この寒い冬は「生姜好きの生姜シロップ」で体を温めて乗り切ります

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朝、身支度をしながら流し見するテレビから「今年、いちばんの冷え込みです」なんて聞こえてきて、窓の外を見ながら着る服を悩む時期になりました。いちばん、いちばんって、どこまで寒くなっていってしまうの。そんな気持ちにもなりながら、慣れ親しんだマフラーを手に取る。

そんな冬の朝に、昨年から「生姜湯」が仲間入りしました。もとから生姜の風味が好きだったのもあり、出掛けに体を温めたい気持ちから飲むようにしていました。とはいえ、忙しい朝のこと。生姜をすって鍋で煮出すような時間もありません。

手軽に美味しい生姜湯が飲めないものか。そこで出合ったお気に入りが、中川政七商店の「生姜好きの生姜シロップ」でした。商品名通り、生姜好きのみなさんにぜひ紹介したいのです。

「5倍希釈」でお湯を注ぐだけ

生姜湯の作り方もさまざま。

チューブの生姜は、料理に使うとまだ気にならないのですが、お湯で割るとなると‥‥どこか風味が気になる。粉末生姜も便利ながら、今度は風味が強すぎて、まるで漢方のように飲み下すものに(しかも熱くて一気に飲めない)。

市販の生姜紅茶やシロップなども試しましたが、今度は甘すぎたり、生姜の風味が控えめだったり……右往左往していた生姜ラヴァーの私を救ってくれたのが、この一本でした。

作り方は簡単で、基本は「5倍希釈」でお湯を注ぐだけ。生姜を強く感じる辛口タイプのシロップなのですが、レモンがアクセントになっていて、口当たりは爽やか。その飲み口の良さに快くなっていると、後味にはグーッと生姜の風味が立ってきます。

調べたところによると、人間が生姜に温かさを感じるのは、生姜に含まれる辛味成分が、舌やのどの奥、胃の中にある神経の「温覚」を刺激するからだそう。温覚が刺激されると、脳から「体温を下げなさい」という司令が出て、血行が良くなったり、汗をかいたりするから、温かく感じるのですね。

そう、このシロップの大事なところは「美味しい!」ということ。

国産生姜と砂糖を使ったシロップに、蜂蜜、生姜パウダー、ブランデー、瀬戸内産レモン果汁を使ったレシピは、中川政七商店のオリジナル。内容物の通り、どこか舌にひっかかりそうな材料がないのも安心感があります。

時間があって、もっと刺激がほしければ、生の生姜を少々。かもしか道具店の「しょうがのおろし器」と組み合わせるのも良いですね。このおろし器だと、しょうがの繊維が残らないので溶けやすく、飲んでいて気になることもありません。

ただ、そもそも「生姜好き」と銘打つだけに、舌にぴりっとくるほど生姜の風味は強いです。普段から食べ物に生姜をたくさん足したり、市販の生姜湯の刺激に満足できていなかったりすれば、これほどうってつけの常備品もありません。

そうそう、生姜湯だけでなく、炭酸水で割ればジンジャーエールですし、チューハイなんかのお酒を飲むときにちょっと足すのもおすすめです。あとは、ホットミルクと合わせると、チャイのような楽しみ方もできます。

お出掛け前にも、一日のしめくくりにも。この冬の、美味しい防寒に、どうぞ。

<掲載商品>
生姜好きの生姜シロップ
かもしか道具店 しょうがのおろし器

文:長谷川賢人

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