いつものカレーがもっと美味しくなる「YAMACO カレー賢人のカレースプーン」
日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。
語り手:高倉 泰
中川政七商店主催の展示会「大日本市」のディレクター。 日本各地の作り手と一緒に展示会やイベントを作りあげる。 古いものを生かした生活が好きで、奈良で築150年の古民家を改築し、 妻と2人の子どもと暮らしています。山形県出身。風呂好き。日本酒ナビゲーター認定者。ブランド:YAMACO
推しの逸品:カレー賢人のカレースプーン
鎚起銅器の技術で手作りからスタート。戦後、機械化を進め、カトラリーのルーツといわれるヨーロッパへ輸出するまでに成長。「付加価値のあるモノづくり=徹底的な品質向上」の考えと高いデザイン要求を形にしてきた実績を基に真摯なモノづくりを世界に発信していきます。
平日はなかなか料理ができませんが、たまの週末はエスニック料理担当としてアジアや中国の料理を作っています。特によく作るのがネパールカレー。チキンやヤギのカレーにダル(豆のスープ)やアチャール(漬物)を作って家族や友人に振る舞っています。
ネパールカレーはチリ(唐辛子)さえ抑えれば辛くないので、子ども達もたくさん食べてくれます。
もちろん日本の定番カレーも好きなのですが、一つだけ気になるのが野菜の大きさです。じゃがいもやにんじんが、少し大きい。どちらの野菜も好きなのですが、大きくカットされていると、野菜の味に対してカレーの味が物足りなく感じてしまう。口の中がじゃがいもでいっぱいになってしまうのがちょっと苦手だったりします。
とはいえ、スプーンで切ろうとすると、するするっとカレーの上を泳いで逃げていく。諦めてそのまま食べることもしばしば。
そんな私が出会った、究極のカレースプーンをご紹介します。
その名も、カレー賢人「サクー」
本当に具材が切りやすい!じゃがいもが逃げることなく「サクー」と割けてくれます。小さくなったじゃがいもとルーのバランスが絶妙で、いつものカレーをもっと美味しくしてくれます。
聞けばカレーの聖地で有名な神田の「カレーブランプリ」さんと一緒に、使い手目線で作ったそうです。スプーン業界ではタブーとされている、左右非対称に果敢に挑戦しているところにも覚悟が感じられます。
さらに左利き用の「ヒダリー」も揃えているので、左利きのうちの息子も上手に使うことができ、助かっています。
さてもう一本揃えているのが、究極のカレースプーン カレー賢人「キャリ」。
その名の通りカレーを運ぶのが上手になるスプーンです。
こちらは掬う部分の形状が秀逸で、掬ってから口に入れるまでのストレスがありません。ネパールカレーは日本のカレーよりもルーが緩めだし、豆のスープを混ぜて食べたりするので、深さがないとこぼしちゃって危険。それを見事にサポートしてくれます。
先端は薄く磨かれて、口の中でスプーンの存在感を感じさせないので、カレーに集中することができる。結果いつもより美味しく感じるんです。
更に持ち手の部分も研究され、手首と腕に負担のかからない動作で口に入れることができる優れもの。
エスニックカレーにはこちらがお勧めですね。
道具によって料理の美味しさや楽しさが変わることを実感しました。
これからもネパールカレーを追求します!
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