【あの人の贈りかた】その人に合う履き心地の良さに、贈る気持ちをのせる(スタッフ森下)
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贈りもの。どんな風に、何を選んでいますか?
誕生日や何かの記念に、またふとした時に気持ちを込めて。何かを贈りたいけれど、どんな視点で何を選ぶかは意外と迷うものです。
そんな悩みの助けになればと、中川政七商店ではたらくスタッフたちに、おすすめの贈りものを聞いてみました。
今回は企画担当の森下がお届けします。
その人に合う、履き心地の良さ「しめつけないくつした」「山を登るくつした」
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「靴下こそ、いいものを選んだほうがいい」。お店に立った時に、お客さまがお連れさまにかけられていた言葉です。
靴下売場の前でそんなお話をされていたのがうれしくて記憶に残っているのですが、わたしも自分に合った靴下を履くようになってからは、同じように感じています。それまでは、くいこんだり、脱げたり、比較的早くやぶれたりして、靴下ってまぁこんなものかな、と思っていたんですが、いいものってやっぱり違うんですよね。
なので、ちょっとしたプレゼントに迷ったとき、わたしはお気に入りの靴下をプレゼントしています。「いいんだよ、試してみて」と、気軽に勧めやすくって、気軽に喜ばれやすい。
当店の靴下では、ファクトリーブランド・2&9(ニトキュー)の「しめつけないくつした」と「山を登るくつした」を、相手に合わせて使い分けています。
「しめつけないくつした」は、履き口がやわらかくて、全体でふわっと包み込むように編まれているので、ゴムのしめつけがなく、ずれることもありません。リウマチで脚がむくむと言う叔母に贈ったところ、履いていないように楽ちんだそう。
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「山を登るくつした」は、歩きやすくてサポート力があり、一日の終わりの足の疲れが全然違います。わたしにとっては、よく歩く日に履く勝負靴下で、立ち仕事の親や、ライブによく行く友人にも贈ったりしました。
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奈良県が靴下の生産量日本一だったり、2&9(ニトキュー)の名前が奈良の県番号29番に由来していたり、ちょっとしたストーリーを添えられるのも贈りものにいいんですよね。
<贈りもの>
・中川政七商店「しめつけないくつした block」 ※色柄や素材は季節ごとに展開が異なります
・中川政七商店「山を登るくつした」
繊細な日本の工芸技術を、身近に愉しむ「関で作った爪切り」「江戸切子の爪磨き」
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なかなか買い替えるきっかけがなくて、でも毎回ちょっと不便に感じていた爪切りを、本来逆なのですが、お客さまからのレビューに後押しされて購入しました。
「関で作った爪切り」です。
これまでパチーンという感じで切っていて、断面が二重になったりすることがあったのが、ストッ、ストッと、ものすごく静かに切れて爪に負担がかかりません。ステンレスのカバーが付いて飛び散ることもなく、使い心地は今のところ満点。無垢のヤマザクラの佇まいもお気に入りです。
新居へ引っ越す友人に、趣味を問わず、邪魔にならず、長く使ってもらえそうなものを考えていますが、意外と爪切りもありかも、と検討しているところ。江戸切子の爪磨きと一緒に、繊細な日本の工芸技術を、身近なネイルケアで愉しんでもらいたいなと思っています。
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海外と交流がある方なら、今、日本の刃物はとても人気なので、爪切りのような小さな刃物にもその技術が活かされていることに驚いていただけるかもしれません。
<贈りもの>
・中川政七商店「関で作った爪切り」
・中川政七商店「江戸切子の爪磨き」
季節の挨拶と元気でいる印に「季節の果物・野菜」
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奈良に住んでいて一番恵まれてると感じるのが、野菜と果物のおいしさ。
直売所がそこここにあり、色つやのいい作物を手にするときに、ここに住んでいる幸せを感じます。週に一度まとめて買い出しをしますが、新鮮だと1週間くらいでは傷まないのも助かっています。
季節の挨拶と元気でいる印に、わたしはそのときの果物と野菜を贈りものに選びます。東京に住んでいたころ、しょっちゅうご飯を囲んでいたママ友は、食材を扱う手が丁寧で、とてもきれいな料理をつくる人。おいしいものを見つけるのも大好きなあの人を想像しながら、食材を選んでいるときが至福です。
8月ごろから出回るのが、露地栽培のいちじく。皮ごと食べられて、デザートにも料理にも使いやすい食材なので、多めに贈っても喜ばれます。他府県からはあまり知られていないようですが、奈良の特産の果物といえば、「いちじく」「柿」「いちご」なんですよ。
奈良へ旅行に来られる際、観光地に近い直売所だと、JR奈良駅前の「まほろばキッチン」があります。夕方になるとものが少なくなってくるので、できれば午前中がおすすめです。
<贈りもの>
まほろばキッチン「季節の果物・野菜」
https://www.ja-naraken.or.jp/agriculture/farmersmarket/mahoroba/naraekimae/
※時期により販売品は異なります。ご了承ください。
贈りかたを紹介した人:
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中川政七商店 企画担当 森下純
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