【季節のしつらい便】世界に一つだけの丑の張子づくり
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毎年飾る干支の置物。
我が家では干支の鈴飾りを玄関に置いてあり、まだ小さな娘は意味合いを知らないながらも毎日目にしていて、時折り触ったりもしています。
干支飾りは出来上がったものを購入するのが当たり前だと思っていましたが、今年は〝親子で楽しめる歳時記体験キット”があるということで、絵の具で絵を描いたり色を塗ったりするのは娘にとっても楽しい経験になるのではと思い、挑戦してみることにしました。
自ら体験することによって、日本のお正月という歳時記を少しでも知って、より親しむことにつながれば嬉しいなという想いも込めて。
2021年の干支は丑。
箱から出てきた真っ白な張子の首ふり牛を見て、丑の頭を揺らしながら娘は興味津々で早く絵付けをしたそうな様子でしたが、まずはリーフレットを見ながら、十二支や干支の置物を飾ることの意味を簡単に説明。
理解するのは中々難しいようでしたが、十二種類の動物には興味を示し、うさぎが好きな娘は「わたしは卯がよかった〜」などと言いながらどうにか話を聞いてくれました。
歳時記についての説明は短めに切り上げ、いよいよ絵付け体験へ。
いきなりぶっつけ本番は不安なので、オンラインショップから絵型 をダウンロードして、どんなデザインにしたいかを考えながらひとまず紙の絵型に下書き。
しおりに載っている赤べこを参考に見せながら描かせてみましたが、4歳の娘にはまだ細かな絵付けは難しそうなのと自分の好きな色を使いたいようで、早くも赤べことは程遠いものになりそうな気配。
下書きで一通り練習を終えたら遂に本番。
せっかくなので娘の自由な発想に任せて色付けしていく様子を見守っていると、練習など関係なしで頭の部分からいきなりピンク色!その後も水色→赤色→黄色→緑色…となんともカラフルな色使いに!!
驚いている私たち大人のことはお構いなしに、娘は躊躇なくどんどん好きな色を塗っていきます。お腹の部分や脚の裏もそれぞれこまめに色を変えながら全体を塗り終えたら、絵の具が乾くまで少し休憩。
その後、顔の模様や尻尾などはしおりを見本にしながら描いて終了。最後は集中力が切れかけていましたが、なんとか完成することができました。
上手な仕上がりとはいきませんでしたが、味のある(?)世界に一つだけの丑の張子は、時間が経つほどに愛着が湧いてきて、親子共に想い出に残る干支飾りになりました。
市販の干支の置物にも素敵なものがたくさんあり自分好みのものを探すのも楽しいですが、自分たちで絵付けしたものを見ると、他にはないオリジナルの干支飾りもまた良いものだなと、十二支全てつくりたくなりました。
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