【はたらくをはなそう】中川政七商店 店長 江藤あかね

江藤 あかね
中川政七商店 二子玉川ライズ店


2018年 中川政七商店 横浜ルミネ店 配属
2019年 中川政七商店 ラゾーナ川崎プラザ店 配属
2021年 中川政七商店 ラゾーナ川崎プラザ店 店長
2023年 中川政七商店 二子玉川ライズ店 店長



学生の頃から和紙の産地巡りをしたり、工芸のワークショップに参加したりと、ものづくりが大好きだったので、ずいぶん前から中川政七商店が手がける日本市などのお店を見かけるたびに買い物をしていました。

ある時、これからの生き方や子育てをしながらの働き方について見つめ直す機会があり、その頃たまたま買い物に行った中川政七商店で受けた接客や、素敵な包装紙などに感動し、お店だけでなく会社自体にも興味が湧くきっかけがありました。どんな会社だろうと調べてみると、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンや「こころば」(※十か条からなる中川政七商店の価値基準)などから、自分自身の大切にしていることと重なる部分があると分かり、思い切って中川の門を叩きました。

この会社に入って一番思ったのは、「いい人ばかりの会社だな!」ということ。これは他者を大切にする当社のしごとのものさしが根底にあるのですが、それを当たり前のように皆がやるというのは、実は難しいことですよね。

でもお店で感じるのは、周りの人を尊重する良い文化は、温かい気持ちを受け取った人がまた他の誰かにできたりして、自然と伝染していくものなんだな、ということ。私自身その輪に内包されて、人としても成長させてもらっているのを感じます。

私が店長として大切にしているのは、進むべき方向を示しながら、スタッフそれぞれが自分のスタンスで仕事を楽しむことです。自分の課題や目標と向き合っていくのは大変ですが、積み上げた努力が形になっていく楽しさを皆で共有したいのです。この考え方も当社に入ってから強く思うようになったことの一つで、そのための読書など勉強は欠かせません。店長の仕事として人を育てることはとても重要ですが、まずは育てる人が育たなければいけないのは言わずもがな。私も育ちながら、スタッフ皆で育て合っている感じです。

入社時はまだ保育園に通っていた子ども達も小学生になり、今は少し時間に余裕ができたのですが、それでも日々一緒に働いてくれる人たちの理解なくしては成り立ちません。そんな感謝の気持ちがまずあって、その上で「なぜ働くのか」と言えば、好きな仕事をすることは特別な何かではなく、自分の人生において欠けては困る大切なことの一つだからでしょうか。

日常の地続きに仕事と子育てがあって、趣味や家事の時間も全て、違和感なく共存している感じなのです。優先順位もその時々で変わるし、「こうあるべき!」という考え方はあまりしないようにしています。

ママ店長になれたのは、関わってくれた全ての人達のおかげ。そうして力を貸してくださったように、私もまた誰かの力になれたらと思います。これから子育てする可能性のある人や既にされている人が、今の頑張りの先にある自分の人生を想像したときに、私のように店長をする選択もできるんだと思ってくれたら、それだけでとても嬉しいです。

まだまだ続いていく自分の道が、これから何と出会ってどうなるのか、これからも楽しんでいこうと思います。

※写真は当店のスタッフであり、写真家としても活動されている柴田 真由さんに撮影してもらいました


<愛用している商品>

motta

タオルも良いのですが、ハンカチを扱う美しい手元に憧れます。mottaは濡れてもすぐに乾き、いつもピシッとハリがあるところが大好き。色柄も好みで、たくさんコレクションしています。

日本の精油

日ごろからコスメなどは自然の精油を使っているものを愛用しています。日本の精油シリーズも愛用中で、新作の南の森ブレンドは寝る前のストレッチなどリラックスの時間に香らせて楽しんでいます。

きほんの一式

シンプルですが表情豊かな釉薬が存在感あるシリーズです。食事を盛り付けると、ちょっとしたものでも美しく見せてくれるところが大好きです。家族のお茶碗や朝食用の平皿、汁物用に中鉢など、楽しませてもらってます。

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