子どもが「豆皿」で好き嫌いを克服した話

3歳になった息子がかわいい。

子どもの成長は本当に早いと実感する今日この頃。最近では随分と自己主張が激しくなってきた。

なにかを表現したい気持ちの強さと、まだまだ乏しい語彙力とのアンバランスさにもがいているようで、とにかく体全体でアピールをする。

思い通りにならないことがあると膝から崩れ落ち、うつむきながら「残念になっちゃった」というのがお決まり。ちゃっかりクッションのあるところに移動してから崩れ落ちるのが愛らしい。

子どもの好き嫌いにどう対応するか

そんな息子だが、自己主張とともに段々と食べ物の好き嫌いも増えてきた。

好きなものばかり食べていては栄養も偏ってしまうし、せっかく作ったものを食べてくれないと、親としてもストレスが溜まる。

さて、どうしたものか。

バナナジュースが大好物な息子
バナナジュースが大好物

よくよく観察していると、ある日は喜んで食べていたものでも、別の日にはまったく食べない、ということがある。気分の問題かと思ったが、どうやら食べ物の組み合わせによって変わっているよう。

これは、好き嫌いというより、“好き”の中にかなり濃淡があるんだと気づく。

好きなものが2つ並んだ時に、より好きな方でお腹を満たしたいので、そちらばかり食べてしまう。好きか嫌いかの2択でしか表現できないから、こっちは(相対的に)嫌い、ということを言っている。

つまり、単体で考えたとき、純粋に嫌いなものはそんなに多くないのではないか。

なるほど。それなら、うまくすれば色々と食べてくれそうな気がする。

豆皿に小分け作戦で、バランスよく食べさせる

ということで、我が家で実践しているのが、豆皿に小分け作戦。

おかずを小分けにして豆皿に盛り付ける
おかずを小分けにして豆皿に盛り付ける

文字通り、家にある豆皿を使って色々な食べ物を小分けにして出す。品数も増えるし、見た目にも華やかになって息子もなにやら嬉しそう。

なにやら豪華な雰囲気に
なにやら豪華な雰囲気に

とは言ってもそれだけで問題は解決せず、当然、一番好きなものを真っ先に食べて「おかわり」を要求してくる。

奥に好きなもの、手前にやや苦手なものを配置
奥に好きなもの、手前にやや苦手なものを配置
迷わず大好物のトマトから!
迷わず大好物のトマトから!

まずは粘り強く、「他のものも食べてからね」と言って促してあげるのがポイントだ。

「やだ、おかわり」
「他も食べてから」
「えー、おかわり」
「大丈夫。食べられるよ」

何度か押し問答をしていると、次第に「これくらいならいけるかも?」といった感じで残りの品にも手をつけ始める。

一品食べるたびにお皿が綺麗になっていくので達成感があるのだろうか、少し誇らしげな表情になることも。

しばし、ナポリタンに集中
主食のナポリタンもしっかり食べる

調子が出てきたところで「お皿を持って食べてみたら?」と言ってみると、親の見よう見まねでしっかり手に持って食べてくれた。

子どもの手にぴったりで持ちやすいらしい
子どもの手にぴったりで持ちやすいらしい
豆皿を手に持って食べる

陶磁器の豆皿は、子どもの手におさまるサイズで適度に重さもあって持ちやすい。はじめてうつわを持って食べる練習にも最適だと思う。

それにしても、本人は事もなげにやっているが、こちらはその成長の早さに驚かされていちいち感動してしまう。大きくなったもんだ‥‥。

豆皿を使うその他のメリット

小分けにするメリットは他にもある。

料理同士が混ざらないので、「このお皿はサラダ」「こっちはトマト」という風にそれぞれの料理をはっきり認識して食べるようになった。おかげで、何が好きで嫌いなのか、こちらも判断しやすくなった。

大人と同じ焼き物のうつわを使っていることも、本人にとっては嬉しいことなのかもしれない。

苦手なほうれん草にも果敢に挑戦する息子を見た妻いわく「自分のうつわだと認識して責任感のようなものが芽生えているのかも」とのこと。

ほうれん草は本当に苦手
ほうれん草は本当に苦手

実際にどう感じているかは本人にしか分からないが、いつもより頑張って色々と食べてくれることは確か。

それでも、どうしても食べられないものは出てくる。そんな時は無理をせず、また次回、色々な組み合わせを試しながら、ちょっとずつ苦手意識を減らしていければよいかなと夫婦で話している。

幼児食以外に、我が家では離乳食を入れるうつわとしても豆皿を重宝していた。縁起のよい柄のものが多いので、たとえば自宅でのお食い初めに使っても雰囲気が出ると思う。

陶磁器は傷や汚れがつきにくいので、丁寧に使えば子どもが生まれた時から何年も活躍してくれる。もちろん、プラスチックなどと比較して、落とした時に割れやすいリスクはあるけれど、そこも踏まえて、ものを丁寧に扱うことを教えてあげるよい機会になるはず。

有田焼の老舗窯元と中川政七商店が作った染付の豆皿
今回使用した、有田焼 染付の豆皿(鶴/鹿/松/梅/竹)。各1,300円(税抜)。購入はこちら

うつわの形やデザインが好奇心を刺激する

「なんで形が違うの?」「これはなんの絵?」

今回、形・絵柄が異なる5つの豆皿を使ってみたところ、食べ終わってからも色々と気になる様子だった。

なにか描いてあるね
なにか描いてあるね
食べたら絵柄が見えました

もう少し大きくなれば、素材や産地、作っている人たちのことにまで興味をもってくれるかもしれない。

その先に、窯元や産地の個性、職人の手仕事など語ってあげられる“背景”があることで、学びにもつながるし、大人も楽しめる。

様々な形や色、デザインがあり、気軽に購入できる豆皿は、子どものうつわ始めとしてもうってつけ。

日常で使う道具をきっかけに、様々なことに自然と興味を持ってくれれば嬉しい。かわいい息子と豆皿の組み合わせを眺めながら、そんなことを考えている。

どうしても食べられなかったきゅうり。次は頑張ろう
どうしても食べられなかったきゅうり。次は頑張ろう

<掲載商品>
有田焼 染付の豆皿

文・写真:白石雄太

【はたらくをはなそう】日本市店長 村田あゆみ

村田あゆみ
(日本市 羽田空港第2ターミナル店 店長)

2014年 入社 新卒7期生
日本市 羽田空港第2ターミナル店 配属
2015年 日本市 東京スカイツリータウン・ソラマチ店 店長
2018年 日本市 羽田空港第2ターミナル店 店長

幼い頃から、絵を描いたり、工作をしたりすることが好きで、
毎日ひたすら何かをつくっていた私には、
想像もつかなかった「店長」というお仕事。

一見繋がりがないように思えますが、
どちらも「表現する」ことに変わりはありません。

天気も違えば、お客さまも違う、
1日として同じ日がない店内をよくよく観察し、
お店のあるべき姿を考え抜く。
そこで思い付いたアイデアを、売場全体の演出や言葉に落とし込み
表現していくことにやりがいを感じています。

お店は1人ではつくることができないので、
一緒に働くスタッフのアイデアもとても重要。
どんな空間にしたい?
どんな言葉を使って商品の魅力を伝えようか?
毎日まるで、展覧会を開いているかのような気持ちです。

お客さまがお褒めの言葉をくださったり、
スタッフが笑顔で働いている姿が見られたりすることが何より嬉しく、
「どうしたら人を楽しませることができるか」という思いを大切に、
お店づくりをしています。

突然アイデアが湧くと、眠れなくなるときもありますが笑、
それくらいお店のことを考えるのが楽しいのだと思います。

考え抜くことを楽しんで、思い通りの世界を表現し、
いつか生まれ育った奈良で、最高のお店をつくることを夢見ています。

縁起担ぎに785段の石段を登ってこんぴらさんへ

「こんぴらさん」の通称で古くから親しまれてきた、讃岐の金刀比羅宮(ことひらぐう)。江戸時代、庶民が「旅」を禁止される中で、唯一許されていたのが神仏への参拝旅でした。

伊勢神宮への参拝「お伊勢参り」に並び、「丸金か京六か」といわれ、一生に一度の夢だったのが四国の金毘羅大権現(今の金刀比羅宮)と、京都六条の東西本願寺への参拝。どちらも当時は庶民のあこがれの旅先として、一大ブームになったといいます。

今回は香川県仲多度郡琴平町、金刀比羅宮へ。「こんぴらさん」をお参りします!

こんぴらさん、こんにちは。

金刀比羅宮は、香川県西部の象頭山(ぞうずさん)の中腹に鎮座しています。島である四国の山の中にあるため、参拝をするには海を越えなければなりませんし、さらには長い長い石段を登らねばなりません。

そうまでしても人々が訪れた「こんぴらさん」参りには一体どんな魅力があるのでしょうか。

琴平駅を降り立つと、「ようこそこんぴらへ」の看板がお出迎え。
琴平駅を降り立つと、「ようこそこんぴらへ」の看板がお出迎え。

本宮まで続く、785段の石段

賑やかなお土産やさんが並ぶ表参道を抜けると、石段がはじまります。ここから御本宮までは785段。記念すべき第1段を踏み出し、スタートです!

第1段め。このときは785段の凄まじさを知る由もありませんでした…。
第1段め。このときは785段の凄まじさを知る由もありませんでした…。
皆さんも、登り始めは軽快です。手に杖を持っている方が多数。
皆さんも、登り始めは軽快です。手に杖を持っている方が多数。
皆さんが手にしているのは、こちらでしょうか?
皆さんが手にしているのは、こちらでしょうか?

石段を登る人々が手にしている杖は、観光案内所や土産物店で貸し出している竹の杖。私も杖を持って臨みたいところですが、今回はカメラを抱えているので断念。

日頃の運動不足からか、ほんの数十段登っただけで息があがってしまいます。石段の両側にはさまざまな土産物店が並んでいるので、休憩しながらゆっくり登ります。

こちらは「石段かご」というもの。これに乗ればこの石段もらくらく、でしょうか。
こちらは「石段かご」というもの。これに乗ればこの石段もらくらく、でしょうか。
そう、修行ではないので、土産物店をのぞきながら一歩一歩進んでいきます。
そう、修行ではないので、土産物店をのぞきながら一歩一歩進んでいきます。
やっと100段!
やっと100段!
100段を過ぎてから、石段が急に。やはり修行のような気がしてきました…。
100段を過ぎてから、石段が急に。やはり修行のような気がしてきました…。
石段の傍に座りこんで休む方もちらほら。私もひざが痛いです…。
石段の傍に座りこんで休む方もちらほら。私もひざが痛いです…。
やっと200段!756段まで、まだまだ1/4を越えたところです。
やっと200段!756段まで、まだまだ1/4を越えたところです。

そうこうしていたら、なんだか軽快な足音が聞こえてきました!私を追い越し、颯爽と石段を登っていくのは「石段かご」。いやはや、お客さんは楽々ですが、かごとお客さんを担ぎながら登る両側のおじさま達は、相当な脚力と気力が必要ですね。

2人で息を合わせてお客さんを運んでくれる「石段かご」。かなりの力仕事です。
2人で息を合わせてお客さんを運んでくれる「石段かご」。かなりの力仕事です。
294段目。ようやく先に大きな建物が見えました。
294段目。ようやく先に大きな建物が見えました。

石段365段目、神域へ。

365段目にある大門をくぐると境内に。かの水戸光圀の兄にあたる松平頼重から寄進されたもので、二層入母屋造(にそういりもやづくり)の瓦葺。ここからは、いよいよ神域に入ります。

大門。ここからぐっと神社らしくなります。
大門。ここからぐっと神社らしくなります。

大門をくぐったところには、平らな石畳「桜馬場」。こちらでは大きな和傘をさして飴を売る「五人百姓」に出会えます。

「五人百姓」は、境内で唯一商いを許された存在なのだそう。4月頃には傘の上に桜の花がみられるでしょうか。

参道の両側に店を構える「五人百姓」。
参道の両側に店を構える「五人百姓」。
一人ひとり、同じ飴を同じように販売しています。
一人ひとり、同じ飴を同じように販売しています。
古くは、神社へのお供えもののお米を使ってつくられていたという「加美代飴(かみよあめ)」。付属の小さなトンカチで割っていただくそう。
古くは、神社へのお供えもののお米を使ってつくられていたという「加美代飴」。付属の小さなトンカチで割っていただくそう。

ちょっと代わりに行ってきて。こんぴら狗の「代参」ものがたり

「こんぴら狗」の銅像。
「こんぴら狗」の銅像。

さらに進んで石段を数十段登ると、右手にキャラクター感のある銅像が。この「こんぴら狗」の銅像はイラストレーターの湯村輝彦さんのデザイン。ではここで「こんぴら狗」のお話を。

冒頭でお話したように、江戸時代「こんぴらさん」へのお参りは庶民のあこがれであり、人生の一大イベントでした。江戸から四国の「こんぴらさん」への旅は海を越え山を越えていく大変なものだったので、当人に代わり、旅慣れた人に代理参拝をお願いすることがあったそうです。これが「代参」。

かつて森石松が、清水次郎長の代わりに「こんぴらさん」へ代参し、預かった刀を奉納したと伝えられています。

この代参、実は人だけではなく、なんと犬が飼い主の代わりに参拝することがあったのだそうで。犬は首に「こんぴら参り」と記した袋を下げて四国を目指します。

袋の中には、飼い主を記した木札、初穂料、道中の食費などが入っていて、犬は旅人から旅人へと連れられて、街道筋の人々に世話をされながら「こんぴらさん」にたどり着きました。

この、こんぴら参りの代参を務めた犬が「こんぴら狗」と呼ばれていたそうです。当時は飼い犬に代参を頼んでまで「こんぴらさん」にお参りをしたいという強い思いがあったのですね。

御本宮まで、あと少し。

「こんぴら狗」左手の広場にある馬屋。
「こんぴら狗」左手の広場にある馬屋。

金刀比羅宮の馬屋には神さま専用の馬である「神馬(しんめ)」が居ます。神馬は神さまの馬なので、人は乗せてはいけません。これまでも人を乗せていない馬でないと、神馬になれないのだといいます。

白い道産子馬の神馬「月琴号(げっきんごう)」。この日は馬屋で会えましたが、朝早くに付近を散歩していることもあるのだそうです。

白い毛の「月琴号」は現在12歳。人間でいうと、40代半ばなのだとか。
白い毛の「月琴号」は現在12歳。人間でいうと、40代半ばなのだとか。

円山応挙の襖絵が公開されているという「書院」や、日本洋画の開拓者とされる高橋由一の作品を収めた「高橋由一館」など、歴史的な美術品も豊富な金刀比羅宮の境内。

さらに進むと国指定重要文化財の「旭社」が。ここまでで石段628段。ずいぶん登ってきたので、目の前の立派な建物に、「これが御本宮か!」と思ってしまいそうですが、御本宮まではまだもう少しです。

「旭社」は江戸時代天保年間に、金毘羅大権現の金堂として建立されたもので、高さ18メートル、銅板瓦の総檜造二重入母屋造。この時代の腕の良い宮大工が琴平に集められ、鳥獣や草花などの華麗な装飾がほどこされたのだそうです。

「旭社」では、屋根裏や柱などの装飾彫刻を堪能。
「旭社」では、屋根裏や柱などの装飾彫刻を堪能。
「旭社」の扁額は、正二位綾小路有長の筆。
「旭社」の扁額は、正二位綾小路有長の筆。
「旭社」を超えて、あと少し。この急な階段を登りきれば御本宮が!
「旭社」を超えて、あと少し。この急な階段を登りきれば御本宮が!

785段!ついに御本宮へ

つ、着いたー!ようやく785段の石段を登りきり、御本宮です。
つ、着いたー!ようやく785段の石段を登りきり、御本宮です。

「こんぴらさん」のメイン、御本宮にいよいよ到着です。象頭山の中心に鎮座する金刀比羅宮。象頭山は、瀬戸内海を航行する人々の目印でもあったため、金刀比羅宮は海の守護神として、人々に愛されてきました。

この辺りの山々は古くから霊場として知られており、たくさんの寺社がありましたが、江戸時代から金毘羅大権現がひとまとめに統括。ご祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇で、海の神さまのほかにも、 農業、殖産、医薬などさまざまな神さまとして親しまれています。

主役である御本宮は、江戸時代は朱に彩られ豪華絢爛な装飾があったそうですが、明治以降は現在のような素木造りの社になったのだそうです。

御本宮拝殿は檜皮葺(ひわだぶき)の大社関棟造。全て角材が用いられ、一切弧をなしていないというのが他にない特徴なのだそう。
御本宮拝殿は檜皮葺(ひわだぶき)の大社関棟造。全て角材が用いられ、一切弧をなしていないというのが他にない特徴なのだそう。

「二礼、二拍手、一礼」。決して楽ではない785段の石段を登ってたどり着き、その達成感もあいまってすっきりした気持ちで参拝しました。

金刀比羅宮の「まるこん」

ふと横を見ると、御本宮の傍には大きな提灯が。
ふと横を見ると、御本宮の傍には大きな提灯が。

この「金」の字は、御社紋(ごしゃもん)という、いわゆる神社の紋で「まるこん」と呼ばれて親しまれているそう。「金」の字を隷書体(れいしょたい)で表したものです。

そういえば、参道のお土産やさんで販売されていたうちわにも、○の中に「金」の字が書かれていましたがこの字体ではありませんでした。それもそのはず、本来の「まるこん」は、この御宮と直轄の6社だけが使えるのだそうです。

参道のお土産物やで販売されていたうちわ。まるに「金」の字ですが、御本宮の提灯とは字体がちがいます。
参道のお土産物やで販売されていたうちわ。まるに「金」の字ですが、御本宮の提灯とは字体がちがいます。

香川の伝統工芸品として「丸亀うちわ」がありますが、実はこの「丸亀うちわ」が栄えたのには、江戸時代の庶民のあこがれ「こんぴら参り」のお土産として、「金」の字が入ったうちわをつくったのが始まりだったといいます。

当時は「金」の字の入ったうちわをお土産として持って帰ることも、大きなステータスだったのかもしれません。その土地の伝統工芸として根付かせるぐらいの力があったということから、「こんぴらさん」の相当な人気が伺えますね。

ご利益たっぷり!「幸福の黄色いお守り」と、犬の縁起物

さて、御本宮の隣には神札授与所が。ここで人気なのは「幸福の黄色いお守り」。金刀比羅宮の色である鮮やかな黄色のお守りです。

鬱金(うこん)からとれる染料を使って染められた糸で織られ、ていねいにつくられているお守りだそう。私は「ミニこんぴら狗」とのセットをいただくことに。

神札授与所。お札やさまざまなお守りが並びます。
神札授与所。お札やさまざまなお守りが並びます。
「幸せの黄色いお守り」と「ミニこんぴら狗」のセット。こんぴら狗は磁器製でずっしり。
「幸せの黄色いお守り」と「ミニこんぴら狗」のセット。こんぴら狗は磁器製でずっしり。
「ミニこんぴら狗」を讃岐平野に掲げて。
「ミニこんぴら狗」を讃岐平野に掲げて。
御本宮の北東側は展望台になっており、讃岐平野の彼方に瀬戸大橋や讃岐富士などを望めます。
御本宮の北東側は展望台になっており、讃岐平野の彼方に瀬戸大橋や讃岐富士などを望めます。

ちょっと気になるおみくじを発見。「こんぴら狗の開運みくじ」は、初穂料100円をお賽銭箱か狗の首の袋にいれると、おみくじをいただくことができます。可愛い袋の中には金色の小さな狗のお守りも入っています。

「こんぴら狗」がたくさん。大きな狗の背中におみくじが入っています。
「こんぴら狗」がたくさん。大きな狗の背中におみくじが入っています。
金色の狗のお守りはお財布などに入れて持ち歩くのが良いそう。
金色の狗のお守りはお財布などに入れて持ち歩くのが良いそう。

御本宮の参拝の後、さらに山を登る奥社へも足を運ぶとトータルで1368段の石段を登ることになります。

霊験あらたかな奥社は空気がきりりと引き締まる感じ、山道の静かな樹木の間、石段をただただ無心に登った先には、奥社・厳魂神社が鎮座しています。健脚の方はぜひ。(もちろん私も参拝しました!)

年間に約400万人もの人々が訪れるという金刀比羅宮。長い長い石段は決して楽なものではありませんが、その道中で繰り広げられる大小のエンターテイメントの数々は、石段を登るひざの痛みを和らげ、あがった息をも整えてくれるような気がしました。

長い石段は人生のようなものかもしれません。あわてずに、一段一段。ふとひと息ついて、足元から目線をあげてみると、こころが喜ぶような自然や、「こんぴらさん」のもつ魅力にたくさん出あえそうです。

———と、人生を語るのはまだ私には早かったようで、翌日からひどい筋肉痛の日々ではありましたが、とにもかくにも、まだまだご紹介しきれなかった魅力が満載の、讃岐「こんぴらさん」。一生に一度はぜひお参りを。

<取材協力>
金刀比羅宮
香川県仲多度郡琴平町892-1
0877-75-2121
http://www.konpira.or.jp

文・写真:杉浦葉子

こちらは、2017年4月5日の記事を再編集して公開いたしました

沖縄の新しい酒屋が仕掛ける、フードカルチャーの最前線

工芸産地を地元の友人に案内してもらう旅、さんち旅。

もともと東京で、ショップやものづくりなどのディレクションに関わっていた村上純司さん。沖縄に移住したとは聞いていたものの、〈LIQUID(リキッド)〉という少し変わった、「飲む」という行為に焦点を当てた専門店を始めたというお知らせが、編集部に届きました。

ということで沖縄、村上さんのお店LIQUIDを訪ねる「さんち旅」。今回は第2回です。

第1回目の記事はこちら
日本最前線のクラフトショップは、日本最南端にあった
〈「飲む」をテーマにしたモノ・コトの専門店、LIQUID 沖縄〉

オーナーの村上純司さん。東京江戸川区生まれ
オーナーの村上純司さん。東京・江戸川区生まれ。東京のディレクション会社を退職した後、2017年、沖縄宜野湾市にクラフトショップ〈LIQUID〉をオープン
「飲む」という行為に焦点を当て、日本最前線のクラフトを展開する〈LIQUID〉
「飲む」という行為に焦点を当て、日本最前線のクラフトを展開する〈LIQUID〉。都内では見かける事もままならない、ピーター・アイビーのガラス作品をはじめ、作家たち賛同のもと、この店だけの別注品も並ぶ

聞けば「飲む」という行為に焦点を当てた結果、道具の販売だけでなく“飲み物”であるカレーも提供準備中とのこと。この洗練された空間でカレーというだけでも驚いてしまいますが、LIQUIDの「飲む」という表現の場は、なんと別棟での酒屋へと続いていました。


 

2号店、酒屋〈LABO LIQUID〉の開店

沖縄 labo liquidの入口

「体験がともなうと、その道具の魅力の伝わり方も全然違いますよね。LIQUIDでは茶器はもちろん、酒器も取扱っています。その道具の魅力や世界観を充分に伝えようとした結果、お酒を取り扱うことは自然の流れでした。

でもどうしても、同じ建物の中ではお酒の展開が難しかったので、もう1カ所場所を作ることにしたんです。近くを探していたら、天然酵母パンの〈宗像堂〉さんがちょうど新しい施設を作るところで、その一室をお借りすることになりました」

〈宗像堂〉は、宗像誉支夫さん、みかさんによって始められた、石窯で焼き上げられる天然酵母のパン屋。ロゴデザインに〈minä perhonen〉皆川明さん、店舗のテラスの壁画は、絵本作家の沢田としきさんと、様々なクリエイターによる支持のもと、2003年沖縄県宜野湾市にオープン
〈宗像堂〉の新しい施設〈宗像発酵研究所〉。ロゴデザインは〈minä perhonen〉皆川明さんによるもの
LIQUIDから徒歩圏内の宗像堂の新しい施設〈宗像発酵研究所〉。パンをはじめとした、様々な発酵についてのアプローチが進められるラボ。宗像堂と同じく、ロゴデザインは〈minä perhonen〉皆川明さんによるもの

作り手が描いた世界観を届ける酒屋

真喜志奈美さんと竹島智子さんの共同プロジェクト〈Luft〉によるラワン材やステンレスなど、素材感を活かしたソリッドな内装
ラワン材やステンレスなど、素材感を活かしたソリッドな内装は、〈Luft〉の真喜志奈美さんによるもの。こちらでも「飲む」をテーマにした村上さんセレクトの品々が購入可能
珍しい自然派ワインやクラフトジンと充実の冷蔵庫
珍しい自然派ワインやクラフトジンと充実のセラー。左側のセラーに並ぶ日本酒の「風の森」は、味わいの輪郭も特徴的な銘柄で、全国にもファンが多い。蔵元のある奈良でもなかなか見ることができない充実の品揃え

「日本酒は最後まで取り扱いするか悩んだのですが、日本を語るっていうコンセプトからも避けて通れませんでした。数ある日本酒の銘柄の中でも『風の森』は、今できる技術を駆使して、できたての美味しさを家庭に届けたいという思いで作られています。

クオリティはもちろん、発酵の度合いやお米の種類、磨き具合で、いろいろなバリエーションで展開されているのでひとつの蔵元でも充分に楽しむことができるんです。加えて、安定供給と手に取りやすい価格のラインナップも魅力でした」

たしかに、洗練された内装のしつらえからすると手の届かない高価なお酒ばかりのようだが、よく見ると「風の森」は1150円からと、デイリーに楽しむことができる価格帯から揃う。

「日本酒って、お酒と酒粕に分ける行程で3種類あるんです。最初何もしない状態の割と白濁しているのが “あらばしり”。次の段階が “中汲み”。これはお酒本来の透明感があって、旨味が詰まっているもの。そうして最後にぎゅっと絞るものが”責め”と言ってアルコール度数も高くて雑味も多いものになります。

風の森は、通常のラインナップでも充分クオリティが高いんですけど、お米の麹の旨味と吟醸の透明感の両方持ってるものが限定酒で出るんです。例えば通常のラインナップが中トロだとしたら、大トロのような存在です。

── 生産背景を知った上で、そういった作り手の世界観が描かれたものがきちんと置かれ、そしてそれを届けることができるお店にしていきたいと思っています」

酒もまた人の手を介して作られる、いわばクラフト作品。魅力的なお酒の向こうには、魅力的な作り手の顔が思い浮かぶ。

世界30カ国にわたる700以上もの酒造会社、醸造所などを巡り、様々なお酒造りを学んだ辰巳祥平さんによる〈アルケミエ辰巳蒸留所〉のクラフトジン

「お酒をセレクトするにあたって、道具のセレクトと同じように作り手の世界観も大事にしています。そういった意味では、このクラフトジンも興味深いですよ。

日本名水100選にも選ばれる、水の街でもある岐阜の郡上八幡というところで、辰巳祥平さんという方が、おひとりで作られています。蒸留所は去年立ち上げられたんですけど、すでに業界では有名な存在で、取引先は全国にあり、ジンの発祥国であるイタリアを始め、フィンランドにも輸出されています」

「辰巳さんのもともとの醸造の目標でもあった日本初のクラフトアブサン(*)も、今度入ってきます。といっても、1回に造られるのは大体500~600本。全国の取引先が50あったら、1ダース、12本ずつの納品で終わってしまう計算です(笑)。だけど、びっくりするぐらい芳醇な香りが楽しめますよ」

✳︎アブサン:フランス、スイス、チェコ、スペインを中心にヨーロッパ各国で作られている薬草系リキュールのひとつ

LIQUID村上さん

そんなお酒の旨さを嬉々として語る村上さんの姿は、さながら酒屋のご主人だ。

「こっちは自然派ワイン。自然派ワインはフランスが王道ですが、僕がワインを好きになったきっかけは〈ヴィナイオータ〉さんというインポーターさんが扱っているイタリアのものでした。だから、お客さまにおすすめするのも、まずはそこからスタートしています。

人の手というよりは自然にゆだねて、土地の力とか気候の力を借りて、自分たちが好きな品種を大事に育てているワイナリーが多いですね。結果、醸すときも自然の摂理にまかせて、あまり手を加えていないものが多いです。

日本酒もワインも共通して言える事は、フィルターをかけすぎてしまうと、確かに色が綺麗で風味も安定したお酒はできるのですが、素材が持つ旨味などの大事な個性が失われてしまうように思うんです」

 

ふと、村上さんの言葉がお酒のことを語っているようで、店作りのことを語っているようにも聞こえてくる。

気になって尋ねると、やはり店作りにおいてもなるべくフィルターには通さずに、その魅力をダイレクトに伝えることを心がけているのだそうだ。

 

日本の最前線を沖縄に伝えるコラボレーション

「根底に今の日本を、沖縄に対してプレゼンしたいという気持ちがあったので、“日本の今”ってどういうことなのかなというのをまず表現しようと思いました。やっぱりこねくり回してお店を作ると、どうしても似たようなお店になっちゃうんですよ。なので極力いじらずに、“そのまま”を伝えることを大事にしました」

日本の最前線を届ける。クラフトショップの〈LIQUID〉も、酒屋の〈LABO LIQUID〉も根底に流れる思想は同じ。届けたいのはその“旨味”の部分だ。

そういった思いのもと、ここで時折開催される村上さんキュレーションによるワークショップのファンも多い。

「ワークショップは、店舗で扱っている飲み物や道具を実際に体験してもらえるので、魅力の伝わり方が全然違いますね。今後は、店舗の器やスプーンなどの使い心地に加えて、“日本のフードカルチャーの最前線”も伝えていけたらと考えています」

聞けば、「風の森」の蔵元である油長酒造・山本社長による日本酒の飲み比べの会 「日本酒ラボ」をはじめ、オーダー専門のお菓子店〈mon chouchou〉主宰 おかし作家・やましろあけみさんとの「お菓子と自然派ワインの会」、人気・実力ともに日本国内における生ハムの第一人者・サルーミ専門店〈サルメリア69〉の新町賀信さんによる「生ハムカット講座」など、フードカルチャー誌から飛び出してきたかのようなラインナップだ。

さらには、宗像発酵研究所とLABO LIQUIDの1周年には、新町賀信さんによる「おいしい生ハムツアー」も決まっているという。都市部から北部まで縦断しながら、沖縄で生まれた新・旧の食文化と生ハムの極上の調和を楽しめるという、なんとも楽しそうな試み。日本のフードカルチャーの最前線は、ここ日本の最南端でまた更新されるのかもしれない、と感じる。

 

LIQUID沖縄

そんな多岐にわたる日常の業務を想像して、今の運営業態は大変ではないかという問いには、村上さんはこう答えた。

「もちろん息切れしながらやっています。でもそういったワークショプや、今後開設するWebショップも含めて、1人でどこまでやれるか挑戦してみようと思っているんです。

今、いろいろな会社も、何かのプロジェクトを実現するために、その都度必要なチームを組んで実行するという形が増えてますよね。お店もそうあって良いのかなと思っています」

テスト

「やっぱり『飲む』行為って面白いんです。休憩のためにお茶を飲んだり、仲を深めるためにお酒を飲みに行ったり。

その行為は人と人との間に必ずあって、その時間や場所、飲み物で、ぜんぜん役割が変わっていきますよね」

 

クラフトショップ、酒屋、ワークショップ、そしてWebショップ‥‥。村上さんの発信し続ける「飲む」にまつわるアウトプット、その表現のバリエーションには枚挙に暇が無い。

「沖縄の人たちと“日本の今”を共有していきたいという想いしか今はないです。

いろんなインフラも整って、西からアジアの方も来てくれます。僕は東京からきたので、今後は東京を目指すと言うよりは、どんどん逆に。西の方へ行きたいかな」

LIQUIDと言う名の「飲む」コミュニケーションは、今年7月で1年を迎えばかり。村上さんはこれからもたくさんの「日本の今」という風をあつめながら、豊かで自由なコミュニケーションを沖縄に届けていくことだろう。

LIQUID / LABO LIQUID

LIQUID

LIQUID: 沖縄県宜野湾市嘉数1-20-17 No.030
LABO LIQUID: 沖縄県宜野湾市嘉数1-20-7 宗像発酵研究所内
098-894-8118
営業時間:10:00〜18:00
定休日:火・水・木・金曜日
HP: http://www.liquid.okinawa/
Facebook: https://www.facebook.com/LIQUID2017/
Instagram: https://www.instagram.com/liquid_okinawa

文:馬場拓見
写真:清水隆司

【はたらくをはなそう】商品三課 鈴木佑紀子

鈴木佑紀子

商品本部 商品三課 ストックコントローラー
2008年新卒入社 営業部(現 卸売課)配属
2012年 生産管理課へ異動
2017年 商品部 商品三課 生産管理(ストックコントローラー)
全国のメーカー・職人さんとやり取りをしながら、
商品の量産のスケジュール管理や在庫管理を行っています。

私の社会人生活の中で一番大きかった出来事は、
ジョブローテーションで4年半在籍した卸売の担当から
生産管理課に異動をしたことだと思います。

簡単に説明すると、買っていただく仕事から、商品を作る仕事へ変わったのです。
それまで原価の事など考えたこともなかったので、
本当に私にできるのか??といった漠然とした不安がありました。

だけど商品がどう作られているのかを身近で見る機会が一気に増え、
また違う角度でのやりがいを見つけることができました。
今も、とても気に入っている仕事です。

取扱商品の種類は沢山ありますが、
それぞれのものづくりにそれぞれに面白さや技術、奥深さがあります。
特に作り手の方とやり取りをする機会が多いので、
直にお話をして学べることは、とても恵まれた事だと思っています。

あと、担当した商品は愛着が倍増しますね。
「うちの子が一番かわいい」という感覚です(笑)
担当した“だるま”や“こけし“を自分の机に飾って、
日々見守ってもらいながら仕事をしています。

私が仕事をする上で大事に考えていることは、安定させることです。
日々変化があり、それが面白い会社なので、
もちろん柔軟に考え行動する事は不可欠なのですが、
置かれた場所や変化があった状況を一秒でも早く
良い方向で安定させることが善だと考えて行動するように心がけています。

また個人としては自ら変化を生むことより、
変化に対して実運用をどううまく回していくかを考える方が
力を発揮できると思っているのでそれを信じて動くようにしています。

仕事をしていて嬉しい事は、
お店に自分が担当している商品がメインでディスプレイされていたり、
町で実際に使っていただいているのを見かけたりしたときです。
かわいいですよね!うちの子なんです!と声を掛けたくなります(笑)
これからも全国のお客様に商品を届けられるよう
安心のストックコントローラーを目指して日々精進していきたいと思います。

【参加者募集】読者だけのシークレット工場見学へご招待!

菅原工芸硝子の製作風景・さんち

「さんち」は2周年を迎えました

(※ツアーへの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。)

2016年11月1日にスタートした「さんち 〜工芸と探訪〜」は、本日めでたく2周年を迎えることができました!

日々「さんち」を訪れてくださっている読者の方々や、私たちの企画に賛同いただき、快くご協力くださった取材先の方々。「さんち」に関わってくださっているみなさんに、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

さんち編集部では、2周年の記念とみなさまへの感謝の気持ちを込めて、工場見学ツアーを企画。読者のみなさんの中から、5名の方をご招待します!

私たちが考えた「はじめてのさんち旅」は以下の通りです。ぜひ、たくさんのご応募、お待ちしています!

さんち編集部と行くシークレット工場見学。富士山グラスが生まれる現場へ!

富士山グラス

さんち編集部がみなさんをご案内するのは、千葉・九十九里にある菅原工芸硝子株式会社。「さんち」でも以前取材した、あの「富士山グラス」を製造するガラスメーカーさんです!

富士山グラス
贈りものにも人気の「富士山グラス」

※富士山グラスの取材記事はこちら

鈴木啓太さんの新作ガラススピーカー「exponential」も菅原工芸硝子さんで作られています
鈴木啓太さんの新作ガラススピーカー「exponential」も菅原工芸硝子さんで作られています

※ガラススピーカー「exponential」参考記事はこちら

2周年を記念して読者の方をご招待したい!という編集部のお願いを、快く聞いてくださった菅原さんの工場にお邪魔して、「富士山グラス」をはじめとしたガラスづくりの見学・体験にご参加いただけます。

※応募は締め切りました※

【日程】
2018年11月25日 (日) 9:00頃集合〜18:00頃解散
【集合/解散場所】
渋谷周辺の予定。専用の送迎バスで移動します!
※詳しい日程や集合場所は、参加が決定された方に個別にお知らせいたします
【場所】
菅原工芸硝子株式会社
(〒283-0112 千葉県山武郡九十九里町藤下797)
【参加費】
無料(昼食・お土産付き)
※ご自宅から集合/解散場所の交通費は自己負担にてお願いいたします
【参加人数】5名

※お一人さま一回限りのご応募とさせてください
※アンケートフォームの送信をもちまして、ご応募完了となります
※原則、18歳以上(高校生不可)の方のみを対象とさせていただきます

【ご応募〆切】2018年11月7日 (水) 23:59

【見どころその1】社長みずから案内!普段は立ち入れないシークレットエリアでの見学も

菅原裕輔社長。
菅原裕輔社長

製造工程の見学では、特別に菅原工芸硝子の菅原裕輔社長が案内役をつとめてくださいます。

ひとつひとつの現場の説明から、商品開発の舞台裏まで、興味深い話をたくさん聞けることでしょう。

さらに、普段は一般に公開していないエリアや、職人さんに近い距離での見学が可能に。ガラスが生まれる瞬間を間近で目撃できる、さんち読者だけの特別な見学会です。

【見どころその2】オリジナルのガラスづくり体験

ガラスづくりを体験

一輪挿し・コップ・手つきグラスなど、職人さんのサポートを受けながらオリジナルの器が製作できます。

ものづくりの楽しさに触れるとともに、職人さんたちがいかに熟練した技術を持っているのか、きっと体感できるはず。

【見どころその3】ガラスの器で美味しいランチを!

工房に併設されているカフェにて、地元の野菜などをいかしたランチを楽しみます(費用は編集部が負担します)。カフェで使われている食器はもちろん菅原工芸硝子さんのガラスの器。日常でのガラスの使い方の参考になるかもしれません。

※カフェメニューはこちら

【見どころその4】併設のショップでお買い物。最後にはお土産も!

また、最後には菅原工芸硝子さんからのお土産も!どうぞお楽しみに。

自由時間には、併設のショップでお買い物をお楽しみいただけます。

(※ショップでのお買い物は自己負担にてお願いいたします)

さんち編集部が同行!みなさんをご案内します

さんち編集部の尾島可奈子。
さんち編集部の尾島可奈子。「工場見学の醍醐味はやはりその熱気!見たり体験した後に、ものを見る目がガラリと変わるのも好きなところです。この日限りのシークレットツアー、当日は一緒にさんち旅を楽しみましょう!」

編集部の尾島が、みなさんと一緒にツアーをめぐります。

「さんち」の感想、好きな工芸のこと、読んでみたい記事、この機会に聞いてみたいこと、大歓迎です。

楽しい「さんち旅」にできるように、編集部でも引き続き企画を練ってまいります。ぜひご応募ください!

※応募は締め切りました※

【日程】
2018年11月25日 (日) 9:00頃集合〜18:00頃解散
【集合/解散場所】
渋谷周辺の予定。専用の送迎バスで移動します!
※詳しい日程や集合場所は、参加が決定された方に個別にお知らせいたします
【場所】
菅原工芸硝子株式会社
(〒283-0112 千葉県山武郡九十九里町藤下797)
【参加費】
無料(昼食・お土産付き)
※ご自宅から集合/解散場所の交通費は自己負担にてお願いいたします
【参加人数】5名

※お一人さま一回限りのご応募とさせてください
※アンケートフォームの送信をもちまして、ご応募完了となります
※原則、18歳以上(高校生不可)の方のみを対象とさせていただきます

【ご応募〆切】2018年11月7日 (水) 23:59