鎌倉をよく知る人が勧める「日帰り鎌倉旅行」の観光地めぐり
旅をするとき、訪れたいのは必ずしも観光地には限らないと思うのです。
その土地に詳しい人から聞く話は興味深く、安心感も手伝って、それなら行ってみたいと感じる場所も多いもの。
そんなふうに考えて、今回は「鎌倉を旅する」というテーマで、地元の人におすすめの場所を聞いてみました。
地元の人も、観光客も楽しめる、鎌倉のスポットを紹介します。
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鎌倉で70年。鉄板メニューのホットケーキは欠かせない〈 イワタ珈琲店 〉
朝10時にオープンする老舗・「イワタ珈琲店」鎌倉駅を降りてすぐ。旅のはじまりにどうでしょう。
看板メニューのホットケーキは、60年ほど前から変わらぬレシピです。熱々のホットケーキに大きなバターとたっぷりのシロップをかけてどうぞ。
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手しごとの体温を感じに。〈 もやい工藝 〉
県外からのファンも多く訪れる、工芸店。店内には、店主が選りすぐった日本全国の手仕事が集まります。
鎌倉駅から歩いて約15分、鎌倉の代表的な見どころ・銭洗弁天への道すがらにあるので散歩にもおすすめです。
駅まわりの喧騒が嘘のような、静かで落ち着いた環境です。
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15坪のロマンティック空間〈 手紙舎 鎌倉店 〉
由比ガ浜通りにある老舗書店の跡地に2017年にオープンした手紙舎鎌倉店。
手紙社の創業者 北島勲さんと渡辺洋子さんがセレクトしたイラストレーション、器、手仕事の道具・作品のショップとともに、小さな喫茶スペースも設けられます。
手紙社の中では最も小さな15坪のお店ですが、だからこそ作家の息吹が凝縮したような、ロマンティックな空間を楽しめることでしょう。
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古民家の良さを生かしたそば店〈 鎌倉 松原庵 〉
“蕎麦前”という江戸時代からの粋な蕎麦の食べ方はご存知ですか?
この食べ方をお客様に味わってもらうために一品料理の品揃えに注力したお蕎麦屋さんが、鎌倉・由比ヶ浜からほど近い「鎌倉 松原庵」さんです。さて、どのような食べ方が“蕎麦前”なのでしょうか。
地元の美味しいお酒とこだわりの空間と共に味わってみましょう。
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伝説のバー〈 THE BANK 〉
2016年10月、伝説のバーと呼ばれた「THE BANK」が、奇跡の復活を果たしました。
新たなオーナーであり、インテリアデザインを担当したのは、ユニクロのグローバル旗艦店、Nike東京本店など、世界中で活躍されているワンダーウォールさん。
実は、ワンダーウォールさんにとってはじめてのプロジェクトは、2000年に誕生したTHE BANKだったのだそうです(!)
2000年当時の話から再オープンまでの秘話をじっくりとうかがいました。
THE BANKの歴史とともに、鎌倉の夜をお楽しみください。
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すこしずつ暖かくなり、お出かけしたい季節になってきましたね。鎌倉へ旅するならぜひ、お目当ての場所に加えて、ぜひ今回紹介した場所も散策コースに加えてみてはいかがでしょう。それでは、よい旅を!