっくり味わいたい、プレミアムブラック

「黒ビールは、炭焼きされたロースト麦芽を使っているので、香ばしい焙煎香が特徴です。
麦を仕込む時に釜で煮る工程があるのですが、それを3回行う手間がかかる方法を取り入れてまして、ゆっくり時間をかけて飲みたいようなコクのあるビールに仕上がっています」

黒ビールは、色のイメージも相まって、苦い印象を持っていましたが、そういうわけではないようです。

「黒の色は麦芽からくるもので、苦味はホップからくるものになっているので、由来が違います。黒ビールでもホップの量によっては苦みが少なくなります。
ただ色のイメージもあって、黒なのに苦みが少ないと、物足りないと感じられる方もいるので、そこをどう調整していくかいうところも開発側としては大切にしています。
一概に苦いものではないですが、味のボリュームであったり飲みごたえを感じるものなので、ゆっくり飲めるという感じですかね。ワインで例えると、白ワインよりも赤ワインのような味の要素が多いイメージです」

今回の4種セットでは、左から順にコクや味のボリュームがあるものになっています。気分によって飲み分けることで、ビールを飲む愉しみが広がりそうです。

ビールグラスの選び方

味のバリエーションも豊富ですが、グラスも色々ありますよね。なんとなくの刷り込みでガラスで飲むことが多いのですが、せっかくなので、グラスによる味の違いについても聞いてみました。

左から、「かもしか道具店 陶のビアカップ」「THE GLASS」「ビールのための純銅カップ」

「容器は、厚みと重さと材質によって、味の感じ方が変わってきます。

まず厚みは、飲み口が薄いほどすっきりと感じたり、苦味をやや強く感じたりします。厚いと、ちょっと甘く感じたり、苦みも少し弱く感じたりというような違いが出てきます。

そういう、容器が味に及ぼす影響を感覚転移って言ったりするんですけど、厚みだけじゃなくて、重さや材質によっても違いが出てきます」

今回のものでは、陶が最も厚く重い。銅が最も薄く軽い。

「重さだけだとあんまり変わらないんですけど、厚みとあわさると味が変わるという研究があります。軽いとスッキリ感じたり、重いと少し甘みを感じたりします。
あとは、重い方が高いものを飲んでる気分になるというのも、よく言われていることですね。プレミアムビールを飲む時は、ある程度重みがあるグラスを使用した方が、プレミアム感が増すかもしれません」

「素材にも機能があります。例えば、ざらざらしたお皿だと塩辛く感じやすく、滑らかなお皿だと甘く感じられる、と一般的には言われています。

今回の3種であれば、銅は熱伝導率が高く、液体と容器の温度差が少ないので、飲んだ時に違和感を感じにくいのが特徴です。陶器は保温性があるので、長時間冷たいまま飲めるという特徴があります」

「ガラスは、やっぱり透明なので、見た目も楽しめるっていうところが一つ大きな特徴だと思います。ビールの泡や色まで深く味わえるのが、ガラスの容器の特徴ですね。

今回のグラスの特徴をまとめると、
陶器は甘く感じられて、銅はすっきり感じられると思います。ガラスは一番中庸な厚さなので、そのビールの味をしっかり愉しんでいただけるものになっていると思います」

どう飲みたいかによって選ぶ、ビールとグラスのペアリング

ビールの味と、グラスごとの特徴が分かったところで、おすすめの組み合わせ方についてお聞きしてみました。

「例えば黒ビールであれば、陶器製の物を使うとゆっくり味わえるかもしれないですね。
厚みがある方が甘く感じられるので、黒ビールを苦く感じてしまうことなく、ゆっくり時間をかけてお飲みいただけると思います」

「爽快に飲みたいサマーエールでしたら、銅製のグラスを選択すると、グラスまで同じ温度で違和感なくスッキリ飲めると思います。
どう飲みたいかによって、ビールとグラスが補い合えるのが、グラスを使う魅力ですね」

「今日はヱビスビールをゆっくり飲みたいなという日には、陶器がおすすめです。保温性があるので温かくなりにくく、ゆっくり味わっていただけると思います」

「プレミアムエールを飲む時に、いつもとは少し違う色まで味わいたい、ということであれば、ガラスを選択すると、視覚からも愉しんでいただけると思います。
私も基本的には、色や泡まで味わいたいタイプなので、ガラスを使うことが多いんですけれども、同じビールを違うグラスで飲んでみるのも、違いが感じられて面白いと思います」

どう飲みたいかを、グラスが補ってくれるというのは、すごく学びになりました。今日は映画を見ながらゆっくり飲もうという日には、陶器を選んでみたり、その日の飲み方によって、グラス選びを愉しみたいと思います。

ビールから生まれるコミュニケーションを愉しむ

「ビールは紀元前から飲まれてきたもので、国をまたいでどこにでもあるものです。どこに行っても共通言語のひとつとして、ビールによってコミュニケーションが広がるっていうのが1番いいところだな、と作り手としても飲み手としても思います。
味自体も、紀元前から作り手が歴史を重ねてきたもので、本当にバリエーションが豊かなものです。文化や歴史としてもどんどん愉しんでいただけるといいなと思っています」

ここまで、ビールを飲む時間が、より充実するようなお話をお伺いしてきました。
ビールを飲み比べしたり、グラスとのペアリングを愉しんだり、今日お聞きしたお話が、皆さんの暮らしの中で、心地好いコミュニケーションを生むきっかけになれば幸いです。

現在、ヱビスビール×中川政七商店のコラボキャンペーンを実施中です。
日々の食卓をちょっと特別なものにしてくれる、ヱビスビールのある食卓。皆さんも取り入れてみてはいかがでしょうか。

<キャンペーンについて>

7/25~発売の「ヱビス缶350ml 12缶(4種アソート)」に、ヱビスビールふきんが付いています(なくなり次第終了となります)。

キャンペーンページはこちら

<有友亮太さんプロフィール>

学生の頃から発酵の研究を重ね、2012年にサッポロビールに入社。
研修後に配属された北海道工場では、ビール醸造で味の作りこみを担当。
工場や研究所での仕事に従事し、社内試験を経て、1年間ベルリンにある研究教育機関(VLB Berlin)に留学。
サッポロビール内でも限られた人しか持たない「ブリューマスター」の資格を取得。
ヱビスブランドの開発責任者に就任し、今年から発売した新ライン「CREATIVE BREW」の開発を担当。

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