産地から学んだ日本の食を、食卓で。「産地のごはん」シリーズのすすめ
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日本各地に工芸と並んで受け継がれているもの。
それが、土地の風土が育んだ、食文化や郷土料理です。
そこから学んだおいしさを家でかんたんに味わえる「産地のごはん」シリーズをつくりました。
産地のカレーに始まり、今回新たに「産地のおかず」と「産地のおかずソース」がデビュー。中川政七商店が考える日本の「おいしい」魅力をご紹介します。
まだ知らない日本の食を、食卓で味わう。「産地のカレー」
産地のごはんとして真っ先につくろうと決まったのが、日本の国民食ともいえるカレー。各地の郷土食をヒントに、自宅で気軽に楽しめるレトルトカレーをつくりました。
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現在のラインアップは佐賀・有田から「根菜の煮ごみカレー」、栃木から「益子のビルマ汁」、岐阜・白川郷の「牛すじすったてカレー」に、滋賀「近江黒鶏の黒カレー」、大分の「ねり胡麻と鯖のカレー」、愛知から「手羽先の八丁味噌カレー」と全6種類。
今後も続々新作が登場する予定です。
後引くおいしさ、「益子のビルマ汁」
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関東屈指の焼き物産地として知られる栃木県益子。そのご当地名物である「益子のビルマ汁」は、かつてビルマ (現ミャンマー) に出征した兵士が、現地で食べたスープを戦後に手に入るもので再現したのが始まりです。
豚バラ肉と夏野菜を煮込み、トマトとカレー粉、唐辛子で風味を加えた、後引くおいしさのスープ。ごはんだけでなく、うどんやパンとの相性も抜群です。
甘さとスパイシーさを兼ね備えた「根菜の煮ごみカレー」
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佐賀の郷土料理「煮ごみ」をもとに、鶏肉と根菜を煮込み、トマトの酸味とスパイスをきかせたカレーをつくりました。根菜のほっこりした食感、煮物のほっとする甘さの後にくるスパイシーさが特長です。
「産地のおかず」で、いつもの食卓にご当地の彩りを。
各地の郷土料理や食文化からヒントを得てつくった「産地のおかず」シリーズ。ちょっと材料を足すだけで簡単におかずが一品完成します。アイデア次第でアレンジレシピも自由自在。岐阜の「赤味噌の鶏ちゃん」、愛知の「牛すじと蒟蒻八丁味噌のどて煮」、福井県鯖江の「根菜と厚揚げのぼっかけ」など、いつもの食卓にご当地の彩りを添えます。
赤味噌の鶏ちゃん
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岐阜のご当地グルメ「鶏ちゃん(ケイチャン)」は、鶏肉と野菜の味噌炒めのこと。鉄板などで自分で焼くスタイルが基本で、炒められた味噌の香りが食欲をそそります。パウチの中には濃いめの赤味噌で味付けされた鶏肉が入っているので、キャベツやもやしなどを加えて加熱すれば、あっという間に鶏ちゃん風炒めの出来上がり。しっかりとした味のおかげでたくさんの野菜と共に食べられます。ごはんがすすむ一品です。
牛すじと蒟蒻八丁味噌のどて煮
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愛知の郷土料理「どて煮」風に八丁味噌と三温糖で牛スジとこんにゃくをじっくりと煮込みました。仕上げには刻んだネギをたっぷりのせてどうぞ。豆腐やゆで卵と一緒に煮込んでもおいしい一品に仕上がります。
これひとつで味が決まる「産地のおかずソース」
山椒にかぼす、味噌など、各地の郷土料理にはその土地ならではの食材や調味料がアクセントとして使われています。そんな地域の食文化をベースにお肉、お魚、野菜、麺など様々な料理に使える「産地のおかずソース」をつくりました。
他の調味料を加えなくても、ひと手間かけたような味わいに。使いやすいスパウトパウチで、スプーンいらずで料理の味付けにさっと使えます。
【愛知】八丁味噌と無花果のソース
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愛知の特産品である無花果と八丁味噌にアイデアを得て、洋食に合うフルーツのソースをつくりました。こってりとしたコクと甘さのある果実の味わいは、お肉や根菜を使った料理におすすめです。
ご当地の味を、ご当地のうつわで。産地のうつわシリーズ
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実はこうした「産地のごはん」シリーズは、日本各地のうつわを揃えた「産地のうつわ きほんの一式」をヒントに誕生しました。
益子に有田、岐阜の美濃焼など。産地ごとに特徴の違ううつわを暮らしの中で気負わず使えるよう、マグカップや飯碗、プレートなど、一式あれば三度の食事をまかなえる、最小限で最大限活躍するうつわを揃えています。
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例えば益子のビルマ汁を益子焼のうつわに盛り付けてみる。有田焼の豆皿に産地のおかずを添える。そんなちょっとした取り合わせで、日本各地を旅するような気持ちが家の中で味わえるかもしれません。
食も工芸も、風土と人がつくるもの。
おうち時間に、まだ知らない日本の食を食卓でお楽しみください。
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