マスキングテープ愛に溢れた「mt」の工場へ潜入!
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もはや「手離せない文房具」となっている人がたくさんいそうなマスキングテープ。
その魅力をもっと知りたくて、自社ブランド「mt」を展開する業界のパイオニア、カモ井加工紙さんにお話を伺うべく、岡山県倉敷まで行ってきました。
カモ井加工紙さんの歴史をはじめ、マスキングテープを業務用から文房具まで展開するようになった経緯について教えてもらった前回。
今回は、工場を含め、カモ井加工紙さんの社内をいろいろ探検していきます。
見渡せば、マステだらけ。「mt」ファン垂涎の史料室
まず、訪ねたのは史料室。普段は一般公開されていないという貴重なお部屋です。
壁をよーく見ると‥‥
実は細かな縞模様のように見えるもの全て、マスキングテープなんです!
もちろん、ここに並んでいるのが全てではありません。現在、年間600種類以上を生産しており、その数は累計2000種以上にも及ぶのだとか。
他にも、史料室にはマスキングテープを使った貴重な資料の数々があります。
こんなところにも!マステ活用術あれこれ
カモ井加工紙さんの工場敷地内で、こんなマステ仕様の自転車を発見。
こちらの小屋のようなものにも、マスキングテープがあるのですが、わかりますか?
一見するとタイルのように見える壁や床が、実はマスキングテープなんです。
もともとは車の塗装や建設現場の養生のために生み出されたマスキングテープ。
壁などを保護していた業務用のテープが文房具に姿を変え、デザインとして壁や床を飾っています。
いざ、「mt」の工場見学へ!
2012年からは工場見学を含む「ファクトリーツアー」を始めたカモ井加工紙さん。年に1回の開催という、貴重なツアーですが、今回特別に「さんち」にてチラッと工場の様子をお伝えします。
もちろん、工場だってマステ仕様。
工場入口にも、しっかりとマスキングテープが貼られていました。
中に入ると、マスキングテープで作られた標語が目に飛び込んできます。
機械のある作業場では、マスキングテープを大巻きから小巻きに巻き取っている最中でした。
小巻きにされたマスキングテープは、こんな形で裁断機でカットされるのを待ちます。
裁断機にのせられ、次々とカットされていく様はまるで金太郎飴のようです。
こうして、私たちの手元に届く、おなじみのmtの姿になっていきます。
何から何まで、マステづくしの工場内。
実は、ご案内いただいた、専務取締役の谷口幸生さん、mtの企画・広報担当の高塚新さんの持ち物もマステ仕様になっていました。
工場からも社員の方々からも、どこを見渡してもあふれ出んばかりのマステ愛。さすが、マスキングテープのパイオニア、カモ井加工紙さんです。
年に一度のファクトリーツアーでは、史料室や工場の見学のほか、mtの量り売りや手切り体験なども楽しめるとのこと。
大人気ツアーのため、抽選になることほぼ間違いなしですが、運試しも兼ねてぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか。愛情たっぷりの製造現場に触れたら、マスキングテープがますます手離せなくなりそうです。
<取材協力>
カモ井加工紙株式会社
https://www.kamoi-net.co.jp/
「mt」ブランドサイト
文:岩本恵美
写真:尾島可奈子
※こちらは、2018年5月2日の記事を再編集して公開いたしました。かわいいマスキングテープ。クリスマスや年末年始にも活躍してくれそうです。