めがね尽くしの街!鯖江にいると何から何までめがねに見える
エリア

こんにちは。ライターの小俣荘子です。
みなさんは、普段めがねをかけていますか?私は小学生の頃からめがねのお世話になっていて、人生の3分の2以上の年月をめがねとともに過ごしています。
多くの方が日々の暮らしで使っているめがね。その聖地といわれる街、福井県鯖江市にやってきました。鯖江は、国産フレームのなんと96パーセントものシェアを占めています。さらには、全世界の眼鏡フレームの20パーセントを作っており、世界の眼鏡3大産地の1つとなっています。
そんな鯖江では街中にめがねが溢れている‥‥!?そんな情報を得て、訪ね歩いてまいりました。
駅に降り立ったところから始まる“めがね感”!

鯖江駅に降り立つと、さっそくこんな大きな看板が迎えてくれます。駅構内にたまたま貼られていたミニオンズのポスターも妙に馴染んで生き生きしているようにすら見えました。これぞ「めがねのまち」の力!?


まずは、駅の観光案内でお話を伺うことに。
扉を開けて中に入るとさっそくめがねグッズに迎えられました。


鯖江市内にある「西山動物園」は、日本一小さな動物園 (※) 。レッサーパンダの繁殖で国内有数の実績を誇っています。そんな鯖江のレッサーパンダとめがねがタッグを組んだ商品はそこここで見られ、ほっこりと和ませてくれます。
そしてこちらは、めがねの素材「セルロースアセテート」を使ったボールペン。形もめがねの柄そのものです。

カウンターで伺うと、商店街と「メガネストリート」に、めがねをモチーフにしたものがたくさんあるとのこと。また、おみやげ品として有名なものも教えて頂きました。
いざ、めがね巡りです!まずは、メガネストリートへ!
あらゆるものが、めがねっ子??


メガネストリートへ続く地下道の階段を降りて振り返ると、思わず「あっ!」と声が漏れます。さっそくめがねが。



階段をのぼって地上に出ると、こちらもまためがね‥‥。








そこかしこのめがねに視線を送られながら歩いていると、巨大なめがねが見えてきました。
めがねの聖地のシンボルタワー現る

産地のシンボルタワーともいえる「めがね会館」です。この建物内にある「めがねミュージアム」では、めがねの歴史ついての展示を見られたり、眼鏡士から自分に最適なめがねを提案してもらえるショップがあったり、めがねづくり体験などもできます。
なんだかリンカーンの演説を思い出しますね。めがねによる、めがねのための、めがね‥‥。 (ここまでの本文で、わたくし既に「めがね」と40回近く唱えております。きっとめがねの聖地ならではの経験ですね)
さて、さっそく中に入ってみましょう!

吹き抜けの気持ち良いエントランスに入ると、大量のめがねで作られた美しいオブジェが目に飛び込んできました。






夏の日差しの中を歩いてきたので、ちょっと一休み。ミュージアム内のカフェに入ってお茶をすることに。

と、ここでもめがねモチーフの登場です!一瞬たりとも気の抜けないめがね巡り!


そのほか、ランチメニューにもめがねモチーフのものが色々あるとのこと。お出かけの際にはぜひ探してみてくださいね!
まさに「めがねに適う」お土産も豊富!
さらに、めがねミュージアムでは、めがねなお土産も豊富に揃います。

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




こちらのパンは、観光案内所でも教えていただいたもの。コンビニのお土産売り場にまで置かれている代表的なお土産品です。
元となっているのは、鯖江市の老舗パン屋であるヨーロッパンキムラヤの看板商品で、日本で最も堅いパンと謳う「軍隊堅麺麭 (ぐんたいかたぱん) 」。とても堅いので、かなづちなどで割って食べることを推奨しているほど。
その生まれは大東亜戦争。鯖江連帯の兵隊さんのために保存性の高い堅いパンが生まれたのだそう。これとめがねを掛け合わせて作られたのが「眼鏡堅麵麭」です。
眼鏡堅麵麭は、めがねのフレーム状に細くなっているので、指でパキっと折って、かなづち無しでも食べられました。ゴマの香ばしさと、ほんのりとした甘みが美味しい、歯ごたえのあるビスケットのようなパンでした。


めがねのフォルムってなんだかとても可愛くて、何にしても様になってしまいますね。ここではご紹介しきれませんが、この他にもめがね型のマグネットやブローチ、ピンバッジなど様々なお土産が置かれていました。


いったん駅に戻り、続いては商店街へ!

だんだんと、丸や四角が並んでいるだけでめがねに見えてくるように‥‥。鯖江のめがね力に翻弄されております。


めがねを極めた街では、こんな一風変わっためがねも。

鯖江の職人さんが1点1点手作りしている銘木や竹で作られためがね。自然のものならではの風合いや馴染み感、経年による変化の楽しみなどがあるとのこと。アメ色に移り変わる竹の様子を想像すると、たしかに魅力的です。


たった半日の街歩きでしたが、たくさんのめがねに出会うことができました。鯖江にお出かけの際はぜひ「めがねモチーフ」探しも楽しみのひとつにしてみてはいかがでしょうか。きまだまだきっと色んなめがねと出会えそうです!
※「平成28年度 日本動物園水族館協会 年報」調べ
<取材協力>
めがねミュージアム
福井県鯖江市新横江2-3-4 めがね会館
職人手造りめがね販売 ルーツ
福井県鯖江市本町2-2-20
文・写真:小俣荘子
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