二人の門出に贈る 男女の理想の違いを追求したタオル
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こんにちは。ライターのいつか床子です。
たとえば1月の成人の日、5月の母の日、9月の敬老の日‥‥日本には誰かが主役になれるお祝いの日が毎月のようにあります。せっかくのお祝いに手渡すなら、きちんと気持ちの伝わるものを贈りたい。この連載では毎月ひとつの贈りものを選んで、紹介していきます。
第10回のテーマは「ブライダル」。
気候がおだやかで晴れ間も多い10月は、多くの結婚式が開かれる絶好のシーズンです。ゲストも服装を選びやすく、秋の味覚を取り入れたおいしいおもてなし料理にも心が踊りますね。
さて、今月のさんちが特集している島根県の出雲は、縁結びとゆかりの深い土地です。
全国的には神無月、出雲では神在月と呼ばれている旧暦の10月。全国の八百万 (やおよろず) の神様たちは出雲大社に集合して、男女を始めあらゆる縁結びについて話し合う「神議り (かみはかり) 」と呼ばれる大会議を開きます。
神様の世界でも、人の世界でも、10月はご縁の糸が深く結ばれる特別な時期のようですね。そこで今回の贈りものには縁結びの「糸」にちなんで、結婚祝いにぴったりのタオルを選んでみました。
男性と女性はタオルの理想も違う
今回ご紹介する「THE TOWEL」が画期的なのは、女性用と男性用の2つのバリエーションがあることです。「タオルに男性用と女性用があるってどういうこと?」と不思議に思う人も多いでしょう。
開発したのは、世の中の新たな定番を生み出すことを目指すブランド「THE」。オリジナルタオルを作るにあたって、女性と男性で必要とするタオルの質感に違いがあることに気付いたそうです。
WHAT A WONDERFUL TOWEL for LADIES!
女性用の「THE TOWEL for LADIES」は、肌を優しく包み込む極上の柔らかさが魅力。糸を撚 (よ) る回数を抑える「甘撚り (あまより) 」製法を使うことで、しっとりした肌触りを実現しています。
さらに、甘撚り製法の弱点である毛羽立ちやすさを防ぐため、パイル糸には特殊な「コンパクト糸」を使用。縦糸と横糸には、マカロニのように中心が空洞で吸水性・速乾性も高い「中空糸」を使い、軽量化に成功しました。
WHAT A WONDERFUL TOWEL for GENTLEMEN!
一方で、男性用に開発された「THE TOWEL for GENTLEMEN」は、ごしごし思い切り拭いて水気を取れるようにと、糸は通常の2倍の密度で織り上げられています。
女性用と同じく中空糸を使用することで軽やかな使い心地を実現しつつ、横糸の3分の1に麻 (リネン) を使ってタフさと速乾性を追求。毎日使ってもへたれず、豪快に使用できます。
タオルはいずれも日本最大のタオルの産地であり、世界トップの製造技術を誇る今治で製造。糸には絹のような光沢がある綿「スーピマコットン」を使っています。
実はこの糸の使用量も「理想のタオル」を実現する鍵のひとつ。バスタオルを一本の糸に撚り直すと、市販品はおよそ6キロメートル。
それに対して「THE」の女性用は10キロ、男性用はなんと17キロ。従来のタオルより、圧倒的に使われている量が多いのです。糸から考え抜かれた使い心地、というわけですね。
タオルは毎日使うもの。心地よいタオルがある暮らしは、日々をさりげなく、それでいて確実に豊かなものにしてくれるはず。新しい門出を迎える大切な二人に、お互いの違いもどうぞ楽しんで、とちょっぴりお節介なメッセージを託くして贈りたくなります。
タオルにしっかりと織り込まれた糸のように、二人のご縁が固く、末長く結ばれますように。
<取材協力>
株式会社THE
http://the-web.co.jp/products/towel-for-ladies
<掲載商品>
THE
THE TOWEL for LADIES
THE TOWEL for GENTLEMEN
文:いつか床子