【はたらくをはなそう】デジタル推進課 小林亮介

小林亮介
デジタル推進課

新卒で大手SIerに入社し、金融機関向けのシステム開発に従事した後、ベンチャー企業に転職して小売業向けのシステム開発を担当。その後小売企業に転職し、内製によるシステム開発に従事し、2017年11月に中川政七商店に入社。
内製化による社内システムの刷新やECサイト・ホームページのリニューアル、店舗レジの入れ替え、会員ポイント制度の導入、SaaS導入によるバックオフィス業務の改善、茶論やアナザー・ジャパンなどの新規事業のシステム支援などを行なっている。



システムエンジニアという、一見すると中川政七商店とは関係なさそうな仕事をしています。

一般的に事業会社のシステムは、SIer(エスアイヤー)と呼ばれる、システム開発を請け負う企業に依頼することが多いのですが、近年では事業会社がエンジニアを採用し、内製によるシステム開発を行うことが増えてきました。中川政七商店も内製によるシステム開発を行なっており、私が所属するデジタル推進課が担当しています。

新卒から約15年間システム開発を経験し、「企業の業務改善に貢献できるようになったな」と実感を持てるようになっていました。今後のキャリアを考えた際、エンジニアなら「技術を極めたい!」とか「大規模なシステムを開発したい!」と考えるのが一般的だと思いますが、私は「何か社会のために意味のあることをしたいな」と考えるように。

そんなタイミングで縁があって中川政七商店を知り、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンに共感を持ったのです。

中小工芸メーカーからすると、会社のシステム開発やIT化は、「難しいし、コストも高そうだな」といった印象なのだと思います。ですが、実際は技術の進化によりコスト的にも技術的にもハードルは下がっており、また世の中に便利なサービスも増えており、中小企業こそ導入するメリットがあります。そういった側面から、エンジニアの立場でも日本の工芸に貢献できると考え、入社したいと思いました。

とは言え、入社当時は中川政七商店自身がシステムに課題を抱えており、まずは中川政七商店のシステムをレベルアップさせる必要がありました。そのため入社以来、既存のシステムの課題やシステム化できずに苦労している点を、各部署と検討してシステム開発する仕事を続けています。

各部署の方と話すときは、

・システムやIT関係の専門用語は使わない
・各部署の業務視点から考える

といったことを意識しています。

知らない分野の専門用語が出てくると相手は身構えてしまうもの。だからこそ、身近なものに置き換えながら話すことを心がけています。

また、「システムの機能はこうだから、業務はこうしましょう」のようにシステム視点から考えてしまうと、各部署が本当に困っていること、やりたいことに辿り着かなくなってしまいます。

そのため何かを検討する時は、まずはシステムのことに触れず業務のあるべき姿を一緒に考え、そのうえでシステムとして手助けできる部分を検討するようにしています。システムはあくまで手段なので、目的(業務のあるべき姿)が達成できれば、必ずしも最新技術であったり高機能であったりする必要はないのです。

そうして取り組んでいくうちに、「私の仕事はシステムを開発することではなく、そのシステムを使ってしっかり業務が成り立つようにすることだな」という意識になりました。

先日も店舗で棚卸(期末に店舗の商品の数を全て数える業務)をするシステムを開発したのですが、仕様通りにシステムが動いたことではなく、無事に全店舗の棚卸が完了できたことに喜びを感じました。

エンジニアという立場ではありますが、各部署の課題解決に当事者意識を持って臨んでいくことができ、会社の業務が良くなっていくことを実感できるところに、仕事の楽しさがあります。


<愛用している商品>

かや織バスマット Mサイズ
サイズもちょうど良く、吸水性、速乾性が良いバスマットを探していたので重宝しています

HASAMI ブロックマグビッグ
質感がいいのもあるのですが、重厚感もあり所有欲を満たしてくれます

かや織ケット 鹿
小さい赤ちゃんがいるので、柔らかい肌触りで気に入っています



中川政七商店では、一緒に働く仲間を募集しています。
詳しくは、採用サイトをご覧ください。

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