今が見頃!紫陽花と「旅印」を集めてめぐる鎌倉日帰り旅
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ちょうど、風物詩の紫陽花が見頃を迎えはじめた鎌倉。
そこで、さんちのアプリ「さんちの手帖」を使いながら、鎌倉の紫陽花名所と編集部おすすめの見どころをめぐってみました。よかったら記事やアプリを旅のおともにしてみてくださいね。私が実際に回ってみたルートはこんな感じです。
鎌倉の見どころ
◇ 紫陽花といえばやっぱりここ、長谷寺
◇ 江ノ電と紫陽花を一度に楽しめる、隠れた写真スポット
◇ 海をのぞむ鎌倉三大洋館で、肩ひじはらない文学散歩。鎌倉文学館
◇ 由比ヶ浜で美味しいお蕎麦に舌鼓。松原庵
◇ いざ鎌倉へ。お参りとお土産めぐり
鶴岡八幡宮・鎌倉八座・豊島屋・Romi-Unie Confiture(ロミ・ユニ コンフィチュール)
◇ “あじさい寺”として名高い、明月院へ
では、行ってみましょう!
紫陽花といえばやっぱりここ、長谷寺
はじめに向かったのは年間を通して四季折々の花を楽しめる「花の寺」として有名な長谷寺。
特に紫陽花のシーズンは毎年大変な賑わいで、混雑時には紫陽花の咲くエリアまで入場1時間待ちなどの規制がかかることもあるそうです。事前に問合せたところ、紫陽花をゆっくり楽しむなら「朝早くがおすすめ」とのこと。いつもより早起きして行ってみました。
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観音山の裾野と中腹に二つの境内を持つ長谷寺。その傾斜地を利用した散策路に、40種類以上約2500株の紫陽花が群生しています。
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遠くに鎌倉の街を見晴らしながら紫陽花を愛でる贅沢な時間。やはりみなさんカメラを手に散策を楽しんでいました。
階段の上り下りも多いので、歩きやすい服装がおすすめです。雨の平日でしたが、ゆったり見て戻って来た10時台には散策路に入場待ちの列が。やはり早起きは三文の徳でした。
江ノ電と紫陽花を一度に楽しめる、隠れた写真スポット
長谷でもう一つおすすめしたい紫陽花名所が、長谷寺から徒歩圏内の御霊神社そばにあります。
御霊神社は鳥居の前を江ノ電が横切る風景が数年前にテレビドラマに登場し一躍有名に。実はこの線路沿いには紫陽花が植わっていて、見頃を迎えた紫陽花と江ノ電を一緒に楽しむことができます。
いい写真を撮りたい、と訪れた人がカメラに夢中になってしまうので、訪れた日には安全のために警備員さんが立っていました。
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平安後期創建という神社の境内は駅近くながらしっとりと清らかな空気。紫陽花を愛でつつ、ゆっくりお参りしたくなります。
海をのぞむ鎌倉三大洋館で、肩ひじはらない文学散歩 「鎌倉文学館」
長谷の紫陽花名所を満喫したら、そのまま帰るのはもったいない。さんちアプリの「さんちの手帖」を使うと地図から近くの読み物やさんちおすすめの見どころを探すことができます。さらにその見どころでオリジナルの「旅印(たびいん)」を集めることができるのも楽しみのひとつ。
位置情報をオンにしてアプリを起動させてみると、近くに「鎌倉文学館」という見どころが見つかりました。早速行ってみましょう!ちなみに旅印は見どころに近づくと通知が来るので、ぜひお見逃しなく。
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鎌倉文学館の紹介ページを読んでみると、鎌倉は川端康成、夏目漱石に芥川龍之介、与謝野晶子など、多くの文学者に愛されてきた土地。
鎌倉文学館ではそんな鎌倉ゆかりの文学者の著書や原稿、愛用品などを展示しているそうです。鎌倉三大洋館にも数えられる歴史ある建築の意匠や湘南の海をのぞむ庭園など、展示と合わせて楽しめる見所もたくさん。紫陽花とはまた違う鎌倉の楽しみ方ができそうです。
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文学館は、シーズンには約200の品種のバラが咲くバラの名所でもあります。バラが見頃を迎える5月、紫陽花が見頃となる6月と、毎月花をめぐって鎌倉を訪ねるのも素敵ですね。
>>鎌倉文学館の情報はこちら
由比ヶ浜で美味しいお蕎麦に舌鼓。「松原庵」
「さんちの手帖」の道案内で、紫陽花散策からちょっと寄り道の文学散歩を満喫できました。鎌倉文学館入り口の交差点まで戻ってくると、そのまま江ノ電の由比ヶ浜駅まで徒歩圏内。アプリの地図には美味しそうなお蕎麦屋さんが近くにある表示が。
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早起きしてたくさん歩いて、そろそろお腹が空いてきました。駅からも近い由比ヶ浜の人気店、鎌倉 松原庵で美味しいお蕎麦に舌鼓といきましょう。
松原庵さんは紹介ページに加えて鎌倉での夜の晩酌の場所として取材した読みもの記事もあります。
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>>鎌倉 松原庵の情報はこちら
>>産地で晩酌〜鎌倉編〜の記事はこちら
いざ鎌倉へ。お参りとお土産めぐり
お腹も膨らんで力がついたところで、由比ヶ浜から江ノ電に乗って鎌倉へ移動します。本当はもう一箇所、「鎌倉の紫陽花といえば」の名所を目指したいのですが、日中は混雑が予想されるので先に鎌倉の顔とも言える鶴岡八幡宮へご挨拶に。
鎌倉駅についた途端、どどっと旅印の通知が来ました!名前は鎌倉八座、豊島屋、Romi-Unie Confiture( ロミ・ユニ コンフィチュール )。どこもさんちおすすめの鎌倉土産のお店です。せっかくなのでお参りと合わせて寄ってみようと思います。
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鎌倉のお土産が揃う、小町通りの「鎌倉八座」
まず、小町通りを歩いていて見つけたのが鎌倉八座。地元の工芸や食材などを生かしたお土産ものが並びます。アプリによると八座の「八」の字は、“八百万の神奈川土産と、「八」にかけた末広がりの縁起もの”と出会える場所との意味が込められているのだそうです。
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>>鎌倉八座の情報はこちら
>> 鎌倉八座の読み物 鎌倉観光におすすめの、小町通りにある土産・雑貨店「鎌倉八座」はこちら
鳩サブレーを求めて、豊島屋 本店へ
ここで小町通りを横に抜けて、八幡宮の表参道へ。白壁に鳩サブレーの文字がひときわ目を引く豊島屋 本店に到着です。鎌倉土産といえばやっぱり鳩サブレー。アプリによると本店限定の商品も要チェックとのこと。店先には早々と七夕の笹飾りが置かれていました。
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>>豊島屋の情報はこちら
いざ、鎌倉の中心・鶴岡八幡宮へ
いよいよ八幡宮へ。参道を歩いていたら八幡宮の旅印の通知が届きました。目的地に近づいている臨場感が味わえます。
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八幡宮も紹介ページだけでなく、歴史や見どころを紐解いた記事が特集されています。創建の際、鳩が道案内をしたという伝説から八幡宮の「八」の字は鳩の形になっているそうです。
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>>鶴岡八幡宮の情報はこちら
>>特集記事「鳩は神様のお使い?鎌倉の中心・鶴岡八幡宮」はこちら
いがらしろみさんのジャム「Romi-Unie Confiture」
お参りの帰りには参道を挟んで豊島屋とほぼ向かい合わせのRomi-Unie Confitureへ。店先が満開の紫陽花で彩られていました。
「お菓子みたいなジャム」がコンセプトのお店で、ジャムはすべて店内にあるアトリエで毎日作られているそうです。
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>>Romi-Unie Confitureの情報はこちら
「あじさい寺」として名高い、明月院へ
長谷、鎌倉とたっぷり歩いてきました。ちょっと休憩、という人は鎌倉駅前のイワタ珈琲店で名物ホットケーキというのもいいかもしれません。
まだまだ紫陽花を楽しむぞ、という人は、ぜひ「あじさい寺」として名高い明月院へ。通常は16時までですが、6月は17時まで拝観が可能です。北鎌倉の駅に降り立つと、明月院の方向へ歩く人の姿がずっと続いています。
到着した明月院は、入り口から紫陽花がお出迎え。門をくぐるとそこから上へ上へと散策路が続いています。
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道はどこを歩いても紫陽花の青、青、青。「あじさい寺」と呼ばれる所以がわかったような気がしました。
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長谷寺が斜面を覆うように紫陽花が植わっているのに対して、明月院は人の背丈ほどに伸びたものも多く、紫陽花に囲まれた、小さな森のような空間です。
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たっぷり歩いて足はクタクタですが、アプリをおともに紫陽花から文学散歩、お参りついでにお土産探しなど、大満足の1日となりました。
自分だけでは気付けなかった見どころもめぐれて、まるで鎌倉に詳しい友達に、ずっと案内してもらっているような気持ちに。まさに旅のおともアプリ、と言ったら褒めすぎでしょうか。
今回は紫陽花名所を午前午後に分けて訪ねましたが、紫陽花をゆっくり見たい、という人は先に紫陽花名所をめぐっておいて、帰りに鎌倉でお土産選び、という回り方もいいかもしれません。
行きたい先のお休みや営業・拝観時間、混雑具合などを前もって確認したら、お天気やご自身のコンディションに合わせて、無理なく散策を楽しんでくださいね。今日は回れなかった他のおすすめ見所も「さんちの手帖」に載せていますので、旅のおともにぜひお忘れなく!
<取材協力>
長谷寺
神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
0467-22-6300
http://www.hasedera.jp/
明月院
神奈川県鎌倉市山ノ内189
0467-24-3437
◇紹介した見どころの情報や旅印機能を丸ごと楽しめる「さんちの手帖」アプリはこちらからダウンロードできます!
文・写真(一部除く):尾島可奈子
こちらは、紫陽花の見頃に合わせて、2017年6月16日公開の記事を再編集して掲載しています。紫陽花めぐり、どうぞお楽しみください!