【ヱビスビール×中川政七商店】ブランドマネージャーが語る、ヱビスビールの魅力

少しずつ暑さが増してきました。
週末、ちょっといいビールを飲むのが、これからの季節の楽しみです。

意識しなければ単調な日々になってしまうので、週末はちょっとだけ特別なことをするよう心がけています。
お花を飾ったり、時間のかかる料理を作ったり、ちょっといいビールを飲んだり。本当に些細なことですが、そういうことの積み重ねでリズムを整えています。

そしてここ最近、週末食卓のおともに登場する頻度が高いのが、ヱビスビールです。

実はいま、コラボキャンペーンを実施している関係で、ヱビスビールの開発秘話を取材させていただいたのです。
聞いてしまえば、飲まずにはいられない。そんなお話を、皆さまにもおすそ分けいたします。
皆さまの日々の食卓が、より一層豊かな時間になりますように。
※キャンペーンの詳細は、最下部に記載しています。

ハレの日を見守り続けて130年

サッポロビール株式会社 マーケティング本部 ビール&RTD事業部 ヱビスブランドグループ 沖井尊子さん

お話を聞いたのは、サッポロビール株式会社ヱビスブランドグループの沖井尊子さん。

ヱビスビールと言えば、ハレの日や節目のタイミングなど、大切な時間を過ごしたい時に飲むビールというイメージがあります。実際、ビール作りを始めた当初から、そういう想いが込められていたそうです。

「恵比寿という街の地名にあわせてヱビスビールになった、と思われることが多いんですけども、ルーツとしては、ヱビスビールが先になります。
ヱビスビールを運ぶための駅として、恵比寿停車場ができ、その後、旅客の取り扱いも始まり、そこから恵比寿という街の名前となっていきました」

1890年当時は今のような街並みではなく、醸造所がぽつんと建っていた

「一番最初は大黒ビールという名前で始めようとしていたという記録もあるのですが、どちらにせよ縁起の良い名前ですよね。
なぜ恵比寿様をモチーフにしたのか、という記録は残っていないのですが、ヱビスビールが生まれた1890年当時は、ビールに限らず、縁起物や神様をモチーフにした商品が多い時代だったようです」

日本初のビヤホール「恵比寿ビヤホール」が東京・新橋(現銀座8丁目)にオープンした際の様子

「その頃は、いまほどビール作りが普及してなかった時代なのですが、本当においしいビールを作るという志を掲げて、本場・ドイツの設備を取り入れ、醸造技師まで招き、ビールの進化と多様性を追求してきました。
ビール作りに留まらず、色んなイベントを開催したり、日本で初めてのビヤホール開いたり。ビールを飲む時間を楽しんでいただくことに、昔からこだわってきたブランドです」

130年余り、人々の楽しい時間を見守り続けてきたビール。味わいにはどのような特徴があるのでしょうか。

余韻が続く、華やかな味わい

「ヱビスビールは、旨みあふれるふくよかなコクが特徴のビールです。
プレミアムビールと言うと、苦くて重めのイメージを持たれる方も多いんですけど、ただ味が濃いということではなくて、香りに特徴のあるビールです。
社内では、ヱビス香(こう)と呼んでいるのですが、華やかなヱビス香があることで、口の中で広がって、余韻が続いていくんです。味の厚みもあり、香りによる余韻が続いていくことで、唯一無二のコクが生まれています。

ビールは喉越しを楽しむものというイメージがあると思いますし、ヱビスビールにももちろん喉越しはあるんですけども、それ以上に味わって美味しいビールです」

唯一無二の味わいを作る、哲学の継承

「ヱビスビールの唯一無二の味わいは、麦芽100%で造ること、吟味した原料・酵母で造ること、長期熟成させること、という3つの手間ひまを惜しまないこだわりによって作りあげています。
例えば長期熟成は時間もかかることなので、効率だけを追うのであればやらないことなんですけども、美味しいものをお届けするために、時間をかけて丁寧に作り、品質を追及することにこだわっています。

そういった醸造技術者によるこだわりが、言語化されていない哲学のような部分も含めて沢山ございまして。何かある度に、ヱビスらしいのか否かと議論しながら130年余り、人から人へ脈々と継承されて、ヱビスビールの美味しさが維持され、磨き続けられています」

当たり前に身近にあるものですが、100年以上同じように美味しいと思われ続けてきたというのは、改めて考えてみるとすごいことです。

「変わらない美味しさを届けるということは、継承されているんですけども、ただ、お客様に変わらず美味しいねって言っていただくために、ちょっとずつ磨き続けているという意味では、変わってもいるのかなと思います。
設備や原料が変わっていく中で、ベストな美味しさをお届けするために、時代の変化にあわせて試行錯誤しながら磨き続けています」

ヱビスビールは、幸せな気持ちを高めてくれるもの

聞けば聞くほど飲みたくなってきました。ここからは、社員の方がおすすめする美味しい飲み方を聞いていきたいと思います。

「おすすめは、グラスに注いで飲んでいただくことです。香りや色や泡まで含めて五感で楽しんでいただきたいビールです。
味の面でも、グラスに注いで泡を作ると、苦みが泡に移って、飲んだ時の口当たりがすこしやわらかくなります。

さらにマニアックなことを言えば、液と泡が7:3になるのが、ビールの黄金比と言われていて、その比率でできると1番美味しいと思います。
ヱビスビールの三度注ぎという注ぎ方がありまして、1回目の時に高くから注いで、泡をたくさん作るというのがポイントです。
1回でも美味しいんですけど、ちょっと時間をかけて3回に分けて注いでいただくと、より一層美味しくなりますので、ぜひやってみてください」

最後に、沖井さんが思う、ヱビスビールのここがいい!というポイントを伺ってみました。

「お客様の声を伺っていて、私自身も本当にそうだなと思うのですが、
ヱビスならではの味わいを楽しむだけでなく、自分の中で幸せな時間を高めてくれるというか…より一層幸せな気持ちにさせてくれているなぁと思います。
ビールという一つの飲みものではあるのですが、そこを超えた存在なのではないかなと思っていて、食卓にいる時間がより豊かなものになっていると感じています。

これからも、お客様の幸せなひと時と共にあるために、
100年以上続いているヱビスブランドだからこその、新しいご提案もしながら、また次の100年も続くブランドでありたいです」

ハレの日や節目にはもちろん、日々の食卓をちょっと特別なものにしてくれる、ヱビスビールのある食卓。日常にちょっといい時間を持つために、意識的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

現在、ヱビスビール×中川政七商店のコラボキャンペーンを実施中です。

<キャンペーンについて>

5/30~発売の「ヱビス缶350ml 12缶(4種アソート)」に、ヱビスビール手ぬぐいが付いています(なくなり次第終了となります)。

一杯のビールのまわりで、その幸せを大切な誰かと分かち合う時間が生まれるように。今回生まれた手ぬぐいは、ふくらむ幸せをやわらかく包んでおすそ分けできるよう願いを込めた、2社からのご挨拶です。

ぜひこの機会に、一杯のビールから、初夏の食卓時間をお楽しみください。

キャンペーンページはこちら

【わたしの好きなもの】たっつけパンツ

カジュアルもきれいめも。様々な着こなしが楽しめる

私の中で特にお気に入りのアイテムは「たっつけパンツ」です。

かつて日本の武士たちが使っていた「裁っ着け袴(たっつけはかま)」を現代風にアレンジしてデザインされたパンツで、 綿麻素材の肌触りのよさと深い股上が特徴。カジュアルな印象ですが、生地に程よいハリとコシがあり、光沢もあるため、ジャケットとのバランスも良く、様々な着こなしが楽しめる一着です。

股上が深く太もも周りにゆとりがあるので肌に密着せず、夏に履くととても快適。逆に寒い季節には冬用インナーを下に履くようにしています。元々ゆとりがあるので、着ぶくれを感じることもありません。

裾幅がキュッと絞られているため、すっきりとしたスタイルに見えて、スニーカーや革靴のどちらでも気にせず合わせやすいです。

たっつけパンツは、一枚の布をできるだけ無駄なく使い切れるようにパターンを工夫して、たった3枚の布から作られています。そのため縫い目が非常に少なく、カジュアルな生地でもきれいめな印象に。

腰位置を下げて履くとサルエルのように見えてカジュアルに
高めの位置で履くとスッキリしたシルエットに

着こなしのポイントは、股上の深さを活かして履く位置を調整すること。
やや腰履きにするとサルエル風のカジュアルな印象になり、高めの位置で履けばスラックスのようなすっきりしたシルエットになります。
ウエストがゴム仕様なので、位置の調整もしやすいです。

カラーバリエーションも豊富で、最近とても気になっているのはWEB限定の緑色。 緑と言ってもオリーブ色に近く、きれいめなカーゴパンツのように履けるのではと思っています。
どんなスタイルにも合わせやすく、快適さとおしゃれさを両立させる便利な一着です。


編集担当 中田

<掲載商品>
たっつけパンツ

夏に太陽の下に出掛けたくなる「ムラ染めの服」

5月だというのに、夏かのように暑い日々が続きますね。
この先の数か月が不安になるような気候ですが、そんな懸念も何のその、蒸し暑い夏に太陽の下に出掛けたくなるような、「ムラ染め」の服を作りました。

藍染めや手染めの服って、美しいな、とは思いつつも、二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。
私も普段は無地の服が多いので、着てみるまでは、自分には難しいんじゃないかな、という気持ちがありました。

でも、
「とりあえず袖を通してみてください。染めの服は着てみるといいじゃんってなるから」

作り手の方に言われたそんな言葉を信じて着てみると、印象がガラッと変わりました。これを着て夏のお出掛けを楽しみたい!とわくわくしたので、私が感じたままの魅力を素直にお届けしていきたいと思います。

自分には関係ないかも、と思ってる方にこそ伝えたい、「ムラ染めの服」の魅力をお届けします。

天然染料の魅力とは

今回一緒にものづくりを行ったのは、宝島染工の大籠千春さん。
草や木などを材料とした天然染料と、伝統的な手作業による染色技法を用い、「中量生産」の染工場を営まれています。

早速、天然染料の魅力について聞いてみると、

「単純に言うと、美しさですね。
色のクリアさというか、ちょっとこう透き通るみたいな色のきれいさがあったりして。中でも藍染の色って魅力的で思わず目がいっちゃうんですよね」

たしかに、工場に到着した際、ずらっと染めた服が並んでいて、思わず歓声をあげてしまいました。実物を見ると圧巻の美しさ。ついつい見てしまって目が離せなくなるくらい魅力的。
写真の比じゃないくらい実物が美しいので、お近くに店舗がある方はぜひ見てみていただきたいです。

「藍染めは、染着性が弱くて染まるスピードが遅いので、線がばきばきっと残りやすいんです。色のばきっとした強さが藍染めの場合はすごく魅力的なんですよね。
計算できるのは7割で、2~3割は計算できないのりしろがあって…長年染めてますけど、毎回ちょっと驚くんですよね。ただ、それがどう動いても、あんまりストレスに感じない染料だなと思っています」

手でぎゅっと持って、染料に浸して染める、ごくシンプルな染めかた

「今回の染めは、紐でしばったり板で挟んだりせずに、指でストレスをかけて染めているだけなんです。全く器具を使わずに手だけでできるので、かなり古い時代からあった染め方だろうと思うのですが、それがずっと残ってるっていうのが、何よりみんなに愛されてきたっていうことですよね」

「器具を使うほど、装飾性も高くなりますが、今回は指だけ。中川政七商店さんで販売するということで、ベーシックな染め方になりました。最終の物になるまでに、何度か修正を重ねたんですけど、まずは染めの面白さを知っていただくために、あまり個性的過ぎるものではなく、シンプルに藍染めらしさが楽しめるような染め方が選ばれました」

手で染めていくので、柄の出方が一枚ごとに異なるのがまた面白いところ。自分の元に届く一枚に愛着をもって着ていただきたいです。

着ることで、どんどん育つ服

天然染料と言えば、育てるイメージもあります。どのように育っていくのかを知りたくて、大籠さんが長年着ている服を見せていただきました。

左が新品。右が6年ほど使用したもの

「元は同じく真っ黒の物なのですが、6~7年程使うと右のように変化します。買った時が100%じゃなくて、どんどんよくなったり、味がでたり、育てていく面白さはあると思います。
染め直しも行っているので、また黒くしたい場合は黒くもできますね」

育てる楽しみがある一方、お手入れが大変なイメージもあります。大籠さんはどのようにお手入れしているのか、尋ねてみました。

「よく言われる色落ちに関しては、最初の2~3回気を付けていただいたら後は大丈夫です。
お手入れに関して、私が気を付けているのは、単純によく着てよく洗うことですね。水を通してあげると黄ばみも浅い日焼けも抜けるんですよ。反面、忘れて放置すると日焼けや汗じみで黄ばんでしまいます。
シーズンが終わってクローゼットに閉まっても、3か月くらい着てないなって思ったら一回洗うと、すっきりした鮮やかさがよみがえってくれます」

よく着てよく洗う。思ったより単純なお手入れ方法ですね。どんどん育っていく楽しみも相まって、つい手が伸びてしまいそうです。

年を重ねるごとに、似合う服になる

「柄物とかもそうですけど、服自体に主張があるじゃないですか。何か喋ってるみたいな。そういうものって、年を重ねた方が着こなせる力があると思うんです。年を重ねると、その人にも個性が出てくるから、物の個性と釣り合う感じがします。

アクセサリーとかもそうですよね。若い指にはシンプルなものでいいんだけど、節が太くなってくると、大きい石が似合ったり。
私も年を重ねたことで、個性的な服が釣り合うようになってきたな、という実感があります。
お洋服が好きな方も、そうやって自分とのバランスを楽しまれているのかなという気がしますね」

「私が今回の服を着るなら、きれいな色とあわせて着たいです。これだけテキスタイルの主張がちゃんとあるので、例えば赤い靴下に黒い靴とかで。ナチュラルにし過ぎずピリッと着るのが、私の年齢くらいだとよさそうな気がします。
私は身長が167㎝あって脚が出すぎちゃうと思うので、インナーパンツにきれいな色もってくるのもよさそうです。背が低い方は厚底のサンダルと合わせてもかわいいでしょうね」

「中川政七商店さんの服の色のラインナップを見てると静かな色合いが多いので、普段はこういう染めの服は選びませんっていうお客さんもいらっしゃると思いますが、
着てみると全然違うので、袖を一度通していただきたいなと思います。染めの服って着てみると意外といいじゃんってなるんです。

柄物って香辛料みたいな感じなんですよ。1個あるだけで全然違います。普段着ているものと合わせるだけで、それが全然違う表情になったりします。
今回、服の形はスタンダードですが、普段着ているものとは全然違う印象になるはずなので、そこを楽しんでもらえたら嬉しいです」

私自身、普段は絶対選ばないなという服でしたが、そんな言葉を信じて袖を通してみると、本当に印象が変わりました。服の印象というよりも、知らない自分に出会ったような感覚。
年を重ねることでどんどん似合うようになる、というのも、年を重ねるのが楽しみになるような嬉しいお話です。
主張のある服を着る楽しさを教えていただいたので、この服とともにたくさん出掛けて、この夏を楽しもうと思います。

< プロフィール>
大籠千春:宝島染工 代表
草や木などを材料とした天然染料と、伝統的な手作業による染色技法を用い、中量生産の染工場「宝島染工」を営んでいる。
アパレルブランド向けに洋服、服飾雑貨の染色加工を行う他、自社ブランドのオリジナル商品制作も行う。オリジナル商品は、「年齢や性別も無く楽しめるデザイン」をテーマに開発。

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文:上田恵理子
写真:藤本幸一郎

サッと混ぜて、ずっと美味しい和紅茶「THE NODOKA オーガニック和紅茶パウダー」

日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。

福井 隆史

語り手:福井 隆史

中川政七商店主催の展示会「大日本市」の実行委員。長く愛用できるスタンダードなものが好きで、日々使用しお手入れして出てくる表情にグッときます。相棒のように愛用品を身につけ、気持ちよく散歩するのが好きです。

ブランド:THE NODOKA
推しの逸品:オーガニック日本茶パウダー 和紅茶パウダー

お茶をまるごと「食べる」ことが出来るオーガニック日本茶・抹茶パウダー。

ティーバッグをカップに入れ、お湯を注ぐ。
フワッと香りが広がり、一口飲むと深い呼吸でホッと一息。
この瞬間、張り詰めたデスクの空気も緩みます。

私は、仕事の気分転換によくお茶を飲みます。

特に和紅茶が好きで、個人的な感覚ですが“ほっこりさ”と“キリッとさ”のバランスが仕事の合間の一息にちょうどいいです。

ただ一つ小さな悩みがありました。それはティーバッグを入れたままにしてしまい、気づいた時には激渋になっていること…。

ホッと一息したあと仕事に戻り、気づけば取り出し忘れて…
ということがよくあります。

そんな時、救世主として現れたのがTHE NODOKAでした。

農薬や化学肥料を一切使わない自然栽培で、そのまま食べられるほど安全な茶葉を独自の製法で丸ごと粉末にしたTHE NODOKAのお茶。
茶葉本来の美味しさ、栄養素を余すことなく摂取できます。

個人的にはこのポイントに加えて、時間が経過してもサッとスプーンで混ぜれば渋さが変わらず美味しく味わえるのも嬉しいです。

さらに朝の慌ただしい時間、急須でお茶を入れる時間がないときもお湯と粉末をサッと入れるだけで手軽に茶葉本来の味わいを楽しめます!

水でもさっと溶けるので、暑い日には冷やして飲むのもおすすめ!

これから暑くなっていきますが、電車・会社の冷房で身体は冷え冷えになるのでTHE NODOKAで栄養素も取りながら身体を温めていきたいです。


<関連商品>
【WEB限定】THE NODOKA オーガニック日本茶パウダー 和紅茶パウダー(8本入り) スティックタイプ


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一度使うと手放せない「AND WOOL コットンシルクカシミアのアームカバー」

日本各地から五十を越える作り手たちが集う中川政七商店主催の合同展示会「大日本市」。 その運営を担うメンバーは、日々、全国の作り手と交流し、年間何百という品物に出会う、いわば「いいもの」の目利き集団。 この連載では、そんな彼らが「これは」と惚れ込んだ逸品をご紹介。実際に使ってみての偏愛を語ります。

長澤 良美

語り手:長澤 良美

バイヤー、中川政七商店PTブランドの仕入を担当しています。 なんでもない毎日の積み重ねを楽しめるように。日々の暮らしの中で出来るだけ長く愛用できるモノと過ごすことを大切にしています。

ブランド:AND WOOL
推しの逸品:アームカバー

『ちょっと豊かに』をコンセプトに。ニットを中心としたモノ作りを通し、素敵な日常を提案します。

夏に向かうこの時期、まだ日焼け止めを使うのは早いかなと思って油断していると、外出途中に急に日差しが強くなり慌てることはありませんか?
うっかり焼けしてしまう部位ナンバー1は、なんと腕と手だそうです。

年齢を重ねるにつれ、実感する紫外線の怖さ。
20代の頃はシミなんて気にしてなかったのに…と思うことが増えました。
将来の肌のためにも日焼け止めだけでなく、日々対策出来るものがあればと思い、静岡のニットブランド「AND WOOL(アンドウール)」のアームカバーを手に取りました。

ウール素材なので1年通して使えることと、紫外線遮蔽率90%以上の実力があり、ちょっとした移動時にさっと使え、手の甲まですっぽりカバーができる優れものです。軽くてコンパクトに畳めるので、使わない時はカバンに入れて持ち運べるのも大切なポイントですよね。

手編み機がうみだすやわらかな風合い

人の手で編み機のキャリッジを動かす、昔ながらの手編み機にて作るニットのアームカバー。二の腕から指先まですっぽり覆ってくれるので日よけ効果は抜群です。人の目と手で編み目を調整しているせいか、さらりとやわらかな風合いと、肌につかず離れずの絶妙なサイズ感で袖通しもスムーズです。

温度調整に最適です

春秋は温度差が大きく、日中は暖かくても朝晩は冷えることがあります。また、夏は日差し以外に冷房で冷えを感じることも。アームカバーを付けると手首が温められて良いですし、季節によっては室内でも活躍してくれそうです。

ニットのプロフェショナル集団

静岡県島田市にスタジオを構える「AND WOOL」。男女問わず使えるデザインと着心地の良さを兼ね備えた、高品質なニットのアイテムが人気のブランドです。
『ちょっと豊かに』をコンセプトに。ニットを中心としたモノ作りを通し、素敵な日常を提案されています。

色目はベージュ、グレー、チャコールグレーの3色、着こなしを選ばずに使える色目なので、どんな服装にも合わせやすく、自然素材なので長く使えそうなのも魅力です。上質で、シンプル、柔らかい。

手にするたびに「つくりがいい」と、納得感を持って使えるアームカバーを、これから是非取り入れてみませんか。



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【WEB限定】ANDWOOL アームカバー


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人の肌に馴染みがよく、ずっと触っていたくなるやさしさ「KOHARU シルクストール」

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白山 伸恵

語り手:白山 伸恵

中川政七商店主催の展示会「大日本市」の実行委員。長い社歴の中で繋がった全国の小売店様へ更によいものをお届け出来るように奮闘しています。日々明るく楽しく過ごすことがモットーです。工芸メーカーさんもお客様も笑顔に出来ればうれしいです。

ブランド:KOHARU
推しの逸品:シルクストール

起毛シルクの柔らかさと膨らみが小春日和のようなぬくもりをお届けします。

シルクは、繊維の太さを表す繊度(せんど)が天然繊維のなかで最も細く、アミノ酸を含むタンパク質でできています。
そのため、人の肌に馴染みがよく、ずっと触っていたくなるやさしさに満ちています。

また、吸放湿性、消臭性、紫外線カット、保温性に優れていて一年を通して快適に過ごせる素材です。

「KOHARU」を手がけているのは、繊維のまち 愛知県一宮市の長谷川商店さん。高品質な厳選シルクの取り扱いにおいて、原料仕入から加工・生産・販売に至るまで一貫体制を構築しているこだわりのあるメーカーさんだから安心です。

ブランド名「KOHARU」のコンセプトは

疲れたからだを休めるとき、
好きなことを楽しむとき、
大切な人と過ごすとき、
小春日和のぬくもりのようにそっと、寄り添う存在でありたい。

シルクの素材にブランド名からもそんなぬくもりを感じます。

そのなかで私は、シルクストールブロック柄のブルーラグーンの色を選びました。

まず、手で触っただけでシルクの柔らかさに癒されます。肌に心地よく馴染んでやさしく包み込んでくれます。

日常の洋服にも合わせやすく、左右非対称のブロック柄なので巻いたときの色の切り替わりがアクセントになります。

肌寒い日には肩にかけているだけで暖かく癒されます。かけていることを忘れるくらい軽いです。

首に巻いても柔らかさに包まれて自然と笑顔になり、淡い色味が顔回りも華やかにしてくれるように感じます。

これからの季節には冷房対策としてもおすすめ。コンパクトなのでクシュっと丸めてバックに忍ばせることも可能です。

シルクですが、手軽に自宅でのお洗濯もしていただけます。中性洗剤でやさしく手洗いしていただき、短時間の脱水の後、形を整えて陰干ししてください。

プレゼントにも使えるステキな箱入りなので、大切な方への贈りものにも良いのではと考えています。


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