大掃除が楽しくなる職人の道具を、すす払いの日に使いたい

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壁に掛けられたほうき

日本では1年365日、毎日がいろいろな記念日として制定されています。国民の祝日や伝統的な年中行事、はたまた、お誕生日や結婚記念日などのパーソナルな記念日まで。数多ある記念日のなかで、こちらでは「もの」につながる記念日をご紹介していきたいと思います。

さて、きょうは何の日?

12月13日は、「すす払いの日」 その歴史はいつから?

お正月を迎えるにあたり、家のすすやちりを払って掃除をする「すす払いの日」。

平安時代にはすでに行われていたといわれています。そして、12月13日に行われるようになったのは江戸時代。この頃使われていた「宣明暦」という暦では、12月13日は「鬼の日」という日で、婚礼以外は何をするにも吉という良い日でした。

そのため、この日を新年を迎える準備をはじめる日として江戸城では大掃除をしたのだそうです。

これは単なる大掃除ではなく、年神さまを迎えるための信仰的な行事でもありました。その年の厄をとり払うという大切な節目の日だったんですね。

「すす払いの日」には家族みんなで大掃除をして、それが終わると「すす払い祝い」として神さまに「すす払い団子」をおそなえしたり、「すす払い餅」「すす払い粥」といって一家でお餅やお粥を食べる習慣があったそうです。

また、すす払いの後にはお風呂「すす湯」に入り、身も心も住まいも清々しくきれいにして、年神さまを迎えていました。

この習慣は大正時代のころまで続いていましたが、13日に掃除をすると年末までにまた汚れてしまうため、次第に年末に大掃除をするようになったのだそうです。

白木屋傳兵衛の江戸箒で「すす払い」

「すす払い」は、「すす掃き」とも呼ばれていました。近ごろは良い掃除機もたくさんありますが、こんな行事の話を知ると昔ながらの箒(ほうき)を使いたくなります。

1830年(天保元年)創業の江戸箒老舗「白木屋傳兵衛(しろきやでんべえ)」の箒は、国産の「ホウキモロコシ」という植物を使い、熟練職人が素材を丁寧に選って編み上げたもの。

実用的でさっと使える箒は、やはり日本のお掃除には欠かせません。

使いやすい道具があればお掃除もなんだか楽しいもの。今年も気づけば12月。少しずつ新年の準備をはじめましょう。

<掲載商品>
(左から)
ひもはりみ・小(白木屋傳兵衛)
サッシ箒(白木屋傳兵衛)
掛け無精ほうき(白木屋傳兵衛)
江戸長柄箒・極上(白木屋傳兵衛) 

白木屋傳兵衛中村商店
http://www.edohouki.com

文・写真:杉浦葉子

※こちらは、2016年12月13日の記事を再編集して公開しました。少しずつ準備して、気持ちの良い新年を迎えたいですね。

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