「サンライズ瀬戸」の車内を体験。高松・瀬戸内旅で乗りたい寝台列車

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寝台特急サンライズ瀬戸

四国や瀬戸内国際芸術祭をめぐる旅に、おすすめの宿“兼”移動手段があります。

まもなく22時を迎えるJR東京駅。

東海道線ホームの電光掲示板に、赤々と「寝台特急サンライズ瀬戸」の文字が灯ります。行き先は、高松

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夜に東京駅を出発、翌朝高松へ着く「寝台列車 サンライズ瀬戸」

東海道線から大阪、姫路、岡山を巡り、瀬戸大橋を渡って東京と四国を結ぶ寝台特急は、列車は途中の岡山で松江・出雲を目指す路線と分岐し、「サンライズ出雲」の名でも知られます。

発車を待つホームには、あちこちに車体と一緒に記念写真を撮る人の姿が。皆ちょっとしたアトラクションに乗り込むような、高揚した表情です。

車内は、快適に過ごせる工夫があちこちに

住宅メーカーと共同で設計したという車内は、全体が木調で統一されていて家のような安心感。

今日の宿はこちら。
今日の宿はこちら

私が取ったチケットは「B個室寝台シングル」。ゆったり足を伸ばせるベッドスペースに小さなテーブルや荷物を置くスペースが確保された一人用の個室です。

簡素な空間の中にもスリッパや鏡、ハンガーやコップ、音楽も聞ける時計パネルなど、リラックスして過ごせる設備が備わっています。

必要十分な設備。鏡やテーブル、スリッパなどもあって快適。
必要十分な設備。鏡やテーブル、スリッパなどもあって快適
車体が揺れても大丈夫なように設計されたハンガーやハンガー掛け。こうした寝台特急ならではの設備をみるのも楽しい。
車体が揺れても大丈夫なように設計されたハンガーやハンガー掛け。こうした寝台特急ならではの設備をみるのも楽しい!

中でも気に入っているのが、淡いブルーストライプのパジャマと車体の形に合わせて切り取られた大きな窓。

淡いブルーストライプのパジャマ。帯も同じデザインでかわいらしい。
淡いブルーストライプのパジャマ。帯も同じデザインでかわいらしい
大きな窓から見える暗闇に、時折終電をすぎた駅舎の明かりが浮かぶ。朝の景色が楽しみだ。
大きな窓から見える暗闇に、時折終電をすぎた駅舎の明かりが浮かぶ。朝の景色が楽しみです

個室の位置によって部屋のレイアウトや窓の形も異なりますが、列車の揺れに少しずつ眠気を覚えながら、寝そべって大きな窓から見上げる夜空は格別です。

ぐっすり眠って7:30には高松駅に到着するので、朝から現地を満喫できるのも嬉しいところ。

移動の時間も良い旅の思い出にしたい、という人にぜひおすすめです。

旅の予習には、さんち編集部が取材した高松の工芸・観光特集ページを合わせてどうぞ!

寝台列車 サンライズ瀬戸

運行区間 東京〜高松
乗車には乗車・特急料金と寝台料金(ノビノビ座席を除く)が必要。
もっと詳しい車内の様子はこちらをどうぞ。
参考:「JRおでかけネット


文・写真:尾島可奈子
*写真や設備は2017年時点のものです。

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