【あの人が買ったメイドインニッポン】#71 みんげいおくむらの奥村忍さんが選ぶ“いま面白い旅先”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、みんげいおくむらの奥村忍さん。初回は奥村忍さんが選ぶ「いま面白い旅先」をご紹介いただきます。

それでは早速、聴いてみましょう。

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奥村忍さんがおすすめする、いま面白い旅先

奥村忍さんがおすすめする“いま面白い旅先”は、「北海道の礼文島」でした。


ゲストプロフィール

奥村忍

1980年、千葉県生まれ。
慶應義塾大学卒業後、商社で輸入業務、メーカーでバイヤーを経験。2010年に独立し、ウェブショップ「みんげい おくむら」をオープンする。
ていねいな現代の手仕事、素朴な暮らしの道具を探し求め、
国内外のものづくりの現場を訪ねている。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


番組へのご感想をお寄せください

番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回は、みんげいおくむらの奥村忍さんにお話を聞いていきます。2/7(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【旬のひと皿】みかんと蕪のしゃぶしゃぶサラダ

みずみずしい旬を、食卓へ。

この連載「旬のひと皿」では、奈良で創作料理と玄挽きの蕎麦の店「だんだん」を営む店主の新田奈々さんに、季節を味わうエッセイとひと皿をお届けしてもらいます。



少し遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。お正月の奈良はずっとよいお天気で、全国的にもお出かけしやすい年末年始だったのではないでしょうか。

年末年始は、毎年多くのお客様がお店へ来てくださる時期。昨年に引き続き93歳のお誕生日にお越しくださったご家族様もいらっしゃり、なんとも言えない心温かな時間を共有させていただけました。

たまたま一緒の時間にいらっしゃっていたお客様も一緒に拍手をしてくださり、大切な時間にわざわざお越しいただいたことに胸も心も全ての臓器がいっぱいになりました。

ご家族やご友人との貴重な時間を過ごす場所に選んでいただけることがありがたくて、「お正月のお写真撮らせてください!」とお声がけして、集合写真も撮らせていただきました。(心の中では“お正月を写そう!”の気分)

カメラ越しに楽しそうに笑っておられるお顔を拝見し、一緒に参加させていただいた気分で嬉しい年の瀬と今年のはじまりを感じることができました。

お正月休みが過ぎると、しばらくお休みで会わなかった運送会社の方や、食材を届けてくださる方とも再会。わいわいお話しながら、今年一年もまた楽しんでいただけるよう自分の気持ちをキリッと引き締めています。

今年は箱のみかんと目があって、すでに何度か購入してシロップにし、みかん寒天を作ったりシャーベットにしたり、サラダに入れたりと楽しんでいます。

裏作の時期だったようで例年より多くは出回っていないように感じますが、手で簡単に剥けるみかんは、お風呂あがりや、喉が渇いた時の水分補給がわりにも嬉しい。雨がかからないように注意しつつ、室外に置いておくと寒さで果肉がひんやり冷たくなり、冷蔵庫いらず。冬のアイスクリームもいいけれど、みかんもやはり、冬には必要な存在だと思うのです。

そうそう、知らなかったみかんの話を先日お客様から伺いました。

給食に出てきた冷凍みかん。食べる頃には半解凍くらいになっていて、とびきり美味しかった記憶が残っているのですが、なんと新幹線でも冷凍みかんが売られていたそうで、びっくり!もちろんすぐには食べられないので、買われた方々は溶けるまでしばらく待っていたのでしょうか。

旅のお供に冷凍みかん。自前で作り、どこかに出かけてみたいなと思いました。今回はそんな、みかんを使ったレシピです。

<みかんと蕪のしゃぶしゃぶサラダ>

材料(2人分)

・豚ロース肉(しゃぶしゃぶ用)…6~8枚
・ほうれん草…1束
・かぶ…1個
・大根…5cm程度
・みかん…3個
・ポン酢…大さじ2
・オリーブオイル…小さじ2

◆トッピング

・ピーナッツ…10粒
・白炒りごま…小さじ1
・クミン(あれば)…ひとつまみ
・おかき(醤油味)…適量
・粗塩…適量

作りかた

トッピングから作る。ピーナッツを粗めにきざみ、ボウルにごまとクミンと一緒に入れる。おかきを手で割り入れ、粗塩も入れて混ぜ合わせる。

ほうれん草は軸に十字の切り込みを入れ、砂をきれいに洗い流す。かぶ、大根も洗う。

鍋に湯を沸かし、塩ひとつまみ(分量外)を入れたら、ほうれん草を軸からサッとゆでる。冷水にとって水気を絞り、3cm程度にカットする。

みかんの皮をむき、横側から3枚になるようスライスする。お皿に円になるよう並べる。皮についた果肉は大きめのボウルに絞っておく。

かぶの皮をむき横半分に切る。上部分を横側から5枚に切ったら、重ねて縦半分に切り、先ほど並べたみかんの間にそれぞれ並べていく。1枚余るのはつまみ食い用に(笑)。

残ったかぶと、皮をむいた大根をすりおろしてドレッシングを作る。かぶは鬼おろしで、大根はおろし金ですると食感が変わって楽しい。軽く水気を絞ったら、みかんの果汁を入れたボウルにほうれん草、ポン酢、オリーブオイルと一緒に入れる。

鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩少々(分量外)を入れて豚肉をゆでる。ざるにあげたら先ほどのボウルに入れて、全体をざっくりと合わせる。

みかんとかぶを並べたお皿の中央にこんもりと盛り付けて、仕上げにトッピングをふりかければ完成。

うつわ紹介

美濃焼の平皿

写真:奥山晴日

料理・執筆

だんだん店主・新田奈々

島根県生まれ。 調理師学校卒業後都内のレストランで働く。 両親が母の故郷である奈良へ移住することを決め、3人で出雲そばの店を開業する。  
野に咲く花を生けられるようになりたいと大和未生流のお稽古に通い、師範のお免状を頂く。 父の他界後、季節の花や食材を楽しみながら母と二人三脚でお店を守っている。
https://dandannara.com/

【わたしの好きなもの】使うことが楽しく習慣になる。三段重ねの漆器「めぶく弁当」

身の回りの道具で、特に長く使っているものはなんだろう。

ふとそんなことを考えて家の中を見回してみたとき、ぱっと目に入ってきたのは普段からよく使っている陶器のカップとソーサーでした。

15年以上前に地元の民藝館で一目ぼれして購入。それ以来、週に数度は必ずこのカップでコーヒーを飲んでいて、日常的に使っているものの中ではかなり長い付き合いです。

元々の佇まいが好みであることに加えて、貫入にコーヒーの色が少しずつしみ込むなどの経年変化も愛おしい部分。なにより、ソーサーとセットで机の上に置くことで、どこか背筋が伸びるというか、少しだけ気持ちにスイッチが入る気がして、使うことが習慣化しています。

飽きがこなくて、楽しみながら使っているうちに習慣となり、自然と長い付き合いになる。最近も、そんな可能性を感じる道具に出会う機会がありました。

「めぶく弁当」

それが、“漆の種”が埋め込まれた会津漆器のお弁当箱「めぶく弁当」です。現在、予約受付中の同商品(※受注生産のため、お渡しは2025年9月ころを予定)ですが、一足先に触る機会を得たので、しばらく使ってみた感想をお伝えします。

佇まいが美しい

「めぶく弁当」は、かつて、武田信玄が好んだとされる“信玄弁当”をモチーフに、飯椀、汁椀、おかず皿が三段重ねになったお弁当箱。蓋も兼ねる汁椀の高台部分には漆の種が埋め込まれていて、そこには「未来でその種が芽吹きますように」という祈りが込められています。

漆の種が埋め込まれている

コンセプトやものづくりの背景も興味深く魅力的な「めぶく弁当」ですが、まず一目見て印象的だったのは、その佇まいの美しさ。

金沢の木地職人 畑尾勘太さんが手掛けた木目の美しい素地は、従来の信玄弁当と比べて柔らかい印象のフォルム。猪苗代町在住の塗師 平井岳さんによって木目の美しさを存分に活かした木地呂塗(きじろぬり)で仕上げられ、現代の生活にもすっと馴染みます。

触り心地が良くとても軽いので、子どもも興味津々でした

お弁当箱として自然の緑の中でも映えるし、家の中でも抜群の存在感でハレの日の特別なごちそうにもぴったり。そして個人的におすすめしたいのは、普段使いの食器として日々活用することです。

不思議と背筋が伸び、食事の満足度が上がる

在宅で仕事をしていることもあり、昼食は一人で取ることが多くなります。

気を抜くと同じようなメニューや外食ばかりで栄養が偏ってしまったり、お昼を取らずに間食だけで済ませてしまったりする日も。

そんな中、いざ漆器のお弁当箱を使って昼食を取ろうと決めると、ふっと背筋が伸びるような感覚があり、「せっかくならおかずをもう一品増やしてみよう」「たまには魚も食べないと」といった気持ちが自然と湧いてきました。

我ながら単純だなと思いつつ、ここは自分の素直な気持ちに従って、あれこれおかずを準備してみることに。気負いすぎても長続きしないのであまり無理はせず、出来合いのお惣菜や晩御飯の残りなんかも加えながらおかずを検討していきます。

白ご飯との相性も抜群

当日のお昼はそれを盛り付けて、ご飯をよそって、汁を注いで。そうしていつもとは少し違った昼食の時間を過ごすと、何とも言えない満足感と達成感が得られ、リフレッシュして午後の仕事に臨むことができました。

お手入れは意外と簡単。漆が育つ楽しみも

食べ終わった後は、そのまますぐに洗ってしまいます。漆器のお手入れは少しハードルが高いイメージもありましたが、実は意外と簡単。油汚れ以外はぬるま湯ですすぎながら手のひらでさっと洗えば綺麗に保つことができて、洗ったあとは蚊帳ふきん等で拭いてあげるだけ。

手で洗っていると、どこに触れても本当にすべすべで、細部まで美しく仕上げられていることを改めて実感します。こうして丁寧に使っていくうちに、漆の艶がどんどん増していくのだとか。

底面まで美しい

漆器を使い、汁やおかずを用意することで、外食やインスタントな食事と比べるとどうしても手間は増えるかもしれません。それでも、敢えて日常の中で少しの手間を省かずに道具や食事と向き合うことは、とても豊かな時間の使い方だと感じました。

準備の時間、食事の時間、そして片付けの時間を経ることで気持ちの切り替えにもつながって、結果的に仕事の効率も上がるような気がしています。

手間をかけて向き合いたくなる美しい道具。冒頭で触れたカップ&ソーサーのように、いつまでも飽きがこなくて、楽しみながら使うことが習慣となり、自然と長い付き合いになる。そんな予感を強く感じる商品でした。

<関連商品>
【予約商品・WEB限定】めぶく弁当(来年2025年9月ごろお届け予定)

<関連特集>

文:白石雄太

【あの人が買ったメイドインニッポン】#70 文筆家の甲斐みのりさんが“一生手放したくないもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、文筆家の甲斐みのりさん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

それでは早速、聴いてみましょう。

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甲斐みのりさんが一生手放したくないメイドインニッポン

甲斐みのりさんが“ついつい買ってしまう”メイドインニッポンは、「野田琺瑯 ごはん鍋 KAMADO(カマド)」でした。


ゲストプロフィール

甲斐みのり

文筆家。静岡県生まれ。日本文藝家協会会員。大阪芸術大学文芸学科卒業。旅、散歩、お菓子、地元パン®️、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍、雑誌、webなどに執筆。主な著書に『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』(ミルブックス)、『にっぽん全国おみやげおやつ』(白泉社)など。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


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番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回は、みんげいおくむらの奥村忍さんにお話を聞いていきます。1/31(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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【あの人の贈りかた】贈りもので大切にする重心は、年齢とともに物から心に

贈りもの。どんな風に、何を選んでいますか?

誕生日や何かの記念に、またふとした時に気持ちを込めて。何かを贈りたいけれど、どんな視点で何を選ぶかは意外と迷うものです。

そんな悩みの助けになればと、中川政七商店ではたらくスタッフたちに、おすすめの贈りものを聞いてみました。

今回は経営企画室の中武がお届けします。

気を遣わせずに笑顔を招く「絵形香」

年を重ねるごとに変わってきたことはたくさんありますが、贈りものの選び方もその一つ。

相手が喜んでくれそうなことを前提にしつつ、世間で話題になっているもの、人気のものに頼っていた20代、実用的だけどちょっと贅沢なものを選ぶことが多かった30代。
そんな時期を経て、40を過ぎた立派なオトナになった(はずの)今、選ぶのは、良い意味で”さらっと”しているものが増えました。

”さらっと”というのは、あると嬉しいけど気楽に手放せる、相手に気を遣わせない、それでいて笑顔になるようなもの。

この年代になると、友人たちもみんないろんな経験をして、目が肥えてきて、自分なりのこだわりやセンスで身の回りを整えるようになりますし、それなりに使えるお金も持っているので、欲しいものがあればだいたい自分で気に入ったものを買うのです。

だから贈るのは「あなたのことを考えて選びながら、会える日を楽しみにしてきましたよ」、という気持ちを伝えるアイテム。実用性にこだわらず、あえて軽めのものを選ぶのが大人なのではないかと思うようになりました。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで最近重宝しているのが「絵形香」です。

季節ごとにモチーフが変わる、手績み手織り麻の生地で包んだ小さなお香で、桐箱の蓋の溝に立てればそのまま飾ることもできます。

見た目が可愛らしく季節感があるので渡した時に、わぁ!と場が明るくなりますし、コンパクトなので持ち帰る際も負担がなく、家のちょっとしたスペースに飾れます。ほんのりと優しい香りを楽しめて、万が一インテリアのテイストに合わなかったとしても、その季節が過ぎれば心置きなく片づけられる、と、本当にちょうどよいのです。

個人的には、それぞれの季節によって登場するモチーフの選び方や表し方もひとひねりあって好きなポイントです。鳥が枝をついばんでいるような「桜に春鳥」や、かたつむりとてるてる坊主の絵をあしらった「あじさい」、トナカイの鼻が赤いクリスマスモチーフの「プレゼント」など、次は何が出るんだろう?と毎回楽しみにしているアイテムでもあります。

<贈りもの>
・中川政七商店「絵形香」

※写真の商品は完売いたしました。季節によりデザインが異なりますので、その時季のデザインをぜひお楽しみください。

意外と相手を選ばない、ちょっとした心配りに「鹿の家族 マグネットしおり」

ちょっとしたものを贈りたいとき、あるいはお菓子と一緒に何か手元に残るものを添えたいときに選ぶのが「鹿の家族 マグネットしおり」。

お返しの気を遣わせないよう本当にちょっとしたものを選びたくて、可愛いからおすそ分けをどうぞ、という気持ちで贈っています。

まずは、愛らしい見た目がたまらない!

親鹿と子鹿が一つひとつ手作業で刺繍されていて、しおりやクリップとして使うことができます。

手帳派の方や読書好きの方にはもちろん、親子でお揃いで使っていただけるのでお子さんがいらっしゃる方にも好評です。お子さんにはマグネットの感触が面白いようで、繰り返し開けたり閉めたりしてくれたことを覚えています。

また、普段クールな方にお渡ししたら予想外に気に入ってくださって、かっこいいカバンの中に入れて使っておられたのも印象的でした。意外と相手を選ばない贈りものだと思っています。

<贈りもの>
・中川政七商店「鹿の家族 マグネットしおり」

持ち寄りパーティーの手土産にも活躍「​CUCINA RINALDO 綾キノコペースト」

美味しい食べものも贈りものの定番。相手の負担にならない”さらっと”した贈りものの代表格でもあります。

とはいえ、その辺で適当に買ってきたものだとさすがに味気ない気がしますよね。そんな時、私は地元・宮崎のものを選んで会話のきっかけにすることも多いです。

渡した時に、お互いの地元の話や旅行の思い出などでひとしきり盛り上がり、距離が近づくように感じるのです。(お国自慢って、なんであんなに盛り上がるんでしょう!)

宮崎は何でも美味しいところで、お肉もお野菜もお酒もお菓子も、本当に数多くの選択肢があるのですが、そのなかでも個人的に鉄板なのが「​CUCINA RINALDO」。

古くから有機農業が盛んな綾町に工房をかまえ、宮崎出身のオーナーとイタリア出身のご主人が作るイタリアの家庭料理を、主にオンラインで販売しているお店です。

どれも美味しいのですが、贈りものとしてよく選ぶのはペースト類。

この「綾キノコペースト」はポルチーニの代わりに地元のエリンギを使った、ハーブの香りが効いたペーストです。

バゲットにそのままのせてシンプルに、またチーズやアンチョビと合わせてアレンジしたり、お肉の付け合わせにしたり、パスタソースにしたりと、幅広く使えます。

可愛い瓶入りで、そのままお渡しする贈りものとしてはもちろん、持ち寄りパーティーの手土産としても、おしゃれで大人から子どもまで食べられ、他の方とめったに重ならない万能アイテムです。

常温保存可能で、未開封なら賞味期限が最大9か月あるのも嬉しいところ。

こうして書いてみると、贈りものの価値の重心が、年齢とともに物質から心に移っていることを改めて感じます。相手を気遣う心を磨いて、贈りもので上手に伝えられる大人でありたいなと想うこの頃です。

<贈りもの>
・​CUCINA RINALDO「綾キノコペースト」

※中川政七商店での販売はありません

贈りかたを紹介した人:

中川政七商店 経営企画室・中武直美

【あの人が買ったメイドインニッポン】#69 文筆家の甲斐みのりさんが“ついつい買ってしまうもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

ゲストは引き続き、文筆家の甲斐みのりさん。今回は「一生手放したくないメイドインニッポン」についてのお話です。

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甲斐みのり

文筆家。静岡県生まれ。日本文藝家協会会員。大阪芸術大学文芸学科卒業。旅、散歩、お菓子、地元パン®️、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍、雑誌、webなどに執筆。主な著書に『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』(ミルブックス)、『にっぽん全国おみやげおやつ』(白泉社)など。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


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番組をご視聴いただきありがとうございました。
番組のご感想やゲストに出演してほしい方、皆さまの暮らしの中のこだわりや想いなど、ご自由にご感想をお寄せください。
皆さまからのお便りをお待ちしております。

次回予告

次回も引き続き、文筆家の甲斐みのりさんにお話を聞いていきます。1/24(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

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