突然の雨から守ってくれる、超撥水の風呂敷「ながれ」
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突然の雨。
しかたなくビニール傘を買いに走る‥‥そんな経験はありませんか?私はもう何度くり返したかわかりません。家にはビニール傘が増える一方。
折りたたみ傘を持っていればよかった!と後悔しつつ、毎日は持ち運びたくないし‥‥。そんな悩みを解決してくれるものに出会いました。
それは、風呂敷。
一見なんの変哲も無いように見えるこの風呂敷。ただの風呂敷ではありません。強力な撥水力を持っているんです。
その名も、超撥水風呂敷『ながれ』。
小さく折りたためる風呂敷はかさばりません。かばんに1枚入れておけば、急に雨が降っても安心です。
織物の町、桐生市の老舗企業が生んだ「超撥水技術」
この風呂敷を作っているのは、群馬県桐生市のメーカー「朝倉染布」。1892年の創業以来、生地の加工技術で織物の町を支えてきた老舗企業です。
布おむつの全盛期には、赤ちゃんの肌に優しく、撥水力と通気性を兼ね備えたおむつカバーの開発に貢献。近年は、五輪選手も活用する競泳用の素材や、衣料資材の染色加工を行ってきました。
長年培ってきたこの加工技術から生まれた、独自の「超撥水技術」を風呂敷に施しました。
水が球体になって転がるほどの撥水力
「超撥水」とは、高い撥水性によって「水滴が面に対しておよそ150度を超える接触角で接する現象」のこと。
カメラやPCなど、「絶対に濡らしたくない」精密機器などを守るために買い求める人も多いのだとか。
水が運べる風呂敷
朝倉染布の超撥水加工は、布の表面ではなく、繊維一本ずつに施されています。布を織る繊維そのものが高い撥水性を持っているので、生地の裏表両面が水をはじく上、通気性が保たれています。
そのため、中身を水から守るだけでなく、水を漏らさずに包むこともできるんです。端を結んでバッグ状にすれば、なんと10リットルもの水を運ぶことが可能なのだそう。
100回の洗濯でも撥水効果が持続
さらには、耐久性の高さにも驚きます。洗濯を100回以上繰り返しても撥水性能を保持し続けるそう。
汚れたら洗濯できるのは心強いこと。角を結んで水滴のついた食材を運ぶエコバックにしたり、食事がこぼれても良いように子どものいる食卓に敷いたり、レジャーシートとして使ったり、屋外フェスなどアウトドアでも活躍しそうです。
突然の雨や災害時だけでなく、毎日の暮らしでも色々と活用できる風呂敷。お出かけのおともに、かばんに1枚入れておこうと思います。
<取材協力>
朝倉染布株式会社
群馬県桐生市浜松町1丁目13-24
http://www.asakura-senpu.co.jp/
<掲載商品>
超撥水風呂敷『ながれ』
文:小俣荘子
*こちらは、2019年5月29日の記事を再編集して公開しました