プロに聞く「きもの入門」初心者でもできる簡単な着方とアレンジ方法

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こんにちは。ライターの小俣荘子です。

私はここ数年、洋装と和装それぞれ半分ずつくらいの割合で外出するようになりました。腕のやけど治療で夏場に毎日長袖で過ごさなければならなくなった際、暑さに耐えかねてすがるように始めたゆかたでの生活がきっかけでした。

慣れてしまうと思いのほか楽しく快適なものでしたが、出かける先々で「大変でしょう」「偉いわねえ」といった労いの言葉をかけていただいたり、興味を持ってくださいつつも、「着たいけれど難しそう」「ハードルが高い」と不安を口にされる方にたくさん出会いました。

洋服と同じようにきものも日常に取り入れられたら、という思いから、きものとの付き合い方や、愉しむヒントをご紹介してまいります!

「きもの やまと」会長 矢嶋孝敏(やじま・たかとし)さんにファッションディレクター石川ともみさんが聞く

第1回は、きものを始めるにあたっての不安や疑問を解決すべく、歴史的見地からもきものに造詣の深い方の元へ。「きもの やまと」会長できもの文化育成にも多大な貢献をされている矢嶋孝敏(やじま・たかとし)さんにお話を伺いました。

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聞き手は、ファッションディレクターで、一般女性のためのパーソナルスタイリングサービスも展開されている石川ともみさん。私たちにとって馴染みのある洋服の視点から問いを投げかけていただきました。

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(以下、矢嶋孝敏氏発言は「矢嶋:」、石川ともみ氏発言は「石川:」と表記)

きもの初心者、最初の一歩

石川:一般女性からのご相談でも、きものを始めたいという方が増えていまして、何を揃えればいいの?予算は?どこで見ればいいの?とたくさんの疑問の声があがってきます。

店頭で見る機会も洋服より少ないので全体像がつかみにくい。どこから入れば良いのか‥‥というお悩みを持つ方が多くいらっしゃいますね。最初の一歩、どんなふうに揃えていったら良いでしょうか?

矢嶋:まず、きものは一番ミニマムに言えば、きものと帯のふたつがあればいいのです。

下に長襦袢を着なくても、タートルネックやフリルのブラウスを合わせたり、足元はブーツでもワンストラップシューズでも大丈夫。Tシャツとジーンズがあれば洋服を着られるのと同じですよ。

もっときっちりと着ようと思えば、長襦袢を用意する。本格的な長襦袢でなくても、今は3,900円ほどで手に入るコットンで出来た長襦袢のように使えるスリップもある。長襦袢の上にきものを着て帯、もっとおしゃれにするなら羽織、足袋と装履(ぞうり)といった感じで揃えます。

長襦袢の役割も担う肌着/ 写真提供 株式会社やまと
長襦袢の役割も担う肌着/ 写真提供 株式会社やまと

ゆかたも同じです。ゆかたは夏に着る綿の単衣(ひとえ)のきものですから、インナーに着る長襦袢(ながじゅばん)は必要ない。極端にいうと、下駄もあれば格好良いけれどミュールを合わせたって良いんです。

石川:そう考えるとかなりハードルが下がりますね。価格としてはどれくらいなのでしょう?

矢嶋:みなさんが高いと思っているのは絹のきものを想定しているからです。先日ラグジュアリーブランドのコレクションに行きましたが、やっぱり絹のワンピースは25万円するんですよ。

石川:そうですね(笑)

矢嶋:他のブランドでもシルクだと10万円以上するでしょう、きものも同じです。

弊社だと、ポリエステルの洗えるきものなら1万円台から。綿のきものであれば3万円台から(遠州木綿など)あります。片貝木綿でも4万円台で展開されています。

帯が大体1万円からで、軽装履きの装履だと3,900円からある。ポリエステルなら、きもの、長襦袢になるスリップ、帯、足袋、装履、全部合わせたとしても5万円くらいで揃えられる。綿だと8万円前後で、絹になれば15万円くらいになります。

そう考えると、ファストファッションよりは高いけれど、百貨店でレディースプレタ(ブランド既製服)を買うのとほぼ変わりません。

石川:もしかするとトータルで揃えるときものの方がお手頃かもしれませんね。

矢嶋:もちろんきものは、凝ろうと思えばいくらでも凝れるんですよ。長襦袢を絹にしたり、羽織の裏地に凝ったりとかね。裏地だけで何万円もするものもあります。

今日の羽裏は、唐獅子牡丹。桜も舞っている。季節のものをこうやって楽しむんですね。

矢嶋氏の羽織の裏地。唐獅子牡丹。裏地に凝る遊び心
矢嶋さんの羽織の裏地、唐獅子牡丹。見えないところにも光る遊び心

矢嶋:こういう凝り方もあるけれど、そればかりではないので、好みや予算に合わせて楽しめます。

石川:はじめはミニマムにスタートして、少しずつアレンジしていくのですね。

きものはフォルムが同じだから、着まわしもしやすい

石川:(ご同席の)プレスの小林さんのきものも素敵ですね。木綿ですか?レースの襟やハートの帯留も可愛いです。

矢嶋:今注目の久留米絣ですね。綿です。帯留は自分で作って楽しむ方も多いですよ。アレンジは自由自在です。

やまと プレスの小林さんの装い
プレスの小林さんの装い。木綿のきもの(久留米絣)。帯留はピアスや箸置きなどに金具をつけて自作される方も多いそう

石川:1着でもいろんな風に組み合わせて着られるし、もしかすると、きものの方がアレンジの幅が広げやすいところもあるのかもしれませんね。

最近のトレンドとして、洋服でも数を持ちたくないという方が多いです。着まわしという点でも時代性に合っているのかもしれません。

矢嶋:洋服だとフォルムが多様にあるでしょう。ジャケット1つとってもシングル・ダブル、丈やボタンの数も様々で、形も違う。

きものはフォルムが同じだから、着まわしもしやすいのです。同じ形の素材違いや柄違いなので簡単に合わせられます。そして、男女でほぼ同じ形です。

今日私が着ているきものも、実は女性ものの反物を仕立てました。こういった若草の萌木色の男性ものは、なかなかないので、楽しんでいます。

男性も綺麗な色をいっぱい着た方がいい。それこそ、明るいピンクでも。一般的に、今までの男性向けきものは地味なものばかり。こういうちょっと洋服では出しにくい色を、きもので着たいなと思うのです。

石川:確かに、洋服の場合は男性でこの色で全身揃えるのはなかなか難しいですけれど、きものだと挑戦しやすいですね。

きもののルールを歴史から考える。カジュアルきものはもっと自由でいい。

石川:きものを揃えていく上で、ルールがすごく細かくあるんじゃないかという印象があって‥‥。

ちょっと間違っていたら怒られそうとか、笑われそうとか、初心者はそもそものきものルールもわからない状態なので、すごく高いハードルを感じます。基本として、まずはどんなことを押さえたら良いのでしょうか?

矢嶋:きものの歴史でいえば3つあります。

「着るもの」として考えたら、洋服もきものも同じなのだけれど、一般的には「きもの=和服」でいい。

「和服」という言葉ができたのは洋服という言葉ができたのと同じ明治6年ころだから、和服の概念の歴史はせいぜい150年しかない。それより前はみんなきものだったから、そもそも和服・洋服という区別が存在しないのです。

それから、今の袋帯・名古屋帯という名前ができたのが大体100年前。そして、「フォーマルはこういうものですよ」というルールができたのが、たかだか50年前です。そんなに昔からルールが決まっていたわけではありません。

しかも、今言われているルールというのが、ほとんどフォーマルきもの用です。現代のみなさんが日常的に着るカジュアルなきものはそれにとらわれなくていいのです。

例えば、今日僕が着ている結城紬。結城紬は高級な織物だけれど、カジュアルなものだから正式なところには着て行ってはいけないと言われています。

でも、僕はそうは思わない。そんなのは後から生まれたルールだから。

カジュアルと言われる結城紬に、一つ紋がついたフォーマルな羽織を合わせたのが今日の組み合わせ。フォーマルルールに沿って考えると、いけない着方をしているわけです。

でも洋服に置き換えて考えたら、「デニムにブレザーを合わせて何がおかしいの?」という話になります。

そういうことが洋服では許されるのにきものでは許されないという誤解。フォーマルのルールが全てだと思ってしまっているから起きていることですよね。

石川:洋服で言うと、ドレスのルールを日常にも持ち込んでいるような状況なのですね。

矢嶋:そうそう、まさに。例えば、こんな着方もありますよ。

きものの下にはワイシャツとボウタイ、帯の代わりに皮のベルト、足元はブーツというスタイリング / 写真提供 株式会社やまと
レースの羽織にきものの下にはピンタックのワイシャツとボウタイ、革の帯、足元はブーツというスタイリング / 写真提供 株式会社やまと

石川:わぁ、素敵ですね!実際こういう装いの方が街を歩いている姿を眺めているほうが、楽しいですね。

矢嶋:洋服のトレンドのように、いろんな着方があって良いのです。

例えば、いま流行しているダメージデニム。あれだって知らない人が見たら、「膝小僧が出ててみすぼらしい」と思うかもしれない。

だけどそれはファッションなんだからと、気にせずに履くでしょう?

石川:確かに以前、親戚がダメージデニムを履いて電車に乗っていたらおばあちゃまに「買えないのね、かわいそうに‥‥」って言われていました。世代が違えば、捉え方も変わりますよね。

矢嶋:そうでしょう(笑) きものも同じです。

戦後のきもの業界に起きた2つのブーム、光と影

石川:きものの場合は、若い世代がきものに合わせなければいけないと構えすぎているのかもしれないですね。

矢嶋:そうそう。戦後のきもののありかたにその原因があります。150年前は日本人全員がきものを着ていた。戦前戦時中はもんぺと国民服になってしまったから、そこで一度きもの文化が途絶えてしまった。

そして、戦争に負けて欧米文化にシフトして行く中で、どうやってきものを生き残らせようかときもの業界の人が考えたことが2つありました。

1つ目が、1959年の皇太子ご成婚時に新聞に掲載された美智子妃殿下の訪問着姿をきっかけに訪れた婚礼きものブーム。そして2つ目が、団塊の世代が成人式を迎えた1969年から1970年頃の振袖の大流行です。

婚礼と振袖、2つのフォーマルなきものできもの業界は持ちこたえた。ただ、戦前のきもの文化成熟期には、たくさんあったカジュアルなものが淘汰されてしまったのです。素材も絹一辺倒になることで高額になり、ルールに縛られ、自由で多様性のあるきもの文化が消えていってしまった。

自分のスタイルを見つけるには

石川:私は主に洋服に携わっていますけれど、時代によって着方は移り変わっていきますよね。歴史から考えると、きものも洋服同様にもっと自由でいいのですね。

とはいえ、今からきものを始めようと思っている方は、本で勉強しようとすると、どうしてもフォーマルのルールばかりが載っていて、たくさんの条件をクリアするものしか着てはいけないと思い込んでしまう。

矢嶋:フォーマルなルールを主張する人がいてもいいけれど、そればかりではつまらない。画一的になってしまうから。

若い方も洋服を着るときはその意識を持っていますよね。それくらい洋服に対しては文化が成熟しているのです。

きもの文化は150年前には成熟していたのに戦争前後の変化でブランクができて、その後ルールがフォーマルに偏ったものになってしまった。

ルールを知ることが悪いとは思わないし、フォーマルに着たいならルールを学べばいい。だけど、カジュアルに着ることだってできるということを忘れてはいけない。カジュアルに着るんだったらもっと自由でいいはずです。

きもののスタイリングで一番大切なのは、場や相手に合わせること

石川:お召しになるきもののスタイリングではどんなことに気をつけていらっしゃいますか?

矢嶋:「特別な日だからきものを着る」のではなく、「今日を特別な日にしたいからきものを着る」ということが僕にはよくあります。

今日は雨模様だけれど、せっかく春だから今の季節に合うもので出かけようと、若草の萌木色のイメージでこういう装いにしました。一番大切なのは、「その場と相手に合わせる」こと。

今日だって、もっとアバンギャルドな着方とか色々な選択肢はあったのですが、初めてお会いする方との時間だから、カジュアルだけど僕の中ではオーソドックスな着方を選んできたわけです。

みなさん、ふだん洋服でやっていることですよね。きものも同じです。

石川:先ほどのお話で、今日の装いをデニムにブレザーと言い換えてくださいました。

そういうふうに、「これはワンピースに相当」とかそれぞれのきものと洋服が対応するマトリクスになっていたら嬉しいのに、なんて思ってしまいました。

矢嶋:うーん、わかりやすくなるかもしれないけれど、それをやるとそれがまたルールになってしまうでしょう。

例えばその人が堅い職業の方ならおのずときちんとした格好になるし、同じ年齢でもアパレル系の方ならおそらく全く違う装いになる。

その人その人の常識や習慣、性格によって基準は変わってくるものだから、決めつける必要はない。そういう差があることが成熟した豊かさだと思うのです。

石川:確かに統一はできないですね。

矢嶋:食事でもね、フランス料理だって、フルコースで食べるスタイルもあればオードブルばかりで楽しむというスタイルも作られているでしょう。選べる豊かさというものがあると思う。

まず第一に、その場の相手に合わせる、そして、その中で自分らしさを出していけばいい。

見て、着て、慣れていく。その中で自分のスタイルを見つける。

石川:何を選ぶのか、どんなスタイルにするのか、自分の中の軸を決めていく必要がありますね。

矢嶋:まずは、スタンダードなところから入って慣れていけば良いと思いますよ。

一番良いのは、きもの屋さんの店頭やwebでいろんな人の着方を見てみること。弊社のお店にいらっしゃるお客様の最大の動機のひとつが「着こなしを見たい」というものです。

「こういうふうに合わせるんだな」と、実際に見て知っていただけるように、うちは、その地域やディベロッパーのメインとなるお客様の年代に合ったスタッフが店頭にいるようにしています。

石川:きものは街中で見る機会も少ないですものね。色んなものを見ると自分の中で軸が定めやすくなりますね。

矢嶋:まずはきものに対して馴染みを持つことが大切。

始めはゆかたでもいいので、まずは着てみる。着ることによって格段に関心が向いて沢山の情報が自然に入ってくるようになりますよ。

石川:慣れるまでの段階で諦めてしまうというケースもありますが、そういう場合はどうしたらいいのでしょう?

矢嶋:着付けに関して、男性は簡単です。帯はネクタイより難しいけれどボウタイよりシンプルで、動画を見たらすぐできるようになる。だから始めるとすぐ楽しめるんです。

一方、女性はそうはいかない。一番のハードルはおはしょりと帯ですね。

弊社では「クイックきもの」「クイックゆかた」という商品を出しました。これは一人ひとりの身長に合わせて、オーダーメイドでおはしょりを糸で縫い付けた状態にして販売しています。

これならば、女性も5分で着付けできる。帯も、切らずに1枚のまま縫い合わせたつくり帯加工を用意しています。どちらの商品もハサミを入れていないので、糸を取れば普通のきものと帯の状態に戻ります。

まずは、補助輪付自転車のように糸のついた状態で着ることに慣れて、ひとりで着られるようになったら糸を切って、元のスタンダードな状態にしてしまえばいい。

補助輪のような仕掛けはちょっと格好悪いけれど、こうした工夫があればスタートのハードルが下げられて、きものを楽しめる方がグンと増えると考えています。

石川:これはかなり画期的ですね。きものを始めるにあたって、本を買うよりは、お店に行って見てみる、ゆかたなどでチャレンジしてみるなど、ちょっと勇気はいるけれど一歩踏み出してみると道はひらけそうですね。

矢嶋:フランス料理を知りたかったら、本を読むより、まず食べにいくでしょう。それと同じでいいんだと思いますよ。

まずは、気に入ったものをワンセット用意してみる。選ぶことが難しかったら、自分となるべく同じ年代のきものを着ている人に相談して選んで着てみることから始めてしまえば色々なことがわかるし、慣れていきます。

石川:きものの季節感はどんなふうに捉えればいいですか?

矢嶋:先取りが基本です。今日は雨なので、マントは着て来ましたけれど春だから軽やかに。でも実は下にヒートテックを履いています。寒いから。

石川:お話を伺っていると、洋服と本当に変わらないですね!和服と洋服にわけているけれど、どちらも服ですものね。

矢嶋:そうそう。繰り返しになりますが、和服と洋服って区分けはせいぜい150年前にできたもので、その前は全て和服です。

洋服でも、フロックコートとモーニングなんてほとんど区別つかないけれど別物なわけです。フォーマルはフォーム、型です。フォーマルな世界ではルールがあっていい。

だけれど、自分がフォーマルが好きだからといって、カジュアルが好きな人に対しておかしいと言う必要はないよね。

石川:そうですよね。きものに対してつい難しく考え過ぎているし、真面目な方ほどハードルを感じるのかもしれないですね。

矢嶋:それに、道端で「あなた違うわよ」って言っている人がどれくらいきものを着ているかって疑問でしょう。「おせっかい」さんを気にする必要はありません。

石川:間違ってるって言われないようにしようと思うのではなく、そこを気にしないということが大事なんだなと、私自身も気持ちが楽になりました。どんどん自由に楽しみたいですね。

矢嶋:家にあるのであれば、まずお母さんやご親族のきものを着てみるのもいいですよ。ちょうどおばあちゃん世代のころが一番多様で豊かな時代でした。だからおばあちゃんのきもの姿への憧れが強いのは当然なんですよ。

丈が足りないなど、サイズが合わなければ、レースの襦袢を下に着てチラリと見せたり。いろんな楽しみ方がありますよ。

石川:発想を自由にすると、きものの楽しみ方が広がりますね!


とても高いハードルが立ちはだかっているように見えていたきものの世界も、洋服と同じように多様で自由であることを教えていただきました。まずはミニマムに始めてみて、自分らしいスタイルを見つけて楽しんでいきたいですね。

※やまとでは、単に着る物としてのきものや昔の湯上りのゆかたではなく、「きもの」や「ゆかた」、「装履」をファッションとして楽しんで頂きたい考えから文中の表記にしています。

——

矢嶋 孝敏
株式会社やまと代表取締役会長
1950年、東京都新宿区生まれ。72年、早稲田大学政治経済学部卒業。88年、きもの小売業「やまと」の代表取締役社長に就任、2010年より現職。2017年に創業100周年を迎える同社できもの改革に取り組んでいる。11年、一般財団法人「きものの森」理事長就任。著書に『きものの森』(15年)、『つくりべの森』(編、16年)、『きもの文化と日本』(共著 伊藤元重氏 東京大学名誉教授、16年)がある。

http://www.kimono-yamato.co.jp/

石川 ともみ
ファッションディレクター/パーソナルスタイリスト
一般女性のためのパーソナルスタイリングサービス「lulustyling」代表。資生堂×an・an主催のスタイリストコンテストBeautyStylistCupグランプリ。個人向けスタイリングサービスの他、メディアへの出演やテレビ番組の企画監修、企業のファッションコンテンツや商品のアドバイザーとして活躍中。女性を輝かせるスタイリストとして20代30代の女性を中心に支持を得ている。

文・写真 : 小俣荘子

*こちらは、2017年4月23日の記事を再編集して公開いたしました。

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