【わたしの好きなもの】季節のしつらい便 お月見

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■家族で歳時記を楽しむキット
 
節分、ひな祭り、端午の節句、七夕など、日本に古くから伝わる年中行事の数々。
 
季節の移ろいを感じたり、伝統文化に触れるきっかけになったり、日々の生活に節目をつけてくれる素敵な風習だなと、最近はしみじみ感じています。
 
伝統的な行事でありつつ、子どもから大人まで、家族みんなで気軽に参加できるのもいいですよね。我が家も上の子がもうすぐ5歳。一緒にやれることもいろいろと増えてきました。
 
そんな中、これからの季節、夏の終わりから秋にかけて何か楽しめる行事はないかなと考えていたところ、親子で手軽に楽しめる「お月見飾りセット」なるものが登場。


お月見といえば、あの白くて丸いお団子が美味しそうだし、なにより最近宇宙にハマっている息子は「月を見る」という行為に興味を持つはず。さっそく、やってみることに。
 


■水をいれてこねるだけ。簡単につくれるお月見団子
 
いきなりお月見と言ってもよくわからないと思うので、まずは「一緒にお団子つくってみる?」と問いかけてみると、「うん!」と即答。幸先の良いスタートです。
 
特別な準備は不要で、「飾る」「つくる」「食べる」が揃ったこのキット。お団子づくりはキットに入っているお団子の粉と水を混ぜてこねるだけ。息子も意気揚々とつくりはじめます。


生地をこねるだけ、といっても、その変化が彼には新鮮だったようで「なんかぬるぬる!」「粘土みたいになってきた!」と興奮気味。少しこねては様子を見て、またこねて。


最初は2重にしたビニール袋に入れて、まとまり始めたらボウルに移します。途中、やや疲れて「まだ子どもだから時間かかるよー。大人だったらもうできてるかな?」と弱音も出ましたが、「完成したらアイスかけて食べようね」と励まし、生地がまとまるまでやり切りました。




生地ができたら、飾るサイズにちぎって手のひらで丸めます。こちらも初めてにしてはなかなか上手。不器用な親と違って意外と器用なのかもしれません。


■自分でつくるから興味が湧く
 
宇宙にハマってからというもの、丸い形状のものを見ると「木星だ!」とか「大きい!アルデバランだ!(※:おうし座の恒星)」とか、星に見立てて盛り上がる癖がついた息子。今回はそれを自分で、たくさんつくれるとあって非常に楽しそう。「これは地球。こっちが海王星!」と絶好調です。(月なんだけど、ということは一旦置いておいて)
 




丸めて並べたお団子を茹でていく工程は親にバトンタッチ。「危ないから離れてて」と言っても、「(茹でているところを)見てみたい!」と前のめりにぐんぐん来ます。普段、親が料理中にキッチンの様子を気にすることはないのに、自分が手塩にかけた星たちの様子がよほど気になるのでしょうか。

十分に気を付けつつ、お鍋を上から見せてあげると「すごいねー、泡がぶくぶくしてるねー」と感心しきり。これをきっかけに、料理にも挑戦し始めたりしないかなと、密かに期待しています。


■添付のしおりでお勉強

茹でたお団子はうちわで乾かして、そのあと冷蔵庫で15~30分ほど冷やします。後で飾りやすいように、キットについている竹串をあらかじめ刺しておいた方が良さそうです。


この時間を利用して、「今日作っているのはお月見団子といって、お月様にお供えするものなんだよ」とお月見情報を軽く伝えてみました。すると少し考えた後、「月はムーン。地球の衛星だよ!」というマイペースな回答が。“お供え“がピンとこなかったのかな‥‥。
 
そこで、キットに入っている「歳時記のしおり」の出番。イラストを見ながら、月の満ち欠けに応じて色々な名前がついていること、お月見のうさぎのこと、お団子は月のすがたを模していることなんかを説明していきます。


宇宙ブーム到来中で、月の形がいろいろ変わることはぼんやり知っていましたが、それぞれに名前があるのには驚いた様子。
 
「この時は?」
「新月(しんげつ)だよ」
「これは?」
「十六夜(いざよい)だって」
「こっちは?この漢字は?」
 
と興味津々。目論み通りです。あっという間に名前を覚えていくので、子どもの集中力って凄いなと思います。かく言う自分も、パッと分かるのは三日月と満月くらい。昔の人はこんなに細かく名前をつけて変化を楽しんでいたんだなと、勉強になりました。
 

■お団子の完成。お月見とは?
 
そうこうしている内に30分経過。お団子を取り出して、残すは飾り付け。吉野檜の三宝に懐紙をひいて、お団子を並べます。


と、息子は瀬戸焼で作られたうさぎのお飾りで遊び始めました。陶器の人形は珍しいのか、感触を確かめるように触っています。
 
そのうさぎに、水引のすすき飾りを挿して飾り付けは完成。「すごいねー、きれいだねー」と本人も仕上がりに満足気。まだ満月ではない時期でしたが、なんとなく、窓の外に向けて飾っておきました。


飾りつけていないお団子は、約束通りアイスを載せてデザートに。できたてのお団子はかなりもちもちで、大人であれば何もつけなくても素朴でとても美味しく感じると思います。
 
最後に、「お月見のこと、すこし分かった?」と聞いてみると、「お団子をつくって、お団子の月(三宝に飾ったもの)を見ながら、お団子を食べること!」との答え。うーん、ややこしい!(笑)。やっぱり、お祈り・お供えみたいな概念はまだ難しかったようです。


でも、月の名前を覚えたり、自分でお団子をつくったり、楽しくいろいろな経験ができました。子どもの年齢やタイミングによって、感じること、学べることもそれぞれ変わってくると思います。
 
ちなみに、今年の十五夜は10月1日だそう。親子でつくるお月見、ぜひ皆さんも楽しんでみてください。
 

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