日本全国工芸百科事典は、全国の工芸品の特徴や歴史、扱い方、知っておきたい作り手やお店、豆知識まで、「ここに来れば日本の工芸がわかる」百科事典です。
色とりどりの複雑で美しい斑紋が特徴
藍染の生地に白の糸で刺して模様を施す独自の技法
「南部馬」の産地で生まれた馬玩具
お茶愛好家を始め海外でも人気を集めている
東北の温泉地で生まれた木製玩具
伝統的な木工技法「曲物 (まげもの) 」) の技術を駆使した工芸品
「花塗り」という技法による漆の光沢と自然な曲線
福島生まれの「幸運を運ぶ牛」
転んでも転んでもスクッと起き上がる縁起物
真綿を紡いで織り出される、柔らかくあたたかな風合い
関東で最も古い歴史を持つ焼き物
素朴で温かみのある風合いが特徴的
日本一の生産量を誇る張子だるま
江戸っ子たちの愛した「粋」が詰まった染めもの
江戸時代からの伝統を継承し、手作りされているガラス製品
八丈島でつくられる絹織物
美しい文様が特徴のカットガラス
800年受け継がれる漆の工芸品
1枚の銅板から生み出される日用品であり芸術品
日本一の木彫りの町でつくられる、繊細かつダイナミックな彫刻
全国の銅器の90%以上のシェアを誇る
堅牢な下地を支える「地の粉」と優美な「沈金」
「日本三大友禅」に数えられる加賀友禅
五彩で施される和絵具の重厚な輝きが美しい
ハレの日の高級品から、身近な日用品まで
軽く柔らかな鹿革と、漆の上品さが調和する伝統工芸品
「和」のしたたかさと「洋」のセンスが絶妙なバランスで融合する家具
1300年の歴史をもつ日本三大和紙のひとつ
焼きもの界の革命児
急須から招き猫まで幅広いものづくり
うつわの代名詞にまでなった「せともの」
三重県伊賀市を中心につくられる耐火度の高い焼き物
表面の凹凸が特徴。肌との密着を防ぎ通気性にも優れる
時代に合わせて人々の暮らしを支える器や道具
京都が生んだ「手描き」の華と「型」の洗練
約300年の歴史を持つ高級絹織物
金屏風や絵画のような奥行きを感じる織物
各地から取り入れられた時代ごとの新しい技芸が共存する
世界のトップブランドも認める織物
海のめぐみ「貝殻」を原料としてつくられる
「麻の最上」と評された織物
古都・奈良の焼き物
日本国内における固形墨のほとんどが奈良墨とされる
材料の仕入れから仕上げまでの工程全てを筆匠一人で行う
「土と炎の芸術」と呼ばれる焼き物
茶人たちの間で「一楽、二萩、三唐津」と呼ばれ、愛でられてきた。
一本の竹から涼をとる、暮らしの中の工芸品
実用性とデザイン性を兼ね備えた日々の暮らしを支える器
柳宗悦らが「用の美の極地」と称えた小石原焼
窯元めぐりも楽しい「からつもの」の特徴と歴史
白い磁器に青い絵柄の染付が印象的な焼き物
庶民の器としてさまざまな日用食器が誕生
雪の降ったような美しい白
金属と見間違えるほど精巧な手仕事
約300年の間、一子相伝で守られている技法
150年から200年着られる丈夫な織物
幕末に生まれた「幻の切子」
沖縄を代表する染物
再生ガラスならではの独特な色合いを求めて
とんぼの羽のように透けるほど薄く軽いと評される「幻の布」
沖縄独特のものづくりが今に伝わる