髪が変わるだけで毎朝起きるのが楽しくなる「桜島の生搾り椿油 ピュアプレミアム」
日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。
語り手:塩足 月和子
直営店店長を経て、日本全国の工芸品をお届けする展示会「大日本市」の担当に。 工芸だけでなくアートも好きで、休日は美術館やギャラリー巡りを楽しんでいます。 旅好きでもあり、冬には必ず雪国に行って温泉と日本酒を楽しんでます。ブランド:SAKURAJIMA TSUBAKI
推しの逸品:桜島の生搾り椿油 ピュアプレミアム
火山の大地にしなやかに美しく咲く桜島のヤブツバキ。その種子に宿る良質なオイルは、髪やお肌を整え、食卓を彩り、道具を美しく保つなど、昔からさまざまな暮らしの場面で使われてきました。日本人が永く愛する椿油が、これからも巡り受け継がれていくように。私たちは「椿のある暮らし」を未来につなぐことを目指します。
お風呂は大好きな私ですが、入浴後、髪を乾かす行為がとにかく面倒。
髪が濡れたまま、ちょっと休憩!とソファーに座ったら、そのまま寝てしまい、次の朝髪の毛が焼きそばのようになって、洗い直し、、なんてこともしばしばありました。
そんなときに出会ったのが、この「桜島の生搾り椿油 ピュアプレミアム 」です。
椿油は昔から好きで、ヘアオイルとしてよく使っていましたが、
独特な香りがあったり、オイルが重く、付けすぎてしまうと髪が海苔のように引っ付いてしまったり。使い方に少しコツが必要、というのが私の印象でした。
今回、この「桜島の生搾り椿油 ピュアプレミアム 」に出会い、
椿油の概念が覆されました。
何より驚いたのは、髪への浸透力が高く、「さらり」とした使用感になること。オイルが髪に吸い込まれていく感覚がありました。
そして香りが少ないこと。
その秘密は、独自の製法にあります。熱を加えずに油を搾る、生搾りの非加熱圧搾法・コールドプレスによるものなのだそうです。
昔ながらの製法でつくられる、加熱圧搾法・高温圧搾法の椿油は、原料であるヤブツバキの種子に熱を加えて搾られるため、黄色味を帯びた油で微かに香ばしい香りが特徴です。
一方で、近年登場した、非加熱圧搾法・コールドプレスは、
“選別された良質なヤブツバキの種子のみ”を“非加熱”で搾ることで、
ほとんど無色透明で、香りの少ない椿油ができたそうです。
タオルドライをしたあと、手のひらに2、3滴とって伸ばしたピュアプレミアムを、毛先に馴染ませサッとつけて乾かすだけで、翌朝のまとまり感とサラサラ感が全然違う為、翌朝が楽しみになりました。
ヘアケア以外にも、つくり手さんにおすすめの使用方法をお伺いしたところ、
全身使えるけれど特に丁寧に行いたいフェイシャルケアにおすすめとのことで、さっそく試してみました。
洗顔後、化粧水で肌を整えた後、顔全体を覆うようにつけてみると、
肌への浸透力が高く、一本で乾燥を防ぐことができ、いつもより肌がしっとりしました。
その理由をお伺いすると、なんと非加熱圧搾法は、従来の椿油と比べ保湿の持続時間が2倍だそうです。
これから乾燥する季節がやってきます。
一本で全身使える「桜島の生搾り椿油ピュアプレミアム」 は、お手入れする前にすぐに寝てしまう私にとっては、欠かせない逸品となりました。