「大事な本を、次の誰かの大事な本へ」。本の健やかな循環を生む、VALUE BOOKSの古本買取・販売サービス
読み終えた本や、迎えたけれど読み切れなかった本。「手放すのはもったいないな」と何となく手元に残しておくものの、再び頁を開く機会が訪れるかはわからない。皆さんにもそんな本ってありませんか。
仕事で抱えた悩みに寄り添ってくれた新書、痛快な書き口に励まされたエッセイ、美味しいご飯を求めて迎えたレシピ本。いつかどこかでまた自分に必要となる気がして、繋がる時を待っている本が私自身も自宅にたくさんあります。
けれどそんな思いとは裏腹に、手狭になっていく我が家の本棚。まだまだ大切にしたい気持ちはあるものの、現実的にそうも言ってられないなか、中川政七商店としておすすめしたいのがVALUE BOOKSのサービスです。
長野県上田市を拠点としながら、インターネットを主な場として古本の買取販売を行うVALUE BOOKS。「大切な本を、その気持ちのまま次の誰かに繋げてくれる」と信頼が厚く、中川政七商店の社内にもファンが多くいます。
今回はそんな社員の一人で、普段からVALUE BOOKSのサービスを利用している安田に、同社サービスの魅力を聞いてみました。
<ご案内>
VALUE BOOKSの17周年を記念したキャンペーンが実施中。読み終えた本をVALUE BOOKSへ送ると、買取金額に応じて中川政七商店 他、さまざまなブランドがセレクトした本とのひとときを彩る素敵なギフトがもらえます。ぜひこの機会にご利用ください。
開催期間:2024年7月6日(土)~7月31日(水)
詳細はこちら:https://www.nakagawa-masashichi.jp/staffblog/blog/b1170/
コロナ禍を経て、読書が日課に
普段は中川政七商店で、商品の販売促進企画を担当する安田。自宅の本棚にはエッセイから写真集、ビジネス書など、ジャンルを限らず多種多様な本が並びます。
「コロナ禍に入り自宅で過ごす時間が多くなり、手持ち無沙汰になったことで本を読む時間が増えました。それまでもビジネス書のような仕事に関係ある本は読んでいたのですが、小説とか哲学書、あとは旅に行けなくなったから旅行気分になれる本もよく読むようになりましたね。コロナが落ち着いてからも読書の習慣がついて、夜寝る前や週末の午前中などを読書時間にあてています」
寝室の大きな本棚の他、いくつか本を収納するコーナーを設けた安田の部屋。自宅の真ん中に置かれたソファを読書の定位置に、その時々で気になるテーマを手に取り、何冊かを併読しながら本との時間を楽しんでいるといいます。
「例えば『今日は哲学的なテーマに触れたいな』とか。
コロナ禍を機に『幸せに生きるってどういうことだろう』と思うようになって、それで哲学的な思想を再編集しているような本を手に取るようになりました。お気に入りの『マチネの終わりに』も、哲学的なメッセージを小説で伝えている本ですね」
「でも購入する本は特定のジャンルに限ってるわけではなくて。気になったらすぐ買ってしまうタイプなので、一か月に10冊以上は家に迎えます。全部すぐに読めているかと言われたら、そうではないんですけど(笑)。
最近読んだのは高山なおみさんの『自炊。何にしようか』。これはまさにVALUE BOOKSさんで買いました。高山さんの暮らしを特集しているテレビ番組を見て、すごく自然体で素敵な方だなと思って。それで、本も読んでみたいなと思い(この本を)VALUE BOOKSさんで探して買ったんです」
「今は奈良に住んでいるのですが、興味のあるテーマを置いている本屋さんが生活動線になかなかないので、本はネット通販で買うことが多いですね。新品かどうかには全然こだわりがなくて、古本屋さんもたくさん活用してます」
月に10冊以上購入するという安田家には、本棚に収まりきらない本も多数。こまめに本棚のラインアップを見直すようにしつつ、どうしても入りきらなくなった際に利用するのが、VALUE BOOKSの古本買取サービスです。
「メインの本棚はちょこちょこ内容を見直していて、半年に一度ほどのペースで大きく中身を変えています。でも本って、その本を買った時に持っていた気持ちとか、手に取ったときに居た状況と共にあるじゃないですか。だからなかなか捨てづらかったり、読まないのにずっと家にあるっていう本もあるんです」
「VALUE BOOKSさんのサービスを知るまでは、本棚から溢れた本は段ボールにまとめておいて、引っ越しのタイミングで捨てていました。ただやっぱりもったいないなと思ってて。古本屋さんに持ちこむこともありましたが、持参するのも大変だし、なかなかいい方法が見つかりませんでした。
VALUE BOOKSさんのことは、中川政七商店に入社して仕事でお付き合いを始めてから知ったんですけど、今ではすっかりファンになって、かなりの頻度で利用しています」
「本が丁寧に扱われているところが好き」。VALUE BOOKSの古本買取・販売サービスの魅力
「利用を始めて3年ほどですが、何十冊もの買取依頼を既に5回ほどしています。買うときも、欲しい本があったらまずは『VALUE BOOKSにあるかな?』って調べますね」
数年前に利用を始めてから、今では売るのも買うのもVALUE BOOKSが多いと話す安田。同社のサービスの端々に、読み手への気遣いや本への愛を感じるのが信頼につながっていると続けます。
「VALUE BOOKSさんのサービスって、利用者のことをよく考えて設計されてるんですよ。例えば買取サービスでは結構な量を売りに出すので、自宅に集荷に来てくれて、宅配で出せることもラクで利用しやすい点の一つです。
査定していただいた後にずらりと書籍名と価格がリストになったメールが来るのですが、それを見るのも楽しくて。自分が予想した金額とあっていたり、予想よりも高く買い取っていただいたり、そうやって本の市場動向を見るのも楽しみですね(笑)。
ちなみに、古本屋というとあまり高値がつかないイメージですが、VALUE BOOKSさんは買取価格が高いことも結構あるんです。大事にしていた本に高値がつくと、利用者としてはやっぱり嬉しいですよね。
自分がこれまでに利用してきた古本買取サービスと比べても、高額買取だなと感じることが多くて、そこにも、企業側の本への愛情を感じます」
「あとは『ソクフリ』という、査定したらすぐに振り込んでくれるサービスが選択できるところも便利です。査定金額に納得してから買い取ってもらうこともできますが、忙しいなかではやり取りの数が少なく、スムーズに買い取りに出せることもすごく大事。なので、ソクフリを利用することも多いです」
一方でVALUE BOOKSから本を購入する理由は「丁寧さですね」とのこと。
「送られてきた本の状態がすごく良いんですよ。古本なので最初はあまり期待してなかったのですが、新品の半額くらいで買った本も、状態がきれいなばかりかすごく丁寧に梱包してあるんです。それがいいなって。
本への愛を持って届けておられるんだなって感じますし、『届いたら表紙が破れていた』なんてこともないので安心して利用できます。だから『今日や明日に届かなくても、丁寧に扱ってくれるところを選びたいな』と思うんです」
自分の大切な本を、誰かの大切な本へ
「本当は古本屋さんの見逃しかもしれないんですけど(笑)、古本ってたまに、本の中に前の方が引いた線があったり、メモ書きが残ってたりするじゃないですか。でも、実はそこが好きで。『この人はここが気になったんだな』って、誰かの気配を感じて温かい気持ちになる。そんなところにも古本の良さを感じます。
捨てるに捨てられなかった本が、丁寧に扱ってくれる古本屋さんを媒介に、また誰かに伝わっていく。そうやって本の健やかな循環が生まれるなら、安心して次の方に手渡せるなって思うんです」
“本が循環する社会”をつくることで、生活する人たちの”うれしくなる” 連鎖が広がり、社会をよりよくできれば。そんな風に考えて、本の価値をシェアすることで社会をよくする力を引き出したいと、本気で臨むVALUE BOOKS。
自分の大切にしていた本が、誰かの大切な本になる。そんな機会を、ぜひ皆さんもご利用ください。
<ご案内>
VALUE BOOKSの17周年を記念したキャンペーンが実施中。読み終えた本を送ると、買取金額に応じて中川政七商店 他、さまざまなブランドがセレクトした本とのひとときを彩る、素敵なギフトがもらえます。ぜひこの機会にご利用ください。
開催期間:2024年7月6日(土)~7月31日(水)
詳細はこちら:https://www.nakagawa-masashichi.jp/staffblog/blog/b1170/
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文:谷尻純子
写真:奥山晴日