京都の工場見学でわかった、意外と知らない日本の“壁紙”事情

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小嶋織物

壁紙ってどうやって作られるか、ご存知ですか?

壁紙の中でも表に生地を貼る「織物壁紙」のシェア日本一なのが、実は京都。

工場見学に行ったらその現場が本当にかっこよく、「そうだったのか!」がいっぱいだったので、ご紹介します。

いまや日本の壁紙のわずか1%。「織物壁紙」の産地へ

やってきたのは京都府木津川市。全国の「織物壁紙」の7割の生産量をしめる一大産地です。

「そうは言っても、日本で年間に使われる壁紙のうち、織物壁紙の割合はたったの1%ですからね」

取材に応じてくれたのは小嶋織物さん。この産地の代表的なメーカーです。

工場にあった趣ある看板。希望があれば一般の方の見学も受け入れています
工場にあった趣ある看板。希望があれば一般の方の見学も受け入れています
小嶋一社長
小嶋一社長
娘さんで企画開発を担当する小嶋恵理香さん
娘さんで企画開発を担当する小嶋恵理香さん

一大産地とはいえ小嶋さんの言うように、最近ではあまり見かけなくなっている織物壁紙。世の中の大半の住宅壁紙が、生産コストが低く施工しやすい、塩化ビニール製だそうです。

「でも、織物壁紙は表面に布を貼るからこそ、内装材にうってつけなんですよ」

これが織物壁紙。最近ではホテルや会議室などに使われることが多いそうです
これが織物壁紙。最近ではホテルや会議室などに使われることが多いそうです

実は、木津川はもともと「ある特徴」で日本一と称される織物の産地。そこに「内装材にうってつけ」の理由があるよう。

さっそく実際の現場を覗いてみましょう!

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