スープ作家・有賀薫さんに聞いた推しの逸品。第四話 家事問屋の「お玉」と「味見スプーン」
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一流シェフが愛用する調理道具や、長年お店で道具と向き合ってきた店主が「これは」と手に取るもの。
道具を使うことに長けている各分野のプロフェッショナルが選ぶものには、どんな秘密があるのでしょうか。中川政七商店が扱う暮らしの道具の中から、「語りたくなる推しの逸品」を教えていただきました。
今回ご紹介するのは、スープ作家として365日、毎日スープをつくっている有賀薫さん。
5つの商品を推し認定していただきました。
今日は、手馴染みが良く、料理中の心強いおともになる「お玉」と「味見スプーン」についてのお話です。
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料理をつくるのに欠かせない道具たち。鍋やフライパン、うつわなどは好みのものを揃えているけれど、菜箸やお玉などは、はじめに買ったものをそのまま使い続けている人も多いのではないのでしょうか?
使う出番が多いからこそ「ちょっと不便」を抱えたままではなく、「使っていて気持ちいい」ものを選ぶべき。そう語ってくれたのはスープ作家の有賀薫さん。
キッチンにあるとつい手にとってしまうような便利アイテム、家事問屋の「お玉」と「味見スプーン」の魅力を語っていただきました。
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スープ作家。1964年生まれ、東京出身。
ライター業のかたわら、家族の朝食に作りはじめて10年間3,500日以上続いたスープをもとに、現代家庭に合うスープレシピを発信。
著書に『スープ・レッスン』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』『朝10分でできる スープ弁当』など。レシピ提供、コラム執筆、イベントなどを通じて、現代家庭の料理改革を推進中。
お玉は「大きすぎないもの」を選ぶこと
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長年スープづくりをして、たくさんのお玉を触ってきたから分かることがあります。それは大きすぎないものを選ぶことと、実際に触ってみると気づくことがあると言うことです。
見た目が良くても、持って、すくってという動きをしないと分からないことが多いんです。ちょっとしたサイズでも使いやすさは変わりますし、手持ちの鍋との相性もありますね。そして、鍋に対してぴったりのサイズでもうつわに盛り付ける時にぶつかってしまったり、下手したらはみ出て溢してしまったり、ということも……。
その点、家事問屋さんの「お玉」はとても使いやすいサイズだと思います。とくに、この「浅さ」がポイント。
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カーブが浅いので、さまざまな大きさの具材が盛り付けやすいと思います。小さなお豆腐が入ったお味噌汁はもちろん、じゃがいものような大きな根菜、豆腐の角を崩さずきれいにきれいに盛り付けたい! というときも便利。滑り込ませて、そっと置くのもこれひとつで出来ます。
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そして家事問屋の「おたま」の素晴らしいところは、手持ちの切り口。丁寧に丸く削られているので、なめらかで持ちやすいのです。グリップがなくすっきりしたデザインなので、場所をとらず収納しやすいのも良いですね。
あると思わず手が伸びる「味見スプーン」
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家事問屋さんは「味見スプーン」もいいですよ。スープをちょっと味見をしたい、調味料を混ぜたいな、という時など出番が多いです。お尻の方はフォークのようになっているので、根菜が煮えているか確認するときにもさっと取り出して使えますね。
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味見用のスプーンって、使った後の置き場所をどうするかの問題があると思います。大きいスプーンを使うと置いた場所が濡れたり汚れてしまいますよね。そんな時に登場するのが「味見スプーン」。スプーンのサイズがこぶりで絶妙な角度なので、キッチンまわりを汚さないのがとっても嬉しいです。
キッチンに立つ皆さんは、調理道具のちょっとしたストレスに意外と気づいてないと思うんです。だからこそ、自分にぴったり合うようなものに出会えると幸せですよね。家事って「ちょっとしたことの積み重ね」だからこそ、使っていて気持ちいいことってとても大事だと思います。
もちろん私も買った後に「失敗した!」ということもあるけれど、だからこそ出会えたときに感動するんです。ぜひ皆さんも素敵な道具を見つけてみてください。
次回は、家事問屋の「下ごしらえボール」についてお話いただきます。
お楽しみに。
<掲載商品>
お玉 中 サテン
家事問屋 味見スプーン
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有賀薫さんインタビュー記事はこちら
文:アズマヒロエ
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