【季節をしつらう暮らし】節分
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花やテキスタイル、年中行事にちなんだお飾り。
暮らしのなかに季節を感じる景色があるだけで、毎日にリズムが生まれ、目にしたときに少し幸せな気持ちになる気がします。
そんな景色の参考になればと、スタッフやお客さまのもとにお邪魔して、中川政七商店の季節のお飾りをインテリアに取り入れていただきました。今回は「節分」をテーマに、スタッフ・白石の自宅を訪れます。
花や郷土玩具で、四季の移ろいを子どもと楽しむ
白石:
中古のマンションをフルリノベーションした我が家。どんなテイストの家具や雑貨も合うように、壁は白一色、天井はコンクリートむき出しといったふうに、ニュートラルな印象に仕上げてもらいました。
妻は北欧テイストが好みで、ダイニングテーブルは北欧のヴィンテージ品。内装関係の仕事をしている妻の会社で作っていただいた家具もあります。テレビボードの収納部分には扉がついていたりと、基本的にはごちゃつかずすっきり見せられるような家具を選んでいますね。
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一方で、僕個人は日本の焼き物や郷土玩具の収集癖があり、花器やうつわに取り入れたり、各地で集めた人形を玄関に飾ったりしています。
旅行に行く前にリサーチして、好みに合うものを迎えるのが旅のひとつの楽しみです。
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しつらいは季節感も意識していて、床に敷くラグを夏はござっぽいものにしたり、冬は毛足の長いものに変えたりと、時季により心地好く感じる風合いのものを選んでますね。
旬の花を飾るのも好きな家しごとの一つ。
今は仕事でご一緒したことを機に出会ったオンライン花屋のLIFFTさんで、季節の花のサブスクリプションサービスをお願いしています。毎月新鮮な花が届くので、2週間ほどは飾れて。そのあとは庭の花や、近くの花屋で購入した花などを生けています。
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子どもがいるので端午や桃の節句だったりクリスマスだったり、子どもに関連する年中行事も積極的にしつらいに取り入れます。兜飾りやお雛様は悩んだ末に、一刀彫のものにしました。
他にも、玄関に飾っている郷土玩具も干支にまつわるものを目立つ場所に出して、ちょっとしたリズムを楽しんでいます。
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今回飾った節分のお飾りは「僕の家にはちょっとかわいすぎるかな?」と思っていたのですが、もともとある郷土玩具のテイストが幅広いのもあって、違和感なくなじんで飾れました。
あと、子どもがすごく興味を示してくれて。行事の話を自然とするきっかけにもなりました。「紙でできているから大事に触ってね」と、ものを扱う心得も覚えてくれたように思います。
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しつらったお飾り
今回の取材先:
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中川政七商店 編集担当 白石雄太
ものづくりの様子を届ける読みものや、産地の作り手が集う展示会のWEBサイト運営などを担当。自宅には旅先で求めた多数の郷土玩具や縁起物をコレクションしている。
文:谷尻純子
写真:中村ナリコ