【わたしの好きなもの】うるおうのにべたつかない「植物由来の全身用オイル」

やっと出会えた理想のスキンケア

肌のカサつきが気になる季節がやってきました。

私は全身乾燥肌で、冬はお風呂上がりや朝の保湿が欠かせません。中でも特に、日中のハンドケアにずっと悩んできました。

手の乾燥が気になったタイミングでしっかり保湿をしたいのですが、高保湿のハンドクリームは家事や仕事中にベタベタするのが気になるんですよね‥‥。
結局、べたつきが気になりにくい、さらさら系のクリームを何度も塗り直すことになり、毎年のプチストレスでした。

そんな私が近ごろ手放せないのが、「植物由来の全身用オイル」です。

植物由来シリーズ」に全身用オイルが仲間入りすることは耳に入っていたものの、スキンケア用のオイルというものに馴染みがなかった私はあまり気に止めていませんでした。

これは‥‥!と思ったのは、発売前にサンプルを試したとき。

容器を振って手に出した瞬間、ふわっと漂った柚子の香り。思わず「いい香り‥‥!」と声に出すと、周りにいたスタッフたちも「癒される〜」とうっとりしていました。

柚子の果皮から抽出した香りは、まさに「本物の柚子の香り」。ほろ苦さもある落ち着いた甘さの、自然な香りを感じました。

これからの季節にぴったりのほっとする香りに、手のひらに出してからしばらく顔を近づけていたほどです。

この時点で心が惹かれ始めていたのですが、さらに驚いたのがその使用感。
マッサージもできるオイルと聞いてこってりしたテクスチャを想像していましたが、手に取ると意外にもさらさらでした。

「あっ、さらっとしたタイプなんだ、ふーん」と、保湿力を少し疑いながら手の甲に伸ばしてみると‥‥。
その瞬間、しっかり肌に浸透していく感じがしました。そして、想像以上にしっとり。テクスチャがさらっとしているので一度にたくさん必要なのかなと思いましたが、少量でスーッと伸びました。

手を洗いたくなるようなべたべた感はなく、日中に使用してもその後の作業の際に気になることはありませんでした。
香りも、つけたときにはふわっと広がりますが、その後は落ち着いていきます。香りがきつくて使いづらい、という心配もありません。

しっかり保湿してくれるのにべたべたしない、日中でも使いやすい使用感。私が求めていたものはこれだ!
それまでオイルで保湿をする選択肢がなかった私に、新しい出会いが訪れました。

手も足も顔も、カサカサしているところがたくさん。はやく全身に試してみたい!
「これ、いつから買えますか!」と、前のめりで購入に至りました。


「植物由来の全身用オイル」はその名の通り、植物由来の原料で作ったオイル。使用されているトウキ葉エキスには、ビタミンやミネラルなど栄養分が豊富に含まれているのだそうです。

また嬉しいのが、これひとつで髪からつま先まで全身に使えるということ。さらっと伸びてべたつきにくいので、様々な使い方ができます。

お風呂上がりのスキンケアにプラス。落ち着いた香りなので、顔につける際も抵抗がありません。そのままデコルテや手足をマッサージして、むくみを取りながら乾燥対策をしています。

ヘアオイルとしても使えます。濡れた髪に少量なじませてからドライヤーをすると、髪がまとまりやすくなりました。

朝は洗顔後のスキンケアの際に、特に乾燥が気になる頬と目の周りへ、少量をとんとんと伸ばします。植物由来の化粧水クリームも同じ香りで一緒に使いやすいとのことなので、ライン使いもしてみようかと考えています。

べたつかないので、私のような乾燥肌の方以外も、量を調整しながらお顔に使っていただけるのではないかと思います。

そして日中は手の乾燥が気になった時に数滴伸ばします。ネイルオイルとして爪も一緒にマッサージ。広がる香りに癒されて、気分の切り替えにもなっています。

オイルひとつで様々なケアができるのが楽で、これまで続かなかったマッサージなども習慣になりました。


私が柚子の香りを漂わせながら足をマッサージしていると、一緒に住んでいるパートナーが「なにそれ、いい匂い!」と近づいてきました。
そうでしょそうでしょ、と得意げな私。
お気に入りのアイテムを紹介し、今では一緒にスキンケアやマッサージをするようになりました。

パートナーは仕事柄、水をさわる機会が多く、冬は特に手荒れがひどく悩んでいました。さらに乾燥性敏感肌で、肌につけるものはかなり慎重に選ばないといけません。
念のため少量から使い始めましたが問題なく使え、天然成分の肌へのやさしさを実感しました。

使い始めた翌朝から「いつもよりうるおってる気がする‥‥?」と嬉しそう。

これまでは敏感肌向けのハンドクリームでケアしていましたが、塗りたてのべたつきが気になっていたそう。このオイルはべたつきが少なく嬉しいとのことでした。

香りも、市販のハンドケア用品はフローラル系などが多い中、なじみのある落ち着いた柚子の香りが男性でも使いやすく気に入ったようです。


やさしい成分とやさしい香りで、家族や子どもも皆で使えるというのは嬉しいところ。
自分の肌はもちろん、大切な人の肌まで整っていくのが嬉しくて、早くもこの冬の相棒を見つけた気持ちです。

お肌の悩みは尽きないですが、このオイルでほっとひと息つきながらケアを続けたいと思います。


※使用感はすべて、個人によるものです


<掲載商品>
植物由来の全身用オイル
植物由来の保湿化粧水
植物由来の保湿クリーム


編集担当
岩井

【わたしの好きなもの】冬ならではの装いを楽しむ「かや織ニードルパンチのトートバッグ」

暑い日にはサラッとした麻や、汗をよく吸う綿素材の服を、寒い日には毛足が長くやわらかいウールニットや、生地の厚みが心強いコーデュロイを。そんな風に季節に応じて洋服を変えるように、バッグも季節ごとに使い分けたいなと思っていました。

季節のバッグと聞いて思い浮かぶのは、主に夏に活躍する籠バッグ。私も愛用者の一人です。一方、冬は?と考えてみたのですが、冬にしか使えないバッグは持っていない。手袋やマフラー、コートなど、まずは寒さをしのぐ衣服に気がいって、冬用バッグはここ数年、迎えていませんでした。

「何か、いいのないかなぁ」と探していたところ、出会ったのがこの「かや織ニードルパンチのトートバッグ小」。もこもこの見た目がいかにも秋冬用で、これはいいかも!と思い、さっそく使ってみたので、お気に入りポイントを紹介させてください。

①冬の景色を思わせる佇まい

一番気に入っているのは、何といっても冬の景色のような佇まい。こちらのバッグは“木枯らし”をイメージした「薄茶」と、“雪道”をイメージした「薄墨」の二色展開で、私は薄茶を使っています。

薄墨

確かに、ベージュのウール生地とななめに縫われた白いかや織生地の組み合わせは、寒々しい日にピューッと吹く木枯らしのような表情。そんなそっけなさや荒々しさを感じつつも、あたたかみのある素材感やころんとしたまるいフォルムがほどよく柔和にしてくれるので、全体的にはやさしい印象です。

ちょっぴりスパイスのきいたデザインで、ナチュラルなコーディネートのときにも、少しエッジをきかせたコーディネートのときにも、どちらにも活躍。シーズンが限定されるバッグは、せっかくなのでその時期にたくさん使っておきたいと思う派なのですが、しっかり出番の多いバッグになってくれました。

秋冬らしいこっくりした色のワンピースにも合って、使いやすい!

②軽くてふかふかの持ち心地

初めてバッグを手にしたとき、「何これ!ふかふか!!!」と心の声が。想像以上に生地がやわらかく、ふと撫でたくなるほどです。写真で見ていたときは「ウールだし、ちょっとごわごわした生地なのかな?」と思っていたのですが、もう一度言います。ふかふかでした。

特に好きなのは持ち手。やさしい肌あたりかつ、厚みのある生地、おまけに幅広なので、手に食い込む感じがなく、何なら触れている部分があたたかい。「持つだけで癒されるバッグ」なんて、キャッチコピーをつけたいくらいです。

このふかふかを実現できたのは、ウール生地の中にもこもことした綿を入れているから。ふんわり、ふかっとした佇まいと持ち心地は、そんな隠し技によるものなのです。

荷物が少し重いときはバッグを肘にかけて持つのですが、もちろんふかふか。持ち手が細いものだと、重い荷物を入れたら紐がぐいぐいと肌にめり込む感覚があり、家に帰って肌を見ると、紐を持っていた部分が赤く跡になっている‥‥という経験も一度や二度ではないのですが、このバッグは肌への食い込みはノーストレスでした。

③コンパクトながら、必要なものがしっかり入るサイズ感

私がいつも持ち歩くのは、財布とスマートフォン、ハンカチ、家のカギ、小さめの化粧ポーチ、そして本。ちょっと時間が空いたとき、SNSを見たい日もあれば、小説やエッセイが読みたくなることもあり、本は常に2冊ほど持っているので少し荷物が多いのが悩みです。

そのため大きめのバッグを使うことが多いのですが、コンパクトなバッグを持つことにも憧れる。「ちょっと小さいかな~?」と思いつつ荷物を入れてみると‥‥、嬉しい!しっかり入りました!!

何なら少しゆとりがあるので、水筒を持ち歩くのも、外出先でちょっとした物を購入して入れるのも、外した手袋やカイロを入れておくのもへっちゃら。思ったよりも大容量でした。

また全体はもこっとしたシルエットですが、重さのある布ではないため、カバン本体の重さに関してはまったく気になりません。この軽さは結構驚きなので、できるものなら皆さんにも一度、手に持ってみていただきたいくらいです。

軽くてコンパクトなのにしっかり荷物も入るとは、頼もしい限り。ちなみに同シリーズには「トートバッグ大」「ポーチ」「ポシェット」など、形や大きさを変えたラインナップもあるので、それぞれのお好みや用途にあった一つを選んでいただけます。

④アップサイクル商品を使える嬉しさ

最後に一つ、使用感ではないのですが、お伝えしたいこと。このバッグ、実は中川政七商店の定番商品である、かや織ふきんの端材をあしらって作られています。

使用したのはニードルパンチという加工技術。剣山を思わせる無数の針で生地を刺し、重ねた生地の繊維を絡み合わせて結合する加工方法です。

ふきんを製造する際にはどうしても一定量、生地の端材が発生します。通常は廃棄へ向かうのですが、せっかく作るものは、できるだけ有効活用したい。そんな一人のデザイナーの想いがこの商品へと至りました。

ものの寿命を延ばしたり、最後まできちんと使い切ったりすることに想いがいく最近。自分が使うものがその貢献になっていることに、少し誇らしい気持ちを持てたりするのです。

せっかく四季の巡る日本。うだるような暑さの夏にも、身体が芯から冷える冬にも、その時期にしか出会えないお洋服やバッグで、季節が移ろうことの楽しさを感じていけたらなと思います。


<掲載商品>

かや織ニードルパンチのトートバッグ小 薄茶

編集担当:谷尻

【あの人が買ったメイドインニッポン】#11 バイヤー・山田遊さんが“ついつい買ってしまうもの”

こんにちは。
中川政七商店ラヂオの時間です。

今回からゲストは、バイヤーの山田遊さんです。トークテーマは、「ついつい買ってしまうメイドインニッポン」。

それでは早速、聴いてみましょう。

プラットフォーム

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山田遊さんが“ついつい買ってしまう”メイドインニッポン

山田遊さんが“ついつい買ってしまう”メイドインニッポンは、「カトラリー」でした。


ゲストプロフィール

山田遊

南青山のIDÉE SHOPのバイヤーを経て、2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして活動を始める。現在、株式会社メソッド代表取締役。
これまでの主な仕事に、国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」、「21_21 DESIGN SIGHT SHOP」、「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」、「made in ピエール・エルメ」、「燕三条 工場の祭典」などがある。
各種コンペティンションの審査員や、教育機関や産地での講演など、多岐に渡り活動を続ける。


MCプロフィール

高倉泰

中川政七商店 ディレクター。
日本各地のつくり手との商品開発・販売・プロモーションに携わる。産地支援事業 合同展示会 大日本市を担当。
古いモノや世界の民芸品が好きで、奈良町で築150年の古民家を改築し、 妻と二人の子どもと暮らす。
山形県出身。日本酒ナビゲーター認定。風呂好き。ほとけ部主催。
最近買ってよかったものは「沖縄の抱瓶」。


次回予告

次回も引き続き、山田遊さんに出演いただきます。12/1(金)にお会いしましょう。お楽しみに。

中川政七商店ラヂオのエピソード一覧はこちら

【あの人の贈りかた】自分の好きを込めた、自分らしい贈りもの(スタッフ立石)

贈りもの。どんな風に、何を選んでいますか?

誕生日や何かの記念に、またふとした時に気持ちを込めて。何かを贈りたいけれど、どんな視点で何を選ぶかは意外と迷うものです。

そんな悩みの助けになればと、中川政七商店ではたらくスタッフたちに、おすすめの贈りものを聞いてみました。

今回はカンパニーデザイン事業部の立石がお届けします。

自分が「いい!」と思い、愛用しているものを。
「花ふきん」

誰かへ贈りものを選ぶ時。もちろん、「あの人が喜ぶものは何かな?」と、基本的には相手のことを考えます。

でも親しい人には、自分が心から「いい!」と思っているという理由で、選ぶ贈りものもあります。

例えば、私にとってそれは「花ふきん」。

なんといっても、使い心地が「いい!」のです。よく吸ってすぐ乾き、使うほどふわふわに。大判薄手なので、食器拭き・台拭き・お弁当包みと、色々な用途で毎日お世話になっています。中川政七商店のロングセラー商品なので、ご存知の方も多いかもしれませんが、私も愛用者の一人です。

使い心地にプラスして、もう一つ「いい!」と思うポイントは、ものづくりの背景。私は中川政七商店で働いて約10年になるのですが、数ある商品のなかで、縁あって一番関わりを深く持たせてもらった商品が「花ふきん」です。

たかが、ふきん。されど、ふきん。

目が粗くて加工しづらい生地を、形が崩れないように、慎重に染めたり柄を描く。一枚一枚、丁寧にミシンで縫う。そんなふきん一枚にこめられた、つくり手さんのクラフトマンシップを知り、より一層好きになりました。

自分が心から信頼している品を、贈った相手にも「いい!」と思ってもらえたら、とても嬉しい。「クタクタになるまで使ったから、新しいものを自分で買い足して使っているよ」なんて連絡をもらえると、気に入ってくれたのだなとさらに嬉しくなるのです。

<贈りもの>
・中川政七商店「花ふきん」

自分が暮らす奈良の品で、旅行気分を楽しんでもらえたら。
「鹿アイテム」

妻の実家が九州とあって、ありがたいことに“九州のもの”を、定期的に送ってもらいます。お菓子からお酒のアテまで、奈良ではお目にかかれないものばかりで、ちょっとした九州旅行の気分に。

その人が暮らす土地のものには、その人らしさも含まれているような気がして、受け取ると何だかホッとしたり、心があたたかくなったりします。そのため、私も地元である“奈良のもの”を、贈りものにすることがしばしばあります。

私は、生まれも育ちも、いま暮らしている場所も奈良。
奈良公園から歩ける距離にある実家には、庭に鹿が遊びに来る日もあります。

(そして、花や植物を食べていきます)

そんな私にとって、鹿はペットに近いような、特別な存在。

私と同じく、生まれも育ちも奈良の中川政七商店には、鹿をモチーフにした商品がたくさんあります。奈良の店舗には、限定の鹿商品まであるほど。その中から、相手が喜んでくれそうな“鹿”を探します。

“奈良のもの”をきっかけに、ちょっとした奈良旅行の気分を楽しんで、何だったら実際に奈良に遊びに来てくれたらいいな。なんて思いながら選ぶ、贈りものです。

<贈りもの>
・中川政七商店「鹿の商品」(写真は「新郷土玩具 奈良 鹿コロコロ」

手書きの文字を添える「メッセージカード」

贈りものをもらったとき、短くても一筆が添えられていると、より一層嬉しくなります。

「そういえば、こんな字だったな」と懐かしくなったり、逆に「あれ、こんな字だったっけ?」と不思議な気持ちになったり。

いずれにせよ、「自分のために書く時間をつくってくれたんだな」と想像をして、嬉しくなります。その人のぬくもりが伝わる手書きの文字って、やっぱりいいですよね。

だから私も、贈りものにはなるべく言葉を添えたい派。

そのときのために、いいなと思ったメッセージカードがあれば、家族でちょこちょこ買い足しています。贈る相手によって添えたいカードのイメージは変わるので、選択肢は広い方がありがたいのです。

奈良で毎年開催される「正倉院展」文様をデザインした中川政七商店のカードも、愛用しているものの一つ

最近購入したのは、Holiday Stationeryさんのポストカード。

「花束のように手紙を贈ろう」を合言葉に描かれた、実直な花の絵に惹かれました。いつか大切な人への贈りものに、添えられたらいいなと思います。

今回の連載を書くにあたり、「贈りかた」について改めて色々と考えましたが、その人らしさが伝わることって、なかなか大切な気がしました。もしかすると、相手のことを考えすぎず、自分らしさがある方が、喜んでくれる場合もあるのかも。そう考えると、贈りものを考えるときの気持ちが、少しだけ軽くなりそうです。

<贈りもの>
・Holiday Stationery「メッセージカード」
・Instagram:https://www.instagram.com/holidaystationery/

※中川政七商店での販売はありません

贈りかたを紹介した人:

中川政七商店 カンパニーデザイン事業部 立石哲也

【暮らすように、本を読む】#05『道具のブツリ』

自分を前に進めたいとき。ちょっと一息つきたいとき。冒険の世界へ出たいとき。新しいアイデアを閃きたいとき。暮らしのなかで出会うさまざまな気持ちを助ける存在として、本があります。

ふと手にした本が、自分の大きなきっかけになることもあれば、毎日のお守りになることもある。

長野県上田市に拠点を置き、オンラインでの本の買い取り・販売を中心に事業を展開する、「VALUE BOOKS(バリューブックス)」の北村有沙さんに、心地好い暮らしのお供になるような、本との出会いをお届けしてもらいます。


<お知らせ: 中川政七商店「茶花番茶」をプレゼント>

先着50冊限定!ご紹介した書籍をVALUE BOOKSさんでご購入いただくと、中川政七商店の「茶花番茶」が書籍と一緒にお手元に届きます。詳細は、VALUE BOOKSさんのサイトをご覧ください。


道具への愛着が深まる、やさしい物理学の入門書
『道具のブツリ』

離乳食からはじまり、スプーンは私たちにとって最も身近な道具のひとつ。でも、あの丸く少しくぼんだ形状について、深く考えをめぐらせる人は多くはないでしょう。

「ながす道具」「さす道具」「きる道具」「たもつ道具」「はこぶ道具」の5つの章にわたって、日々活用する暮らしの道具の仕組みを解説する本書。スプーンのほかにも、ハサミ、扇風機など、生活に欠かせない道具に隠されたブツリを、弾むような文章でやさしく紐解いていきます。

突然ですが、私はお酒が好きです。外でおいしい料理と共に嗜むお酒もいいけれど、自宅でのんびり夜が耽るまで飲むのも大好きな時間です。常にストックをするビールや日本酒、そしてワイン。簡単なおつまみとお気に入りのグラスを用意し、いざ飲むぞ!という瞬間に、盛り上がった気分が、しおしおと萎んでしまうことがあります。それは、ワインの開栓に失敗した時。ぼろぼろと砕けたコルク栓を前に、悲しみに打ちひしがれてしまった経験は、一度や二度ではありません。

本書で紹介される25の道具のうち、酒飲みにとって身近なアイテムであるワインオープナーが「さす道具」のひとつとして紹介されています。らせん構造を用いることで、コルクを引き抜く役目をはたしているのは、一目瞭然ですが、そこに「摩擦」の力を意識して、じわじわと、慌てず引き続けることで、スポンっとうまく開けることができるのだそう。ブツリを学ぶことは、道具を効率よく使う助けになるのです。仕組みがわかれば、あれだけ憎たらしく感じていたワインオープナーも、不思議と頼もしい相棒のように感じられます。

ポップでわかりやすいイラストや、背中の綴じ糸をそのまま見せた美しい装丁も、本書を暮らしのそばに置きたくなる理由のひとつ。身近な道具を使うシーンを想像しながら、ブツリの世界に足を踏み入れてみる。使い慣れた道具への愛着がちょっぴり深まった気がします。

ご紹介した本

『道具のブツリ』
田中 幸(著)、結城 千代子(著)、大塚 文香(イラスト)

本が気になった方は、ぜひこちらで:
VALUE BOOKSサイト『道具のブツリ』

先着50冊限定!ご紹介した書籍をVALUE BOOKSさんでご購入いただくと、中川政七商店の「茶花番茶」が書籍と一緒にお手元に届きます。詳細は、VALUE BOOKSさんのサイトをご覧ください。


VALUE BOOKS

長野県上田市に拠点を構え、本の買取・販売を手がける書店。古紙になるはずだった本を活かした「本だったノート」の制作や、本の買取を通じて寄付を行える「チャリボン」など、本屋を軸としながらさまざまな活動を行っている。
https://www.valuebooks.jp/

文:北村有沙

1992年、石川県生まれ。
ライフスタイル誌『nice things.』の編集者を経て、長野県上田市の本屋バリューブックスで働きながらライターとしても活動する。
暮らしや食、本に関する記事を執筆。趣味はお酒とラジオ。保護猫2匹と暮らしている。


<同じ連載の記事はこちら>
【暮らすように、本を読む】#01『料理と毎日』
【暮らすように、本を読む】#02『おべんとうの時間がきらいだった』
【暮らすように、本を読む】#03『正しい暮し方読本』
【暮らすように、本を読む】#04『なずな』

秋冬ごはんをもっと愉しむ

食欲が増す季節がやってきました。

ついこの間まで夏のような気候が続いていましたが、今週からぐっと気温が下がりましたね。

私にとってこの季節の楽しみといえば、食卓を囲む時間。寒いのはあまり得意ではありませんが、おいしいものを食べてポカポカしている時は心から幸せを感じます。

とはいえ凝った料理を毎日、というのは難しいもの。便利な道具やインスタントの食品にも日々助けられています。

見た目にも楽しく、手間をかけずにできる。食べるとあたたかくて心が満たされる。今回はそんな、これからの季節に楽しみたい「食べもの」と「道具」をご紹介したいと思います。

炊飯器にポンと入れるだけ!おかずいらずの炊き込みごはん

秋が深まるほど食べたくなる、炊き込みごはん。
味つきのご飯は、それだけでおいしく、おかずの役割も果たしてくれるのでとっても助かるんです。品数が少ない日でも、炊き込みご飯があれば満足度がぐんと上がります。

特にお米と一緒に炊くだけの「炊き込みごはんの素」は本当に便利。味の調整も必要ないので失敗知らず。具材や調味料の準備もいらないので忙しい日の味方です。

中川政七商店の炊き込みごはんの素は、フリーズドライになっています。これがおいしい上に使いやすく、何度もリピートするくらいのお気に入りです。

お鍋や炊飯器にポンと入れて混ぜて炊くだけ!というのが私にとっては画期的でした。
それまで使っていたパウチのものは、慎重に封を切って、最後の一滴まで絞り出して、生ごみ用のビニール袋に捨てて‥‥と、案外手間がかかっていたんですよね。
こちらは手も袋も汚れず、本当に楽ちんです。

そしてフリーズドライには、嬉しい特徴がもうひとつ。本体に水分を含まないので、ふんわりと炊き上がるんです。炊き立てはもちろん冷めてからもおいしく食べられるので、お弁当にも重宝します。

はじめて使った時は、「フリーズドライって具があんまり入ってなさそう」と勝手なイメージがありました。いざとなれば自分で具材を足そうとあれこれ考えていたのですが、実際に食べてみると想像以上に具だくさん!そのままでも十分満足感があります。

ちょうど一膳分が入る曲げわっぱに入れると、見た目にも楽しく豪華に見えます。
おかずがなくても、少しの副菜を添えるだけで様になるのが嬉しいところ。

その日に食べきれなかった分は、焼きおにぎりやお茶漬けにアレンジして、翌朝に楽しんでいます。


左:ゆず香る国産真鯛の鯛めし 右:出汁をきかせた国産豚の豚めし

味は「ゆず香る国産真鯛の鯛めし」「出汁をきかせた国産豚の豚めし」の2種類。

どちらも素材の味がしっかり感じられておいしいのですが、特に私が気に入っているのは豚めしです。主役になってくれるしっかりとした味わいで、おかずが少ないときや、お腹の空いたときに頼りになります。

鯛めしは、あっさりとした中に鯛の旨味と柚子の風味を感じる上品な味。いつもの食事にプラスして華やかさを出したり、少し特別な日にもおすすめです。

ぜひどちらも試してお気に入りを選んでくださいね。

サクサクとろりであたたまる、器ひとつでつくるパイシチュー

突然やってきた冬の気配。かじかんだ手に季節の移ろいを感じ、少しだけ寂しさを覚えるこの頃。そんな時には決まって、あたたかいシチューが食べたくなります。

大きめのお鍋で一度にたくさん作ることもありますが、最近は1人サイズのスープボウルを使うのがマイブーム。直火対応の「伊賀焼のスープボウル」は、コンロの上に乗せて調理をして、そのまま器として食卓に並べることができます。

このスープボウルを使うことで、食べたい分だけ手軽に作れるようになり、後片付けも楽になりました。丸くて小さいスープボウルがコンロに並ぶ姿も可愛くて癒されます。元々大好きなシチューですが、これまで以上に登場回数が増えました。

さらにパイシートをのせてこのままオーブンへ。市販のパイシートを使えばパイシチューも簡単にできると知ってからは、よく作っています。工程ごとに違う器に移さなくていい分、洗い物が少なく済むのも嬉しい点です。

パイが膨らむのを待っているわくわくした時間も、この季節ならではの楽しみのひとつ。

サクッとパイをやぶると、中にはとろりとしたシチューが。

熱々の器でいただく特別感が、心まで満たしてくれます。

簡単なのに見栄えがするので、我が家ではクリスマスなど特別な日にも作っています。ぜひお試しくださいね。




あたたかい食卓が恋しい季節。

お鍋にグラタン‥‥。他にもたくさん“冬の愉しみ”がありますよね。自分なりにお気に入りのレシピや道具を見つけて、季節のおいしさをもっと味わいたいと思います。



<掲載商品>
「フリーズドライで手間なく簡単」産地のごはん 冷めてもおいしい炊き込みご飯の素
ごはん粒のつきにくい一膳曲げわっぱ
伊賀焼のスープボウル
瀬戸焼の小皿
食洗機で洗える木のスプーン スープ用


<掲載特集>