日本のおやつ職人・まっちんと行く、京都の厳選あんこ菓子巡り
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「嘯月」の季節の生菓子
二軒目は、上生菓子の名店「嘯月」さん。
京都のお茶席のお菓子として用いられ、特に「きんとんならここ」というご贔屓さんも多いそうです。私もいつか戴きたいと思っていて、ようやく叶いました。
完全予約制で、時間も正確にお伝えします。その時間から逆算して、作りたてをご用意頂けるのです。
季節の生菓子なので、その時々でお菓子は変わります。
今回は栗きんとんや薯蕷饅頭、菊など5種類のお菓子をご用意頂きました。見た目の美しさ、出来たての柔らかさ、みずみずしさに感動です。
まっちんは、特にあんこに対する考察が私のような素人とはレベルが違います。
私は甘さ控えめだなと思ったのですが、実はしっかり甘いけれどキレがあって口どけもよく、甘く感じさせないプロの仕事を感じ取っていました。ストイックにその道を追求し、突き詰めた感じが伝わると。
もはや専門過ぎますが、小豆の色が濃いけれど渋みがなく、まっちんのあんこは雑味を含めて味わうあんこなので真逆なのだそうです。
茶席で食べてこそ完成するお菓子に、どのように作っているのか?と頭をひねるまっちんでした。