【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト
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日本の染織技術から生まれる、豊かな布の個性を楽しめる「日本の布ぬの」シリーズ。
この秋、日本で古くから竹籠などの編み方に用いられてきた「やたら編み」の意匠をデザインソースとし、繊維を立体的に糊付けする「フロック加工」の技術で表現した、「やたらフロック」生地を用いたラインが登場しました。
うっすらと透け感のあるベースの生地には、ベルベットを使用。色は黒とベージュをご用意しています。
カジュアルにも、華やかにも着ていただける今回のライン。スタッフたちにどんな着こなしをしてみたいか、一足先にコーディネートしてもらいました。
この記事では「日本の布ぬの やたらフロック マントベスト」を取り上げます。皆さまのご参考になれば幸いです。
華やかさをそのままに、プリーツスカートでさらに躍動感も足してみました(スタッフ中田・身長156cm)
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名付けて「芸術の秋」コーデ。美術館や劇場鑑賞などのシーンを想定した、ちょっと華やかさのある装いです。動きのあるマントにはプリーツスカートを合わせて、さらに躍動感をプラス。テキスタイルの特徴を活かせるように、インナーは白ですっきりとさせました。
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動くたびにひらひらと揺れる布が着ていてとっても楽しいです。最初、マントベストを見たときは「着るのが難しそう‥‥」と不安もありましたが、意外と難しさはなく、パンツにもスカートにもいろいろなアイテムと合わせられそうです。
<合わせたアイテム>
・布ぬのマントベスト やたらフロック ベージュ
・綿麻テレコのタートルネック 白
※上記以外のアイテムはスタッフ私物です
ボリュームのあるトップスに、タイトなスカートを合わせてメリハリを出しました(スタッフ松本・身長160cm)
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ショッピングの場面を意識し、たくさん動き回っても疲れないようなコーディネートにしてみました。マントベストがボリュームのあるデザインなので、ボトムスはタイトなロングスカートを合わせてメリハリをつけています。
オールブラックでシックな装いにしつつ、ポイントでアクセサリーはゴールドに。
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黒でまとめたコーディネートでも、やわらかな線が入ったテキスタイルのおかげでハードになりすぎず、程よくやさしい印象になりますね。生地にほんのりと透け感があるので、全体の印象に少し軽さが出せるのも嬉しいです。
<合わせたアイテム>
・布ぬのマントベスト やたらフロック 黒
※上記以外のアイテムはスタッフ私物です
きれいめにしすぎずカジュアルダウン。Vネックがすっきりとした印象に見せてくれます(スタッフ中山・身長166cm)
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動きのある形を楽しみたかったので、主張の強すぎない明るくシンプルな形のボトムスを合わせました。ノースリーブのインナーの上にそのままマントベストを羽織り、秋ごろから着られるコーディネートにしています。
ベルベットのきれいな質感に合わせて、首元には不揃いパールのネックレスを持ってきつつ、ニット帽とスニーカーで少しカジュアルに着てみました。
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ボリューム感がありますが首元がVネックですっきりとあいているので、重たくなりすぎないのがお気に入りです。晩夏から冬にかけて、中に着るインナーを調整しつつ、長い季節で着られそうですね。
<合わせたアイテム>
・布ぬのマントベスト やたらフロック ベージュ
・SETTO UTILITY SUTB 40 ブロードテーパードパンツ BEG
・カシミヤのニット帽 茶(10月上旬発売)
※上記以外のアイテムはスタッフ私物です
「日本の布ぬの やたらフロック」シリーズご案内
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風土や文化、作り手の工夫によって、各地で育まれてきた日本の染織技術。「日本の布ぬの」は、そんな染織技術から生まれた個性豊かな布を楽しむファッションラインです。
今回のシリーズでは、籠細工に用いられる「やたら編み」に着想を得た柄を、フロック加工の技術で表現しました。
※別の記事でシリーズ品のコーディネートもご紹介しています
・【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック ワンピース
・【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック マントベスト
・【スタッフのコーディネート】日本の布ぬの やたらフロック カーディガン
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文:谷尻純子
写真:ヨシダダイスケ