料理家・谷尻直子さんに聞いた推しの逸品。第五話「enzo の鉄中華鍋」

一流シェフが愛用する調理道具や、長年お店で道具と向き合ってきた店主が「これは」と手に取るもの。
道具を使うことに長けている各分野のプロフェッショナルが選ぶものには、どんな秘密があるのでしょうか。
中川政七商店が扱う暮らしの道具の中から、 「語りたくなる推しの逸品」 を教えていただきました。
今回は料理家の谷尻直子さんにご登場いただきます。

料理家。
「現代の日本の母の料理」をコンセプトとしたレストラン「HITOTEMA」主宰。6年間のベジタリアン経験や8人大家族で生活してきた経験を生かしてお酒に合いつつカラダの事を考えた食の提案を行う。自然食品、スパイス、薬膳を積極的に取り入れた2冊目となる著書「HITOTEMAのひとてま 第二幕」が6月17日主婦の友社より刊行。
使用していただいたのは、enzoの鉄中華鍋です。
本格的な料理を作りたい時に中華鍋はうれしい道具ですが、重くて女性の手では扱いづらいという難点があります。そこでこの鉄中華鍋は、重さを限界まで減らしているのです。軽いからあおり調理がしやすく、どなたでも本格的な調理ができるのが魅力です。
軽いから、茹でるのにもぴったりな中華鍋

この鉄中華鍋は深めにつくってあるため、炒めるだけでなく、お湯をはることもできます。谷尻さんが良いと思ったポイントは、この「炒めると茹でる」、両方が叶うというところでした。
「調理器具が重いと、お湯を捨てる時に持ち上げるのに苦労します。これはとても軽いので、茹でるのにもぴったり。ほうれん草を茹でたりアスパラを茹でたり、いろいろできそうです。
深さがあるので、汁気が多い麻婆豆腐もつくりやすかったです。焦げ付きにくい印象があるので、鉄鍋初心者にもおすすめできる調理道具だと思いました。これにあと専用の網とフタがあれば無敵ですね」

「また、水を入れて蒸らす料理にも向いているのではないでしょうか。例えば焼きそばとか。茹でると炒めるをひとつの道具でできるので洗い物も減り、便利です。
形がスタイリッシュなので、そのままテーブルに出せそうなところも、温かくおいしいまま食べられて良いですね」
谷尻さんが選んだのは、調理と食卓の両方で使える道具や、ひとつあれば様々な料理をつくることができる便利な道具たちでした。
洋服や調理道具、そしてインテリアの色もできるだけ絞り、考える手間を省いているそうです。
そうやって生み出された時間で、大好きなキャンプに行ったりスキーに行ったりと、目一杯楽しい日々を送っていらっしゃいます。
それはひと手間しか掛けないことで心地好さやおいしさを生み出したいという、谷尻さんの料理家としての想いにも、通じているように思いました。
<掲載商品>
enzo 鉄中華鍋 26cm
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文・写真:齋藤萌
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