京都の「おふき」は京友禅のメガネ拭き。お土産になるSOO (ソマル)の一枚
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
わたしたちが全国各地で出会った “ちょっといいもの” をご紹介する「さんちのお土産」。
今回は京都の伝統工芸品である京友禅のブランド、SOO (ソマル) が手がけるメガネ拭き「おふき」をお届けします。
京都でしか買えない、京都らしさの詰まったお土産
薄手で柔らかく、手に馴染む触感。鮮やかな色と大胆な柄が目を引く、こちらの布。

実は京友禅で作られたメガネ拭きなんです。
作っているのは、2016年に誕生した京友禅のブランド、SOO (ソマル) 。着物の需要が低下する中、「京友禅を手軽に手にとってもらいたい」との思いから、京友禅に携わる若手経営者4人が、会社の垣根を越えて立ち上げました。
*ブランド誕生の道のりやものづくり現場を取材した「京友禅の職人が作ったメガネ拭き ヒットの裏側。かわいい顔した、ほんまもん。」もぜひ合わせてお読みください。
現在SOOでは、メガネ拭き「おふき」とスマホ拭き「おふきmini」を京都限定で販売しています。


本物の京友禅を気軽に、身近に
かわらしい見た目とお土産として買いやすい値段でありながら、「おふき」と「おふきmini」はいずれも京友禅の着物と全く同じ工程で染められています。
図案の制作から仕上げまで20以上もの工程を経て完成する京友禅は、本来とても高価なもの。SOOの商品は着物用の生地と一緒に「おふき」用の下地を染め、その生地を使うことで、「本物の京友禅」でありながらもコストダウンをはかっているのだそう。


着物生地ならではの使い勝手のよさ
もちろん生地も着物と同じ正絹。目が細かく静電気が起きにくいため、メガネ拭きとしての性能もお墨付きです。繰り返し使ううちに汚れが落ちにくくなってきても、手洗いすればまた拭きやすくなるとのこと。


今回編集部が持ち帰ったのは、千鳥柄。ドットの空を千鳥が飛ぶ様子が愛らしい、人気の柄です。

本物の京友禅を気軽に、身近に。高級な素材と職人の技が込められたメガネ拭きは、使うたびにちょっと贅沢な気分に浸れそうです。
ここで買いました。
SOO(ソマル) オフィス
京都市上京区元誓願寺通東堀川東入西町454 (株)日根野勝治郎商店内
075-417-0131
https://soo-kyoto-soo.amebaownd.com/
「おふき」取扱店
https://soo-kyoto-soo.amebaownd.com/pages/1334237/page_201710100047
文・写真:竹島千遥
*こちらは、2018年9月21日公開の記事を再編集して掲載しました。高価なイメージの京友禅を、気軽に手に入れることができるのは驚きです。贈りものとしても、年代問わず喜ばれそうですね。