炊事、洗濯、掃除、工芸。「洗濯板」

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こんにちは。中川政七商店のバイヤーの細萱です。
初夏を迎え、日中は暑いくらいの陽気になってきましたね。季節の変わり目に、洋服をせっせと衣替えしています。冬のアウターやニットはなるべく4月中に片付けを。ニットは毛玉を取って、家で洗う方がふんわり仕上がるような気がするので、もっぱら家洗い派です。とは言え、洗濯機の手洗いモードで、ネットに入れてニット用洗剤で洗うので楽ちん。コートも手持ちのものは家で洗えるものが多く、ほとんどクリーニングに出しません。

あと、長袖であまり着なくなるシャツと、これから着たい夏用のシャツがあります。当たり前かも知れませんが、一度でも着たシャツは綺麗に見えても仕舞う前に洗います。普通に洗濯機で洗えば良さそうですが、襟や袖口の汚れが意外に頑固で、白や淡い色物は、うっすら汚れが残ることもあって気になります。そのまましばらく仕舞い込んでいると、襟袖の黄ばみが気になることはありませんか?皮脂汚れが時間の経過と共に酸化して黄ばみとなるようです。特に男性や代謝の活発なお子さんの皮脂汚れはしっかりと落としておきたいものです。

洗濯機や洗剤が進化しても、私が一手間掛けるのに利用してるのが、洗濯板と固形洗濯石鹸。何ともアナログな道具です。部分洗い用の小さな洗濯板を使って、襟袖を石鹸で軽くこすり洗いしてから洗濯機で洗うと格段に汚れが落ちます。デリケートな生地にはあまり向きませんが、普段よく着る綿やしっかりした麻のシャツはすっきり綺麗になって気持ちが良いです。

愛用の洗濯板は、中川政七商店でも取り扱いをさせて頂いている「松野屋」さんのもの。栃木県で作られているブナ製です。固い木材なので強度があり、適度な重みで頼もしい存在感。昔ながらの道具ですが、今も使う人が結構いると見え、木製以外にプラスティック製も売られています。プラはまだ未体験ですが、軽くて手入れが楽なので、長期旅行に持参すると下着を洗うのに便利そうな。
洗濯機はもはや生活に欠かせないとても便利な家電ですが、より仕上がりの完成度を上げるのに超アナログな道具が手助けになるのは面白いなと思います。

細萱久美 ほそがやくみ
東京出身。お茶の商社を経て、工芸の業界に。
お茶も工芸も、好きがきっかけです。
好きで言えば、旅先で地元のものづくり、美味しい食事、
美味しいパン屋、猫に出会えると幸せです。
断捨離をしつつ、買物もする今日この頃。
素敵な工芸を紹介したいと思います。

文・写真:細萱久美

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